聖地巡礼のバイク旅

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マジェスティを四国遍路の仕様にしてみた



「敬老の日が雨だったから・・・」

台風16号が去って、敬老の日は晴れると思い込んでいたら、まさかの雨。
思い込むのは自分の勝手だが、巡礼ツーリングに行くつもりだったので、それなりにショックだった。

撮り溜めたビデオを見る気にもなれず、ちょっと微睡んでいたら思いついたことがあった。
「マジェスティを四国お遍路仕様にしてみよう」

バイクを買って巡礼ツーリングをしようと考えたときから夢見ていたことがいくつかある。

それは伊勢、高野山、西国巡礼など近隣への巡礼に加え、一之宮を訪ねての日本一周と四国八十八カ所遍路。
一之宮を訪ねての日本一周は途方もない夢かもしれない。実際、佐渡、対馬、壱岐、隠岐あたりはハードルが高い。




「2回目の四国遍路はバイクで行くことに」

一方、四国遍路は6年前に一度、結願した。当時は仲間4人での車での遍路だった。
その時、四国に魅せられ、その翌々年から一人での遍路に出たもののグループでの活動とは色々と勝手が違う事も多くなった。

 ▼6年前(四国第75番 善通寺にて)
75番 善通寺05

特に、この間、四国別格霊場にも足を延ばし始めたこともあって、一人での車での遍路に限界を感じていた。
20ヵ所の四国別格霊場は、かなり細い山道を登っていくことが多いので、車では正直しんどい。
(つまり2回目のお遍路はまだ途中なのです)

そんなこともあって、バイクでの四国遍路を急にイメージするようになった。
10月の中旬に氏神様の秋祭りがあるので、今から約1か月間の週末の自由度は限られるが、その後は四国遍路(再開)に出てみたいと思っている。



「バイクでの四国遍路における課題」

ところで、バイクで四国遍路に出るために工夫しておかなければならないことが一つある。
それは金剛杖をどうするか、である。

お遍路さんにとって金剛杖は自分自身より大切なもの。

金剛杖は弘法大師の化身であって、同行二人という言葉もあるくらい、遍路という修行に同行してくれる重要なパートナー。(お大師さんをパートナーと呼ぶには些か問題ありかもしれないが)

その金剛杖をバイクで持って行かなくてはならない。


ビッグスクーターだけにその他の荷物は問題なく積めるだろうが、金剛杖は140㎝近くあるのでかなり工夫しないといけない。
そこで、ネットで調べてみた。

バイクでお遍路なんていくらでもいるだろうから、参考にできる写真の一つや二つくらいあるだろうって思っていたら、これが意外と無い。

単純に背負う人やタンク下から真後ろに突き出して括り付けている人もいる。
スーパーカブの人はフロントフォークに括り付けているような感じだった。

どれも凄い。しかし、自分のイメージとはかなり異なる。



「釣り人を参考にしたらプランが見つかった」

色々考えていたら、ふと釣竿をバイクに積んでいる写真が目に留まった。
「これだ!」

ということで、考えてみたのが写真のプラン。
まだ仮留めの試作品だが、概ね問題なさそう。

 ▼この2つの部品をバイクに括り付ける

遍路仕様1

 ▼こんな感じで取り付けてみた。さあ金剛杖は綺麗に収まるか?
遍路仕様3

 ▼結果、こんな感じになった。
遍路仕様4

遍路仕様5


ただし、ずっとこの状態を維持するのも問題がある。
なので、手軽に取り外しするためのさらなる工夫を考えないといけない。

でも、これで金剛杖の積載をクリアできた。
したがって、四国遍路への出発準備はほぼ整った。

秋祭りが終わったら、早速、四国へ渡ってみることにしよう。



(終わり)

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