こんにちは。今日もよろしくお願いします。
しまなみ海道ツーリング第3話は1泊した播州赤穂を出発し、しまなみ海道を目指して西へと巡礼2号を走らせるところから話を始めます。
重大アクシデント(笑)
1日目の宿泊は播州赤穂駅前の東横イン。
昔から出張の際によく利用したのが東横インで、ホテルフィーが安いのが魅力的である反面、部屋が狭いのが難点だという印象をずっと持ち続けていました。
しかし、今回泊まった部屋はツインだったということもあるのですが、十分に広い部屋だし、バストイレも広くて快適そのものでした。
しかも、目の前がコンビニですしロケーションは抜群。
あとはビールでも飲んでこの部屋でゆっくりと過ごそうと思った時、履いてきた靴に少し違和感を覚えました。
よく見てみると、ナイキのトレッキングシューズのソールが剝がれています。
こういう経験は実は2度目なのですが、もうこの段階でこの靴の寿命を確信。
買い替えやむなしと思ったものの、こんな時間に靴屋さんは開いてません。翌日も開店するのはおそらく午前10時以降。
出発は朝7時の予定ですし、出発後に鷲羽山の展望台へ行ったりするので、何とかそこまでは持たせないといけません。果たして、このソールはどこまで持ってくれるのか…
ロータリーミッションのギアチェンジを行う重要な左足に起きた重大なアクシデントに顔面蒼白です。
快晴なのに不安の中で出発
靴のことが憂鬱だったものの、快適に眠りにつくことができ、予定通り午前6時過ぎに起床。東横インで用意してもらった朝食弁当を食べて出発です。
さて、そのソールが剥がれた靴ですが、しまなみ海道へ向かう経路上、恐らく福山市(広島県)あたりに行けば何かしらの靴屋さんがあるだろうと期待する半面、そこへ行くまでには鷲羽山に寄って瀬戸大橋の写真を撮るというミッションがあります。
はたして、この靴にその約4時間を耐える力があるのか、その不安は尽きないまま晴天に恵まれた2日目がスタートしました。
途中、カキオコで有名な日生(備前市)を通り過ぎ、この先から「岡山ブルーライン」という道に入り南西へと進んでいきます。
原付2種の功と罪
改めて言うことでもないのですが、スーパーカブ110は原付2種バイク。
税金や保険が安いし、一般道の制限速度も自動二輪と同じというメリットがあるものの、同時に留意しておかないといけないことも多々あります。
任意保険が安い
まず任意保険は自動車保険のファミリーバイク特約に加入できます。先日、このファミリーバイク特約を申し込んだところ追い金は2,500円位でした。これは大きなメリットだと思います。
燃費が凄い
これはカブに限らずこのクラスのバイクに共通して言えることだろうと思いますが、燃費がいいですね。僕のカブはマックス75ml/L、平均でも65ml/Lくらいは行けます。
単純計算でしまなみ海道を渡り切るまでのガソリン代は1,000円程度でしょう。
でも通行禁止違反に注意が必要
一方、高速道路は勿論のこと、125cc以下のバイクでは走れない道路も多数あります。
例えば、奈良を横断する名阪国道などがそうで、こういった標識をよく見ておかないとえらいことになります。(通行禁止違反は、違反点数2点・反則金6000円)
GoogleナビやYahooカーナビは、高速道路や有料道路を使うか否かのモードセッティングがはできますが、車種がどうかまでは考慮してくれないので、125cc以下が通れない無料の自動車専用道に誘導されてしまうことが多々あります。
つまり、普段、乗用車を運転する時も、トレーサーを運転する時も通行禁止なんかを気にしたことが無い僕が、110ccのカブを運転する時の最大のリスクはここだと思っています。
岡山ブルーラインに緊張
原付バイクの通行禁止リスクについての話を続けます。
ここへ来る迄、既に神戸のメリケンパーク近くに125cc以下のバイクは通れない高架道路がありますが、Googleナビの誘導により危うくこの道を走ってしまいそうになりました。
そして、この日も日生の少し先、備前ICから「岡山ブルーライン」に入れと指示をしてきました。
もちろん、経路オプションで高速道路・有料道路は除外してあるので大丈夫だろうと思ったし、原付走行不可の標識も無かったので安心はしているのですが、なぜか言い表せない不安が残りました。
