今回もご訪問ありがとうございます。
怒涛の勢いでブログを更新していますが、飽きずに読んで下さっている方に心からのお礼を申し上げます。
さて、ブログ「大隅半島モニターライダーの旅」はVOL.5です。
志布志バーガーのあとは、大隅半島北部の曽於市(そおし)へとやってきました。今回はその「曽於特集」ということで、森林の中の美しいスポットを紹介します。
曽於街道は爽快だった
曽於市は大隅半島の最北側にある自治体ですが、地域としてはかなり広く、また大隅地域では唯一海に面してない自治体でもあります。
今回のツーリング初日の午後は、その曽於市にある名所・溝ノ口洞穴やその周辺のスポットを訪問してみたいと思います。
改めて申し上げると、曽於市は大隅半島の最北部にありますが、今から向かう溝ノ口洞穴や悠久の森はそのさらに北部で、宮崎県都城市に隣接した場所です。
志布志から溝ノ口洞穴へは約45kmの距離で「都城志布志道路」という無料の自動車専用道を用いると1時間もかかりません。
ただスーパーカブ110の僕は、県道63号や「そお(曽於)街道」と呼ばれる広域農道をほぼまっすぐに北上していくことになります。
それでも距離は自動車専用道ルートと同じくらいで、所要時間も10分ほど多くかかる程度です。
11月5日は土曜日でしたが、県道も曽於街道も空いていて気持ちよく走ることが出来ました。
そう、"曽於街道(そおかいどう)は爽快道(そうかいどう)"だったのです。
霧島が美しい
この道を走っていて感動したのは、その途中のところどころで見えた「霊峰・霧島」。
さんふらわあの船名にも採用された霧島は、鹿児島県と宮崎県とに跨る標高1700メートル級の火山群です。
この写真を撮ったところから霧島までは、直線距離で10km以上あります。
写真では、霧島は遠くにしか見えないですが実際はかなり近くに見えていて、西に傾きかけた太陽の光が、霧島の山肌のコントラストを演出しているようでした。
とても美しかったです。
機会があれば、いつかは霧島まで足を延ばしてみたいと思います。
溝ノ口洞穴
2019年に参加させてもらった「大隅ええとこマップ企画」の時、一緒に参加したライダーさんの意見では、佐多岬、パノラマパーク西原台、そして溝ノ口洞穴がベスト3の人気スポットだったと記憶しています。
そして、溝ノ口洞穴はLike a windでも何度か紹介されています。
【バイク女子旅】ライダー3人で行く鹿児島グルっとツーリング!【1日目】真っ暗な洞窟でついに本性をあらわにする。 - YouTube
無論、僕も以前から気になっていたスポットでしたが、曽於市はこれまでの大隅半島の経験の中で唯一足を踏み入れたことの無い地域でした。
Like a wind聖地として、またしげっちジャンプの聖地(後述)でもありますから、ぜひここへは来たいとずっと思っていました。
神秘なスポット
JR日豊本線の北俣駅(財部町)の踏切を渡って山の中へ入っていくと、徐々に道が狭くなり、車同士だと離合が困難な場所がいくつもあります。
そして、携帯の電波も怪しくなってきます。
この後、溝ノ口洞穴の手前数百メートルのところで携帯の電波は全くダメになり、ここからのTwitterやインスタグラムの投稿や、次の行先のナビ検索もできなくなりました。
(上地図では、溝ノ口洞穴から三連轟の滝の付近は携帯の電波が極めて微弱)
近くには民家・学校・郵便局もあるのですが、やはりパワースポットならではの神秘の力なのでしょうか。
それでもなんとか辿り着いたのが午後2時半頃。その時点での訪問者は僕だけでした。
空は木々の間から見えるものの、時間的に太陽の光も差し込んでいないし、空気はひんやり。
雰囲気は神秘的でもあり、ちょっと怖い感じもします。まさしくパワースポットという感じです。
なにより、洞穴に入るとその先は真っ暗で何も見えません。
携帯電話の懐中電灯機能を使ってみても焼け石に水状態で、溝ノ口洞穴の全長(奥行きのことかな?)は209メートルだそうですが、とてもそこまでは行けません。
結局は入り口から30メートルほど入ったところでそれ以上進むことを諦めました。
ただ、洞穴の奥から入口の方を向いて写真を撮るとこんないい感じになるのです。
次回、機会があったら朝の光が差し込むときに来てみたいですね。
とにかく「神秘的」という言葉がぴったり当てはまる場所でした。
ここは強くおススメしたい大隅半島の観光スポットです。
しげっちジャンプの聖地
もう少し溝ノ口洞穴の話を続けます。
実は、ここ溝ノ口洞穴は「しげっちジャンプ」発祥の地なのです。
(この下の写真はしげっちのTwitterから勝手に拝借しました。お許しを願います)
しげっちジャンプとは、このように両足を広げて真上に高く飛び上がることをいいます。(ちなみにこの高さにはなかなか到達できません。しげっちは凄いです)
