今回は、西国三十三か所巡礼の続きで、播州清水寺、花山院、中山寺を訪ねてきた。
今回も3回に分けて書いてみたいと思う。よろしくお付き合いください。
今回も3回に分けて書いてみたいと思う。よろしくお付き合いください。
まずは播州清水寺へ
前回、と言っても数年前の話だが、兵庫県南西部方面の西国札所を訪ねた際、その日の内に行っておきたかったのが、この播州清水寺だった。
姫路から近い第27番・圓教寺、第26番・一乗寺を訪ねて、その後に加東市北部にある第25番の播州清水寺に立ち寄る予定だったが、加古川バイパスの渋滞と圓教寺へのアクセス(書写山ロープウェイ)などで予想以上に時間がかかり結局は行けなかったことを覚えている。
姫路から近い第27番・圓教寺、第26番・一乗寺を訪ねて、その後に加東市北部にある第25番の播州清水寺に立ち寄る予定だったが、加古川バイパスの渋滞と圓教寺へのアクセス(書写山ロープウェイ)などで予想以上に時間がかかり結局は行けなかったことを覚えている。
今回は、この播州清水寺から始めて、大阪への帰路に花山院(番外)と中山寺(第24番)を訪ねる予定のショートツーリング。
ロングスクリーンの効果で、高速道路に対する恐怖感が幾分和らいだので、近畿道・中国道・舞鶴若狭道を経由し、あとは県道を上る約80㎞・1時間半の行程を選択。
ちょっと雲が多い空模様で少し心配だったけど、到着直前に雨に見舞われるというアンラッキーな展開に幾分焦った。
しかし、これもロングスクリーン効果。
殆ど濡れた感じがしないまま山門に到着。
しかし、これもロングスクリーン効果。
殆ど濡れた感じがしないまま山門に到着。
▼ 仁王門
「清水寺」という名前
京都・東山の地にも「清水寺」というお寺があり、これは超がつくほど観光名所としてもメジャーな存在。
実はこの京都の清水寺も西国三十三か所の札所の一つ。
「清水の舞台」から見る風光明媚な景色と、霊験あらたかと言われる「音羽の滝」が有名だが、清水寺の名称はこの音羽の滝の清らかな水から付けられた名前と言われている。
「清水の舞台」から見る風光明媚な景色と、霊験あらたかと言われる「音羽の滝」が有名だが、清水寺の名称はこの音羽の滝の清らかな水から付けられた名前と言われている。
この播州清水寺は、京都の清水寺と区別する意味で敢えて播州(播磨の国)という地域名が冠についているが、ここも清水寺が本来の名前。
霊泉の井戸から湧き出る清らかな水に因んで清水寺と呼ばれる。
音羽の滝に因む京都の清水寺の命名と同様ですね。
境内を巡る
昭和後期に建てられ平成になって塗装が完成した仁王門を通り、少し参道を歩くとまずは薬師堂が見える。
平清盛の継母である池の禅尼が寄進したと伝わるお堂である。
▼ 薬師堂
平清盛の継母である池の禅尼が寄進したと伝わるお堂である。
▼ 薬師堂
そして薬師堂の奥には放生の池を挟んで大講堂がある。
西国三十三か所の観音様(千手観音坐像)はここにいらっしゃる。
回廊の造りが、京都の清水寺と何となく似ているような気がしたのは僕だけだろうか。
ここで、お経(般若心経と延命十句観音経)を唱え、納経帖と笈摺に御朱印を頂戴する。
▼ 大講堂
その後、80段の階段を上り、根本中堂の観音様(十一面観世音菩薩)を拝ませて頂いた。
西国の札所はどこも健脚を求めるなあ。
今も足が辛い…
▼ 根本中堂
西国の札所はどこも健脚を求めるなあ。
今も足が辛い…
▼ 根本中堂
ようやく昼食の時間
仁王門を入り、伽藍までの参道に「清水茶屋」というお土産物屋さんがある。
また、ここでは食事もとれる。
お参りを終えてここまで戻ってきたのは既に2時過ぎ。お腹も減ったので、ここで昼食をとることに。
お参りを終えてここまで戻ってきたのは既に2時過ぎ。お腹も減ったので、ここで昼食をとることに。
標高約500メートルで、雨の中を走ってきたので選んだのは山菜ごはんと山菜蕎麦のセット。
美味しかった!
そして花山院菩提寺へ
ここから西国三十三か所の番外札所の中でも別格とも言える花山院菩提寺へ向かうことにする。
この「別格」の意味はまた次回に詳しく。
ここ播州清水寺から花山院までは、約24km、50分の道のり。
雨も上がったので良かった。
次回へ続く