加えて、この道の制限速度は60km/hとなってますが、後ろから迫ってくるトラックは明らかにそれ以上の速度を出しています。
一方、こちらはアクセル全開でも80km/hが限界です。(すみません、違反だと分かって書いてます)
GoogleナビもYahooカーナビも、もっと柔軟な経路設定オプションを設定してもらえないものでしょうか。
この岡山ブルーラインですが、備前ICから入ってすぐに、こんなに美しい瀬戸内海の景色に巡り会えました。
しかし、アクセル全開で後ろから迫ってくるトラックに大きなプレッシャーを感じながら岡山ブルーラインを走ることとなったことは少し残念でした。
瀬戸大橋の雄大な風景に感動
さて播州赤穂を出発してから約2時間。岡山ブルーラインのストレスに打ち勝ち(笑)、午前9時過ぎ、何とか鷲羽山の第二展望台に到着しました。
この展望台からは瀬戸大橋が一望できますが、やはり全長が長いゆえにその雄大さはハンパではありませんね。
かなり大きな駐車場があったので、かなりの人気スポットなのだと思います。
ここで瀬戸大橋についてWikipediaから引用させていただきます。
5つの島の間に架かる6つの橋梁と、それらを結ぶ高架橋により構成されており、橋梁部9,368メートル (m) 、高架部を含めると13.1キロメートル (km) の延長を持つ。日本ではそれぞれ単独の橋とみなされる連続する10の橋を合わせた合計の長さは、鉄道道路併用橋としては世界最長で、瀬戸大橋は「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録にも認定されている。
そして、瀬戸大橋の形状ですが、関西空港連絡橋と同様に上階が道路(瀬戸中央道)、下階がJR線路になっていますが、このような形式の橋梁は数が少ないようですね。
なお、この鷲羽山の展望台のすぐ下あたりに、田土浦公園があります。
ここからは瀬戸大橋を間近で見ることができるので、ここもおススメですよ。
ニューバランス!
昨夜、僕を襲った重大アクシデント(スニーカーのソール剥がれ)ですが、徐々にその故障は拡大し、鷲羽山の展望台に着いた時は、左はもうつま先の部分だけで何とか本体とソールが引っ付いている感じでした。
足を持ち上げると、ソールの大部分が数センチ下に垂れてしまいます。
カブのロータリーミッションはペダルの後ろ部分を下に押し下げることでギアダウンとなります。
普段は踵でペダル後部を押し下げるのですが、靴のソール剥がれにより、一旦ペダルから足(踵)をずらしてしまうと、元の態勢に戻れなくなってしまうので、左足はずっとステップに置いたままで、つま先をギアペダルの前に、踵をギアペダルの後ろに乗せたままにしておかないといけません。
つまり、停車する際、右足は停車の直前でブレーキペダルから外さないといけないという状態で、これが大きなストレスでした。
このあと、広島県福山市の市街地に入り、そこでようやくABCマートを見つけました。
そして購入したのがニューバランスのスニーカー。
昭和世代の僕は、アディダスやナイキを買うつもりだったのですが、店員さんに勧められてこれにしました。
ちょっとお高い気もしたのですが、メッシュとスエードの色合いがよく、素材も軽く履き心地がいいし、何より足元が安定したことでストレスも解消です。
しかし予定外の出費は痛かったな~
ブログ後記
福山市のABCマートで靴を買ったのが午前11時30分。
播州赤穂を出発してから4時間でようやく広島県へと入ってきました。
この後、気がつけば尾道市に入り、しまなみ海道(尾道大橋)が目の前にありました。この時の時刻が12時半ごろ。
大阪を出てから約300㎞、一般道のみでようやくここまでたどり着けました。
ここからは、7つの大きな橋を渡り、この間、因島、生口島、大三島、伯方島、大島などを巡りながらの「しまなみ海道ツーリング」となります。
次回からは、その詳細をご紹介したいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
(つづく)
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