こんにちは。
今日も巡礼リターンライダーのブログにお越しいただきありがとうございます。
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久しぶりの巡礼ツーリング、西国三十三所満願の話、後編です。
■長浜より関が原を通って岐阜へ
竹生島から再上陸し、目指すは西国満願の寺・谷汲山華厳寺。
このお寺は岐阜県の揖保川市にあります。
このお寺は岐阜県の揖保川市にあります。
▼晴天の長浜を出発
ところで、この岐阜へ向かう道はいい感じでした。
まずは伊吹山。近江富士と呼ばれる美しい山。
▼雲に隠れているけど、正面に伊吹山
▼ちなみにホテルの窓から見えた伊吹山
長浜から華厳寺までは50kmを少し超えるくらいで、1時間半の距離。
本来はここに直接向かうべきなのですが、今回はあえて寄り道します
本来はここに直接向かうべきなのですが、今回はあえて寄り道します
▼関が原古戦場の中を走る
■そして岐阜のマチュピチュへ
肝付町を一緒に走って、前日に多賀で再会したハヤブサ乗りのY氏。
彼から聞いたのが岐阜に絶景の場所があるという話。
谷汲山に行くのなら、その途中に少し寄り道してでも絶対に行くべきという場所があるとのこと。
それが揖斐川にある「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれる場所です。
▼揖斐川を渡ります
その後、揖斐川市内に入った後、谷汲山へは右折(東進)だけど、
左折して県道32号線を西へ進みます。
川沿いの美しい景色を見ながら進むと「春日郵便局」が右に見えます。
▼ここから茶畑の中を登っていきます
駐車場という確たるスペースは無いけど、空いているところに停める感じ。
地元のボランティアの方が絶景ポイントまでの道「天空の遊歩道」について説明をしてくれます。
舗装されていない急な階段などを登るので杖も貸してもらえます。
但し、協力金をいくばくかお願いされます。僕は100円だけさせて頂きました。
■相当ハードな道を登ると絶景が待っていた!
この辺り、おそらく豪雪地域だと思いますので、時期を選ぶ必要がありますが、
5月とか10月とか良い時期を選んできてほしいです。
真夏は・・・おススメしません。正直、途中で登るのをやめようかと思ったくらいです。
■そして目的地、谷汲山へ
マチュピチュを下って、県道32号を東へ戻ります。
途中から県道251で北上するのが通常のルートだと思われますが、Yahooナビはさすがの裏道好き。
いび茶(揖斐茶)の里と呼ばれる、茶畑の中を進む道を選択してくれましたが、またこれがいい景色でした。
ほどなく参道入り口に到着。
すぐに左右に大きな駐車場と土産物屋さん群が目に飛び込んできます。
ただ、真夏のこの日、また時間も午後2時ごろだったこともあり、参拝者は少なめ。
■西国満願の寺、谷汲山華厳寺
マチュピチュで体力を使い果たしていたので、西国札所特有の長い階段を上がっていくのは勘弁してほしいと心から願ったことが良かったのか、適度な参道と適度な階段でありました。
普通、御朱印は1寺院1つなのですが、ここ満願のお寺では、ご本尊、おいずる堂、満願堂の三つの御朱印を頂戴します。
▼本堂前
▼おいずる堂
▼満願堂
なので、無論、この三つをお参りし、読経を捧げます。
これにて遂に西国観音霊場三十三所の結願です。
これにて遂に西国観音霊場三十三所の結願です。
なお、お礼参りとして信州善光寺へお参りするのが慣習のようなので、
それは次回に持ち越すことにします。
お礼参りは高野山でも、四天王寺でも、花山院菩提寺でも良いという話を聞きます。
ただ、納経帖(御朱印帖)に善光寺用のページが予め印刷してあるので、
やはり善光寺にいきたいと思っています。
▼満願そばを食べて感無量
■さあ、帰ろう
6年間かけてようやく結願できた西国巡礼。
感慨深いものがあります。
感慨深いものがあります。
1回目の四国遍路を終え、その後に「では次は西国三十三所か」という雰囲気の中で始めたのですが、自分の思い通りには回れませんでした。
▼第1番 青岸渡寺
その大きな理由としては、多くの札所で拝観料が必要とか(セコイ?)、近畿地方一円に札所があるので高速道路を使って一日かけて行っても回れるのは2カ所程度とか、効率が悪かったこと等があります。
何よりも第4番の施福寺で味わった登山に近い参道の思いが、この体力無しの僕の足を遠ざけたのかも知れません。
▼第4番 施福寺からみた風景
▼第28番 正相寺
正直申し上げて、四国は何度でも行きたいけれど、
西国はもうこれで終わりにするかもしれません。
それだけに感慨深いものがあるのです。
それだけに感慨深いものがあるのです。
次回又チャレンジするか? どうする?
と自問自答しながら帰宅の途につきました。
(おわり)