昨日(1月8日)の夜、小田和正さんのライブに行ってきました。
「ENCORE!! Kazumasa Oda Tour 2019」
という名が付いたライブツアー。
このツアーでは半年間で約40万人を動員したようです。
71歳という年齢を考えると奇跡的な数字だと思います。
過去には70万人近い時もあったようだし、まあ、その気になれば100万人くらい楽勝なんだと思います。
今でもチケット取るのに相当苦労しますから(笑)
地震でこの日に延期になったライブ
オリジナルスケジュールでは昨年の6月20日に行われる予定でしたが、この2日前に大阪を襲った地震の影響で昨夜に延期されました。
ツアーは本当なら昨年の10月の横浜アリーナで終わりだったのですが、そこから2ヵ月のブランクがあってこの日の開催となりました。
つまり、半年以上待ち焦がれて漸くこの日を迎えたのです。
高く澄んだ声が神々しい
昨年5月に発売された最新曲 “会いに行く” で始まり、オフコース時代の曲から最新曲まで織り交ぜて約3時間、30曲の熱演でした。
気のせいかもしれないけど、最初の2~3曲目くらいまでは声の調子が悪いのかな?
とも思ったけれど、途中からはいつもの調子でした。
特に「東京の空」「さよならは言わない」などのサビの高音はさすがでした。
今年の9月で72歳を迎える小田さんですが、あの声は至宝です。
一切の澱みがなく、ビブラートを利かさずに昔と同じ高いキーのまま引っ張る歌い方は
ホントに神々しいという言葉がぴったりでした。
それと…
オフコースの時代は、殆どMCなど無かったのですが、ソロになってからは饒舌になりました。
トーク、めっちゃ面白いですよ。
信じられないアンコール
会場が最も盛り上がったのは、アンコールの1曲目。
サプライズでスキマスイッチの二人がゲストで登場しました。
そして、せっかく来たんだから1曲歌え!ってことで、「全力少年」を演奏。
小田さんと大橋さんが歌って会場内を回り、常田さんが中央でピアノを弾くという豪華演出。
そして、この曲の前に小田さんが「この曲の時間だけ、写真も動画も撮影OK」と信じられない一言。
会場は大騒ぎでしたよ。
「撮るのは良いけどSNSにアップするところまでは許可していないよ」という事かも知れないので、数枚だけアップしておきます(笑)
アリーナの良い場所に席が取れたので、無茶苦茶近くで拝顔させて頂きました。
きっとまた会える
昔の小田さんのライブと最近のライブとで大きく違うのはメッセージ性だと思います。
最近は
「みんなに会いに来たよ」
って感じのメッセージが凄く伝わってくること。
それは、僕には小田さんなりの使命感のように感じます。
20年前に小田さんは大きな交通事故に遭いました。
自分で車を運転している時の自損事故のようですが、一命をとりとめたというレベルの大きな事故だったそうです。
その時、多くのファンが小田さんに
「生きていてくれただけで本当に良かった」
と異口同音にメッセージを送ったそうです。
そのメッセージを読んで、ものすごく感動して、”ファンが自分をどう思ってくれているかが分かった”とインタビューで語っていました。
観客席の中に「花道」を作って、その中で演奏し、歌うことを始めたのはそれ以降の事です。
ファンのそばに行きたい、
みんなの近くで歌いたいと思ったそうです。
今や、小田さんのライブではお馴染みになったご当地紀行も「この日の為にここへ来たよ」というファンへのメッセージなのだそうです。
ツアータイトルは「ENCORE」
今回、ライブの終わりに「いつになるか分らないけど、必ずまたみんなに会いに来る」と約束してくれた小田さん。
ENCORE(アンコール)って、ライブでの追加演奏という意味合いの言葉ですが「またライブツアーをやるからねというメッセージ」だと勝手に受け止めています。
とは言っても高齢者なので、健康には絶対に気を付けて頂きたいです(笑)
そして、また会いに来てください。
いつかまた小田さんに会えるということは大きなモチベーションですから。
(おわり)