聖地巡礼のバイク旅

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ふたたび南紀へ! 岬めぐりツーリング (前編)

 
今日もお越しいただきありがとうございます。
今回は、紀伊半島ツーリングのリベンジの話を書いてみようと思います。
 

■ 10月8日の紀伊半島ツーリングの話から
 
もう一カ月以上前のことですが、10月8日に紀伊半島をぐるっと回ってきました。
そもそも本州最南端の潮岬まで行く予定はなく、モトブログ用の映像テストのつもりでした。
 
ヘルメットにカメラをマウントしたらどんな画が撮れるかを試してみたかったのです。
(結果はYouTubeにアップしていますので、宜しければ!)
 
この時は、当初は撮影テストという目的さえ達すれば、十津川村あたりでUターンして
大阪に戻る予定でしたが、熊野付近にツーリングに来ていた肝付町仲間から
ランチのお誘いを受けたので、勝浦まで行くことになりました。
 
巡礼ライダーとしては、熊野のエリアは魅力的です。
 
熊野三社(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)、
そして西国観音巡礼の第一番札所・青岸渡寺などがあります。
 
せっかく熊野まで来たのだからということで、
約束したランチの時間までにいくつか参拝できると考え、
熊野本宮大社と熊野速玉大社を参拝することができました。
 
▼10月8日 熊野川沿いの道の駅にて
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■ 名残惜しい! 前回の紀伊半島ツーリング
 
その後、ランチ場所の勝浦漁港まで行ったのですが、この時点で午後1時半ごろ。
勝浦から那智山熊野那智大社青岸渡寺がある)までは目と鼻の先です。
 
しかし、この10月8日は、秋祭りを直前に控えた地元の懇親会があり、
午後5時半までには必ず帰宅しないといけません。
 
なので、那智山へ行くのは諦めたという経緯があります。
 
潮岬がある串本の近くまで高速道路が繋がったとはいえ、自宅までは200kmの距離。
この高速道路も片側1車線の区間が長いうえに、トンネルも多いので渋滞が多く発生する路線でもあります。

予想所要時間は3時間。つまり休憩なしで走っても午後5時に帰宅できるかどうか。
とても那智山に寄っている時間はありません。
 
結果、泣く泣く那智山を諦めて帰宅することになりました。
 
 
 
■ 潮岬を回ってみたい
 
話は変わるのですが、10月8日のツーリングでは多くのライダーとすれ違いました。
この日の帰り、ちょうど潮岬のあたりに差し掛かった時、田辺方面から南下してくる
グループツーリングのライダーたちが、右折していくのが目に入りました。
 
彼らは潮岬に向かうようです。本州最南端の地として有名なこの場所には灯台があり、
その灯台から見る太平洋の景色が絶景であることは以前から知っていました。
 
「潮岬まで行ってみたいなあ~」なんて思いながら、帰宅を急いだわけですが、
これも前回の一つの名残でありました。

 

それともう一つ。

前述の通り、前回の紀伊半島ツーリングをモトブログにしてYouTubeにアップしています。
 
この動画の最後のシーンに山本コータローさんの「岬めぐり」をBGMとして
当てはめてみたらどうかとふと思いつきました。
 
YouTubeにアップした映像を音声無しで映して、バックに「岬めぐり」を流してみたのです。
結果、リコーダーで始まるイントロが見事にぴったりなのです。(自画自賛ですみません)
 

 

さすがに同じ映像でBGMだけ換えてYouTubeにアップするのはやめましたが、
ホントに自画自賛で申し訳ないのですが、ハマり過ぎるくらいハマったのです。
 
ならば、もう一度、南紀・勝浦~太地~串本~潮岬を走るシーンを撮って、
これに「岬めぐり」を当てはめてみたいという気持ちが強まりました。
 

■ そして、再び南紀
 
前回行けなかった青岸渡寺熊野那智大社参拝、そして潮岬めぐり
さらに海沿いを走るシーンと山本コータローさんの岬めぐりを重ねたモトブログづくり。
 
これら叶えたくて、再度、南紀へ行くことにしてみました。
 
直前まで天気予報とにらめっこでしたが、北近畿は大荒れっぽいのに南紀は晴天の様子。
ならばもう迷うことはありません。
 
 
■ 前回とは違うルートを通りました
 
午前6時30分に自宅を出発。
早朝に出かけるときのお決まりになっている吉野家で朝食を摂って、近畿道を南下。
 
南阪奈道路・太子TG付近
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前回は南阪奈道路五條市内~十津川村~新宮というルートで南紀に向かいましたが、
今回選んだのは、同じく南阪奈道路を通るものの少し東回りに舵を取り、
吉野~川上村~北山村を通って熊野市街へ抜けるルート。
 
