聖地巡礼のバイク旅

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ふたたび南紀へ! 岬めぐりツーリング (後編)

 
今日もお越しいただきありがとうございます。
早速、「再び、南紀へ」の後編をご覧頂こうと思います。
 
 
■ 青岸渡寺&熊野那智大社のあとは飛瀧神社へ
 
青岸渡寺と熊野那智大社の参拝を済ませた後は、
この参道の途中にある飛瀧神社に寄ってみました。
 
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那智の滝をご神体とする神社です。
 
自然のカタチそのものをご神体とする神社といえば、いくつか思いつきます。
まず関西では、三輪山をご神体としている大神神社(奈良県)でしょうか。
 
そもそもご神体とは、神様が宿る物体(カタチ)のことで、
大昔から、山、川、岩などをご神体としている神域は多く存在しているようです。
 
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大神神社はご神体が三輪山であることから、
いわゆる本殿は存在しないまでも立派な拝殿があります。
 
これに対して、この飛瀧神社には拝殿もありません。
 
滝の前にある鳥居越しに直接、ご神体である滝を拝むことになります。
6年ぶりに拝観したこの那智の滝ですが、やはりこの迫力には神様が宿っていると感じますね。


■ ランチタイム
 
飛瀧神社を辞したあとは、この参道途中にあるお土産物屋で昼食の時間です。
時間は午後1時過ぎ。朝食を摂ってから既に6時間超。もうお腹ペコペコです。
 
できれば勝浦まで行って海鮮モノを食べたかったのですが、
往路の迂回によって生じた時間ロスが響き、その余裕がありません。
 
もう妥協です。 

うどんでも何でも仕方ないと思っていましたが、
「まぐろ丼」の看板を見かけたので迷わず飛び込むことにしました。
 
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シングルまぐろ丼で1200円。
味はそこそこだったので、良しとしましょう。
 
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■ そして、潮岬へ
 
那智山から潮岬へは、とりあえず登ってきた参道を下り、
勝浦からさらに南下することになります。

勝浦から潮岬までは約40kmであり、一般道(R42)を走るのなら、
1時間半はかかる計算です。
 
しかし、マラソンで通れないはずの那智勝浦新宮道路の通行止めが解除されていました。
時間前倒しで通行止め解除となったことはラッキーでした。
 
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▼紀勢本線と並行するR42
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▼”岬めぐりのバス”を見ると山本コータローさんの曲を思い出します
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▼気温も暖かく、天気は最高でした
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■ 午後2時半、潮岬に到着
 
潮岬と言えば、本州最南端の地。
元々は太平洋に浮かぶ島だったところなので、360度吹きさらしです。
この日も風が強く、ゆっくり走っていても何度もタイヤが横にずれる感じがしました。
 
串本市街地から潮岬へは西と東の二つの入り口がありますが、
今回は西入り口から入っていきます。
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ここから潮岬を周遊するK41を走って潮岬灯台を目指します。
この灯台に登って太平洋のパノラマを見たかったのです。
 
▼潮岬灯台近く
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▼潮岬灯台への入り口。バイクは通行可でした
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■ 潮岬灯台から
 
海上保安庁が管轄する潮岬灯台。
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強風でカメラ(スマホ)が飛ばされないようにするのが必死だったことと、
灯台の中を登っていく階段が急&狭く大変だったことは忘れません(笑)
 
▼潮岬灯台の上から
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なお、この日のツーリングシーンを動画にまとめています。
那智山から潮岬へ向かうシーンでは、やってみたかった映像とBGMのコラボもあります。
良ければ、ぜひ。

 

 
 

■ さあ、帰ろう
 
潮岬灯台を出たのはもう午後3時近く。
その後、時計の逆回りで潮岬を一周してみました。

潮岬の西側には紀伊大島があり、今は橋で繋がっているので行ってみたかったのですが、
これをやると帰宅時間がとんでもなく遅くなりそうなのであきらめることにしました。
 
▼右手が紀伊大島。昔は串本と船(巡航船)で行き来してたようです
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結果、帰り道に選んだのは十津川を経由するルート。
 
来た道を少し戻る形になりますが、新宮からR168を北上し、
熊野本宮大社の前を通って十津川村を経由し、
さらに五条市内を抜けて葛城からは高速道路を利用します。
 
▼熊野本宮大社前を通過
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このルート、交通量が少なく走ること自体は快適でしたが、
陽が落ちると一気に温度が下がります。
 
十津川村から奈良県五条市街地に出るまでのR168では
外気温1度という表示もありました。
 
ちなみに道の駅・十津川郷で食べたこんにゃくのピリ辛おでんは、
とても美味で、冷えた体には最高でした。
 
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帰宅は午後7時半。所要時間は13時間。
1日のツーリングとしては自己最長の500kmを走った1日となりました。
 
 
南紀ツーリングは、ライディングの楽しさ、山や海の景色の美しさ、
美味しい海の幸など楽しめることが満載です。
 
そして巡礼ライダーの僕にとってはまだまだ行きたい神社や仏閣もあり、
また訪れてみたい聖地の様に感じています。
 
 
(「ふたたび南紀へ、岬めぐりツーリング」 終わり)
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