▲2019年4月19日 寝屋川市 「たこ焼き 奥山」にて
バイク情報番組「Like a Wind」ではお馴染みのAYA1000RR(アヤセン)。
今やその活動範囲を海外にも広げたシンガーソングライダー。
ベッピンさんやし、何よりアーティストとしての才能はもう素晴らしいの一言に尽きますね。
素人がプロを批評することはタブーかもしれませんが・・・
何より、彼女のボーカリストとしての才能が好きです。
正直なところ、僕はアヤセンのライブには足を運んだことがありません。
彼女の生演奏を見たのは、Like a Windのツーリングやキャンプなどのイベントの時くらい。
彼女の生演奏を見たのは、Like a Windのツーリングやキャンプなどのイベントの時くらい。
つまり無料のライブしか行ったことないってことです。ゴメンナサイ
▲2017年7月 鹿児島県肝付町にて
肝付町ツーリングの時を除けば、彼女と話をした機会もそう多くあるわけじゃありません。
こんなエエ加減なファンの僕ですが、でもその後もイベントなどで顔を合わせると、「こんにちは」って言ってくれるのが嬉しいです。
そんなアヤセンが、4月第二週と第三週の週末3日間は、大阪の寝屋川市で仕事をしていました。
それは、数十年間、地域に愛され続けた“たこ焼き店”のクロージング(完全閉店)を担う為でした。
その場面にちょっと参加してきたので、今回のブログはそのレポートです。
「たこ焼き 奥山」が完全閉店
「たこ焼き 奥山」
知る人ぞ知る、大阪・寝屋川市にあるたこ焼きのお店です。
このお店は、アヤセンのおじいちゃんが40年の長きに亘って経営してこられたたこ焼き店。
残念ながら、この4月21日を以て完全に閉店しました。
この「たこ焼き 奥山」は、京阪電車・香里園の駅から南西側へ向かったところ、
R170 (外環状線)のガード下トンネルを超えたところにある「トンネルのたこ焼き屋」として地元では知らない人はいなかった存在だそうです。
▲このガード下トンネルの向こう側が京阪・香里園駅
しかし、経営者のおじいちゃんが昨年?の夏に交通事故に遭われて、
その後の体調の問題とかもあって、ご家族で色々と話し合われた結果、閉店と決まったそうです。
お店のラストは最愛の孫娘が
アヤセンのブログなどで読んだ限りでは、おじいちゃんはまだやる気満々だったそうです。
でも、やはり体調の問題があり、無理してほしくないのが家族の心情だったのでしょう。
色々と葛藤があったようですが、この度、完全閉店することを決定したとの事。
とは言え、40年の長きに亘って地域に愛されたお店。
なので、閉店に際しては、地元にしっかりお礼を言いたいし、そして最後のたこ焼きを食べに来て欲しい!ということで、今回の2週間・6日間のさよなら営業となったようです。
そのラストを飾るには、最愛の孫娘・アヤセンが店に立つことになったようです。
このことはSNSでも情報発信されていたから、当然、ファンとしても知ることとなって、それはそれでちょっとした話題になってました。
予約しないと買えない!