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途中、R169・伊勢街道の吉野町役場付近から東側の道路が通行止めになっており、
大きな迂回を余儀なくされました。
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普段、スマホでYahooカーナビを使っているのですが、
これには通行止め情報や迂回情報がナビに反映されません。
 
迂回を始めても何度も正規のルートに誘導をしてくるので、
どれが正しい道か全く分からず苦労することになりました。
 
同じことが初夏に行った九州ツーリングの阿蘇付近でもあったのですが、
ただで使わせてもらっていて文句を言うのは申し訳ないのですが、
これは改善してほしいですね。
 
 

■ 美しい紅葉に囲まれ、R169を南下
 
前述の通行止めになっていた吉野町付近ですが、
その迂回路は昔よく行ったグランデージゴルフ倶楽部の方面。
 
もう寒くてシールドのくもりが取れません。
ようやく迂回路をパスして本来のR169に戻れたのですが、この時点で大幅な時間ロス。

休憩を入れても11時過ぎには那智山に到着する予定でしたが、
那智山に到着したのは午後になっていました。
 
まあ時間のロスはあったものの、初めて走ったR169は快適なツーリングロードでした。
 
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時期的に紅葉も美しく、途中でお猿さんに出会うハプニングもあり、
吉野から熊野までの約3時間のライディングでしたが楽しく走ることが出来ました。
 
 
■ 7年ぶりの青岸渡寺熊野那智大社
 
途中で休憩したのは、熊野市に入ってすぐのところにあるファミリーマートでコーヒーを飲んだ一回だけ。
 
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この熊野市から太平洋沿いにR42を新宮市方面に進んでいきます。
 
▼熊野市大泊付近。太平洋はもう目の前
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▼R42・熊野街道
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ちなみに熊野市は三重県であり、新宮市和歌山県
お恥ずかしい話ですが熊野市は和歌山県だとずっと思っていました。

途中で新宮市にある熊野速玉大社を参拝し、さらに南下を続けます。
新宮から那智山の入り口までは、無料の自動車道があるのですが、この日は通行止め。
 
那智勝浦新宮道路の入り口・マラソンの為に通行止め
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市民マラソンがあったようで、その影響です。
この日は迂回の連続でした。
 
那智山への登山道
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結果、さらにR42を下って12時過ぎにようやく那智山に到着。
この那智山を登っていくとまず目に飛び込んでくるのは、飛瀧(ひろう)神社の鳥居です。
 
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飛瀧神社那智の滝をご神体(ご祭神は大己貴神)とする神社なのです。
拝殿や神殿はなく、滝がその代わりになっています。

さて、ここは後ほど参拝させて頂くこととして、青岸渡寺熊野那智大社を目指します。
なお、青岸渡寺熊野那智大社は鳥居一つを挟んで隣接しています。
詳しいことは分かりませんが、神仏習合の一つの形なのでしょうね。
 
▼参道は団体客で大賑わい
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▼こんな人達も。義経静御前のコスプレ?
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前回ここを参拝したのは、平成22年つまり7年前の事。
ちなみにこの時は、西国三十三所巡礼の第一歩を踏み出したときでした。
 
青岸渡寺熊野那智大社への参道入り口
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■ 到着、そして二回目の西国巡礼へ
 
今年の夏に西国三十三所巡礼を結願できたのですが、その第一番札所がここ青岸渡寺
今回、ここに来た理由の一つはお礼参りです。
 
青岸渡寺 本堂
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▼境内から見える那智の滝
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時間がかかりましたが何とか西国巡礼を終えることが出来たので、
そのお礼にここを訪れたいと考えていました。
 
しかし実際に来てみると、不思議なことに「もう一回巡ってみたい」という気持ちが
急に湧き出してきました。
 
実は第33番の谷汲山華厳寺を参拝し終えた時は、
もう来ることはないという気持ちも強かったのですが・・・
 
妻の実家の両親に西国巡礼の納経帖と笈摺をプレゼントすることを目的に
再びを目指すのもいいかなと思いながら、山を下り始めた時、
那智の滝の方向に虹がかかっているが見えました。
 
那智の滝方向に架かった虹(見にくくてスミマセン)
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やっぱり観音さんがもう一回おいでって言ってくれているようなそんな感じがしましたね(笑)
 
さて、このあと、前述の飛瀧神社をお参りした後、
今回のツーリングのもう一つの目的である潮岬を訪ねてきました。

このことは後編に書こうと思っています。
今回も最後まで読んで頂き有難うございました。
 
(後編へ続く)
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