アクションカメラは面白い
マジェスティを買って、この日(11月20日)でちょうど4か月が経過した。
当初から、「ドライブレコーダー」的な意味合いも込めて、アクションカメラを前方に取り付けてツーリングシーンなどを撮影してきた。
当初、
・アクションカメラはそれなりに高価だが、その金額に見合う価値があるのか。
・その上で、どれだけ自分を楽しませてくれるか。
・そして、パソコンなどでの編集作業が自分にできるのか。
など、疑心暗鬼だった。
だけど、今ではいい買い物ができたと思っているし、編集にも慣れた。
何より、さっき走ってきた道や風景をすぐに振り返ってみることが出来るのが楽しい。
しかし、大きな問題ではないが、たった一つだけ課題があった。
前の防風スクリーンの内側から撮影することによって、記録した映像の鮮明度が少し下がるのと、スクリーンが湾曲していることで画像の一部が乱れることだ。
また、スクリーンに雨や汚れが付着した時、オートフォーカスのこのカメラの焦点が機能しすぎる。つまり、目の前の水滴に焦点を合わせるため、前方がぼやけて写っていないという致命傷が生じることもある。
雨の日は走らないのでほぼ問題ないが、その他の問題を解決したくて、以下の取り組みをしてみた。
① カメラアームを長く可倒式のモノに変え、スクリーン上部まで伸ばす。
② スクリーン上部に穴あけ加工をし、ここでアームの先に取り付けたカメラを固定する。
さてこれでうまくいくのか、早速検証してみたい。
前日から曇り空で、この日は雨雲が近づくという天気予報だけど、何とか走ってみたくなった。
雨雲レーダーと睨めっこの結果、京都東山へ
雨雲が自宅周辺に近づいてきているので、巡礼(寺社の参拝)は無しにして、近隣を少し走ってみるか。
それともイチかバチかで、比較的近い寺社を目指すかで迷ったけど、濡れる時は一緒なので後者を選択した。
行き先は、京都・東山にある御寺 泉涌寺とその境内にある西国三十三カ所の第15番・今熊野観音寺の二ヵ所。
いずれにしても同じ場所にあるので、バイクを停めたら後はこれらの二か寺を歩いて回ることが出来るだろう。
なお、この二か寺とも距離が近い「東福寺」の参拝も目論んでいたが、東福寺は紅葉のメッカとして有名で、参道周辺は人が多すぎてこちらは断念した。
さて自宅から泉涌寺までは44kmで、ナビが示す所要時間は一般道走行で約1時間半。
急ぐ旅でもないし、高速道路は怖いので、迷うことなく下道を選択。
雨は何とか降らないでいてくれているが、どんより感はハンパない。
東福寺と違って、こちらの泉涌寺は、人出は少ないようだ。東福寺には有名な回廊(というか廊下)があって、そこから見える紅葉は京都の有名な紅葉の中でも屈指の存在だと聞いたことがある。
境内をゆっくり歩いて伽藍を拝観するものいい
今日はこの泉涌寺(と、今熊野観音寺)だけが目的の場所になった。
思えば、四国遍路にしても西国巡礼にしても、1日の中で複数の寺院を訪ねることが多い。
そして、そういう時は先を急いでしまう事も多く、境内を隈なくゆっくりと拝観することなどあまり無いことだ。
今回は、夏に行った高野山以来の事だが、広い境内をゆっくり拝観させて頂いた。
特に紅葉のシーズンだけに至るところで色とりどりの木々を見ることが出来た。
こんな機会は今までもあったはずなのに、勿体無いことしてきたなあとちょっと後悔しながらの散策となった。考えてみれば、バイクに乗って機動性良く一人で気軽に出かけることなどこれまでに無かったことだ。
これから寒くなるから、遠出は難しくなるのかもしれないけど、ちょっとバイクで出かけてご本尊に手を合わせながら境内をゆっくり散策する。今年の冬はこんな風に過ごしてみるのもいいなと感じた今回のプチツーだった。
あくまで自己満足だけど、今回のカメラアームの付け替えをやって正解だったと思う。
これまでスクリーン越しに映っていた景色が直接録画されている。画面の左右も歪んでいない。これには感動した。
このことにもっと早く気づいて四国遍路ツーリングの時にやっておけば良かったと思ったくらい。
カメラアームはAmazonで1000円くらいで買えたし、スクリーン上部の加工(穴あけ)はプロの友達にやってもらった。固定は100均で買った結束バンドで事足りたので思ったより安上がりとなった。
一方、これまで防風スクリーンが壁の役を果たしてくれていたけど、これからはカメラがむき出しになるので飛んで来る小石や虫などの激突は気を付けなくちゃと感じている。まあ、これはどうしようもないけど。
ということで、分かりにくいかもしれないけど、今回のカメラテストもYouTubeにアップしているので良かったら観てください。
全体は7分程度で、後半の3分は泉涌寺&今熊野観音寺で撮った写真のスライドショーにしています。
(終わり)