僕は、このラストイベントの期間、つまり4月12日~14日、そして4月19日~21日のいずれかの日に行こうと思ってました。
結論から言うと、4月19日(金)つまり 閉店の2日前に行ってきたのですが、その前週は地元のお客さんに加え、アヤセンファンも大挙して行ったらしく、かなりの行列になったようで、予約販売のような形になったとの事でした。
たこ焼きって、焼き上がるまでに結構な時間がかかります。
この店の場合ワンパック10個なので絶え間なく生産できても追いつかないですよね。
予約制になったり、待ったりするのは当然仕方ないことですね。
しかし、300円@ワンパックとは、最近の大阪のたこ焼き相場を考えるとべらぼうに安いですよね。
お店の側としては、地元の方々にしっかり買って頂きたいし、急に来る(初めて来る)ファンのためにも一定数を確保したいという環境の中での工夫の結果が予約販売だったのでしょうね。
しかし、予約しないと買えないたこ焼き屋は、長く大阪人を続けている僕でも聞いたことがありません。
皆さん、このたこ焼きへの別れを惜しんでいるんですよ。
それだけ地域に愛された人気のたこ焼き店やったということですね。
それだけ地域に愛された人気のたこ焼き店やったということですね。
そして、寝屋川へ
「行ってもすぐに買えないかも」ということをツーリング仲間から聞いていたので、何とか平日に行きたいなと考えていたら、幸いにも4月19日(金)に時間が空いたので寝屋川まで行ってみることにしました。
そして迷いながらも午後2時前に現地到着。
店の前までバイクで来たら、奥からアヤセンが手を振ってくれたのでここだと確信できました。
お土産のビールを渡して、カウンター越しに「買えるの?」って聞いたら、「少し待ってくれれば」と快諾してくれました。
もしかしたら気を遣ってくれたのかなと思いながら、丁寧に対応してくれたことが嬉しかったですね。
結局、30分ほど待って3パック購入することができました。
時間あたりの焼き上がり量が決まっているので、時間帯ごとに販売できる量も決まります。
偶然、予約の少ない時間帯に行ったことがラッキーだったようです。
チームアヤセンはすごい
僕が注文したたこ焼きが出来上がるのを待っている間、なんと茨城県からファンの方が来られました。
新幹線に乗ってここまで来たそうです。もうこれは驚きと言わざるを得ません。
そのファンの方と少しお話をさせて頂いたのですが、アヤセン大好き!のオーラが出てましたよ。
さらに驚いたのは、この方は15分くらいの現地滞在で帰って行かれた事。
たった15分でもアヤセンを応援に来るとはマジで恐れ入りましたよ。
この方以外にも地方からも、もちろん地元関西からも、このラスト営業の6日間、多くのアヤセンファン(チームアヤセンのメンバー)が来られていたようです。
6日間で5日間も来た方もいたようですよ。
僕はなぜか、チームアヤセンの皆さんとSNSで繋がっていて、ツーリングなんかにもよくお誘いを頂きます。
未だに参加できていませんが、仲良くして下さるので、本当に感謝しています。
その皆さんの動向はツイッターなどを通じて知っていたのですが、ホンマに凄い行動力だと思います。
チームアヤセン、ホンマに恐るべしですね(^^)/
たこ焼きはテイクアウトで
「たこ焼き 奥山」を出たのが、午後2時半ごろ。
ちょっと寄り道したこともあって、帰宅時間は3時をかなり回った頃でした。
アヤセンが焼いたたこ焼きはそのままでも当然美味しいのでしょうが、たこ焼きと冷たいビールは最高のマリアージュ。
平日、しかも昼間ではありますが、もう食べることが出来ないたこ焼きを食べるのだから、最高のセッティングで食べたい。
ということで、プシュっとやりました。
焼きあがってから1時間を経過してもまだ温かいたこ焼きと冷たいビール。
粉モンは大阪人のソウルフードとか言うけど、たこ焼きは粉モンのThe KING of Kings。
もうサイコーですよ。
このたこ焼きの味を一言でいうと、
まさしく、レジェンダリーな大阪のたこ焼き。
こういうのが美味いのです。
僕らは幼い頃からこんなたこ焼きを食べて育ったんです。
個人的な感想を言わせて頂くと「たこ焼き 奥山」のたこ焼きが、大阪のたこ焼きの代表形。
間違いなくそう思います。
今では、色んなたこ焼き屋さんがありますが、昔はこんなたこ焼きを食べさせてくれる店が、大阪の各町には必ず一軒はあったものです。
お世辞抜きで大感動ですよ。
トンネルのたこ焼き店よ、永遠に!
さて、このブログを書いているのは4月21日の夜。
ちょうど、「たこ焼き奥山」が40年の長い長い旅を終えた頃です。
ツイッターで、閉店直後にアヤセンとおじいちゃんとが写っている写真を見ましたが、二人ともエエ顔をしていました。
僕はたった一度しか、この店のたこ焼きを知りませんが、焼き上がるのを待っている間、地元の皆さんが買いに来ている姿を見て、この店がいかに愛されていたのかを瞬時に悟ることが出来ました。
お店は無くなっても、地元の皆さんの記憶には残り続けることでしょうね。
おじいちゃん、そしてアヤセン、本当にお疲れ様でした!
おじいちゃん、そしてアヤセン、本当にお疲れ様でした!
末尾となりますが、アヤセンのおじいちゃんがいつまでもお元気で長生きされることを願ってます。
追伸: YouTubeも見てね
このブログで書いた模様をモトブログにしてみました。
良かったら観て下さい。
最後まで読んで頂き有難うございました!
(おわり)