そして、かすみんが、ラ族(コアなLike a wind視聴者のこと)が、Like a windのロケ地を訪問する(このことを聖地巡礼と言います)時にこのしげっちジャンプをすることを流行らせようとしています。
ロケ地で流行らしたい#しげっちジャンプ 💨
— たはらかすみ★ZX10R★ZX25R★NSF100 (@kasumithr) February 27, 2022
みんなも是非やってみてね👍
撮影📸たはら
(たはらのロケ時忘れがちw)#ライクなう pic.twitter.com/v839P21jb3
ならば、ラ族の僕としては当然この「しげっちジャンプの聖地」で飛んでおかなければなりません。
というわけで、他の観光客が来るまでの僅かな時間で、年齢を顧みずにやってみました。
高校生の時はバレーボール部で、相手のスパイクを何度もブロックした僕も年齢には勝てません。もはやこれが限界です。
自撮りなのでこんな写真しか取れませんでしたが、ここにきて飛べたということに対しては、大いなる満足感を覚えています(笑)
溝ノ口の名所三選
溝ノ口洞穴訪問を終えたのは午後3時すぎ。このあとは、夕暮れの錦江湾の風景を見るために南西へと向かっていきます。
すでに太陽はかなり西に傾いていますが、その前に溝ノ口川沿いにあるいくつかのスポットに寄っていくといい時間帯になるようなので、
- 三連轟の滝
- 桐原の滝
- 悠久の森
この三か所に寄ってみようと思います。
ただ、前述の通り携帯の電波が届かないのでナビが使えないのが困りました。
自治体市・観光協会・携帯電話会社の皆さんには、改善をぜひよろしくお願いいたします。
三連轟の滝
まずは三連轟の滝です。
「滝が3つに連なって轟いている」という名前からして、それなりに凄い滝を予想していましたが、この時は水量が無かったのか滝そのものがどれか分かりませんでした。
大きな看板と駐車場らしきものはあったのですが、滝のある方向へ降りていく場所がいまいちよく分からないし、整備もあまりされていないようなので、ややガッカリ感がありました。
ただ、いつか機会があれば、再訪してみようとは思っています。
桐原の滝
次に立ち寄った桐原の滝は、三連轟の滝からすぐの場所にあります。
ここにも大きな駐車場があり、目立つ看板もあるのですが、滝へ降りていく場所が少しわかりづらいです。(この写真の赤い矢印のところではなく、この数十メートル上に階段があります)
ただ、滝の音がはっきり聞こえるので大きな滝であることがわかるし、階段を下りていくとこんな近くで滝が見れます。
写真ではわかりにくいので、インスタグラムの動画(2枚目です)で見て頂けばと思います。
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桐原の滝は、曽於八景の一つに数えられるスポットだそうで、巨大な“雄川の滝”、そこそこ大きな“神川大滝”などと比較すると小規模の滝ですが、写真の通りたくさんの水流がある(分岐瀑というのかな?)ので見ごたえはありますよ。
悠久の森
このエリアでの最後の訪問地は「悠久の森」です。
曽於市のHPには悠久の森についてこんな記載があります。
緑ときらめきの感動を与えてくれる森を子孫に引継ぎ、永久に残していく目的で「悠久の森」と名付けました。
森の恵みを1年を通じて体験することができ、春の若葉や秋の紅葉、そして四季折々のワラビ・アケビ・木の実など森の宝を見つけることができます。
時間の関係で、駐車場から1kmほど奥に歩いて行っただけですが、この間にこの自然の中で遊んでいる子どもたちを見かけました。都会では見られない光景でした。
僕らの幼い頃は、家の中で遊ぶ術を知らなかったから自然と外で遊んだものです。
そんな懐かしさと、自然の中で生きる尊さは「悠久」であると感じさせてくれた良き場所でした。
4か所はセットで
溝ノ口洞穴から悠久の森までは10㎞ほどの距離です。つまり、この間に三連轟の滝や桐原の滝もあります。
携帯の電波はともかく(笑)、酷道っぽいながらも道路はきれいに整備されているのでSSバイクでも普通に行けると思います。ただ、落ち葉が多いので雨の日やその直後などは走行に気を付ける必要があります。
溝ノ口洞穴が有名なので、ここへ行くライダーさんは多いと思いますが、ぜひ三連轟の滝、桐原の滝、悠久の森などへも寄ってみてください。
この辺りは、夏でもかなり涼しそうですし、近くにキャンプ場もありますので、キャンパーライダーにはぜひ訪れてもらいたいエリアです。
それと、このような神秘的な森林の中ですが、この辺りはトイレがそこら中にあることは特筆したいです。これは本当にありがたいと思います。
ということでVOL.5はここまで。
このあとは、曽於市を離れ霧島市を通過して、垂水市を目指します。
次回は、「夕陽を浴びた美しい桜島」をご紹介したいと思っています。
まだまだ続きますのでよろしくお願いいたします。
(つづく)
ありがとうございました!