◎平成29年の走り初め
誠に遅ればせながら、「明けましておめでとうございます」
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
ということで、年末年始の忙しさにかまけて放置状態だったブログを再開します。
さて走り初めなんて大袈裟な話でもないのですが、先日(1月7日)、新年になって初めてマジェスティに乗りました。
正月三が日は神社・仏閣はどこも初詣の人出で一杯だろうという事で避けることにして、その結果、今日になったのですが、この正月休みの間に色々と考えたことがありました。
それは冬の間の巡礼ツーリングをどうするか、です。
西国巡礼の残り3か所は雪の降る地域なので来年の春まではお預けだと思っています。
四国遍路も高知県は回れるとして、3~4日の日程で行きたいので少し先になりそうです。
近畿と言う名称なので、範囲は広く北は比叡山、南は高野山、東は奈良、西は神戸まで札所は点在しています。
ただ、半分以上の札所は普通の関西の冬ならバイクでも問題なく行ける地域なので、暖かくなるまでに半分以上回って、夏が終わるまでには満願出来るのではないかと思っています。
それと、この近畿三十六不動尊霊場巡礼の第一番は四天王寺。
初詣の地元の氏神様と菩提寺以外にはまだどこも詣でてなかったので、四天王寺なら地元以外の初詣にもふさわしいような気がしたし。
ということでバイクで出かけてきました。
◎まずは四天王寺へ
四天王寺と言えば、我が国における最古の本格的な仏教寺院であり、どの宗派にも属さない「和宗総本山」として位置付けられています。
境内には数多くの伽藍・堂宇があり、数々の国宝や重要文化財が保存されています。
そして近畿三十六不動尊霊場巡礼の第一番に加え、四国八十八カ所の番外札所、西国三十
そして近畿三十六不動尊霊場巡礼の第一番に加え、四国八十八カ所の番外札所、西国三十
三カ所の番外札所、新西国巡礼の第一番札所、さらにおおさか十三佛霊場、大阪七福神、摂津八十八か所など数多くの巡礼地となっています。
▼鳥居のあるお寺は珍しいのでは…
◎続いて、第二番の清水寺へ
四天王寺の西側すぐの場所にあるのですが、お寺境内の東側を除く3方向は崖になっています。上町台地の地形に沿った立地と言えますね。
先日、この近くにある安居天満宮(真田信繁 戦死の地)を参拝した時に、「清水の坂」を見つけ、そしてこの清水寺を知っていたので簡単にたどり着けると思っていたのですが、前述の立地のおかげで、迷いに迷いました。
▼清水の坂・・・この右手上に境内があります
さてこの清水寺ですが、京都の清水寺との類似点がいくつかあります。
まずは、大阪市内唯一の天然の滝である「玉出の滝」から流れ落ちる清水のこと。
まずは、大阪市内唯一の天然の滝である「玉出の滝」から流れ落ちる清水のこと。
▼玉出の滝と不動明王
▼そして「清水の舞台」
どんな謂れがあるのかは分かりませんが、境内の墓地の西側、崖の上にまさしく「舞台」が設けられています。
ここから通天閣が綺麗に見えますし、昔はここから浪花の景色が楽しめたのではないかと思います。
▼下から見た「清水の舞台」
◎第3番・法楽寺
続いて清水寺から南東の方角、東住吉区にある法楽寺へ向かいます。
このお寺は住宅地の中にあるのですが、かなりの広さの境内でして「たなべのお不動さん」として親しまれています。
山門を入ると目の前に三重塔があり、般若心経を唱えて塔の周囲を回れば煩悩が消えると書いてあり、さっそくやってみました。
この時、目に飛び込んできたのが樹齢数百年は経っているであろう大きな楠。
大阪府指定天然記念物なのだそうですが、清雅な雰囲気を漂わせる霊木です。
大阪府指定天然記念物なのだそうですが、清雅な雰囲気を漂わせる霊木です。
境内には本堂(ご本尊・大日大聖不動明王、脇侍に矜羯羅童子と制多迦童子。この他、釈迦牟尼仏、如意輪観世音菩薩、地蔵菩薩、十一面観世音菩薩、大聖歓喜天)、大師堂、前述の三重塔等、多くの堂宇があります。
▼本堂
そして境内の左手奥には何とギャラリーがあり、重要文化財などが安置されています。
今回、見学させて頂いた時は、毎年奉納される「大絵馬」が展示されていました。
◎今回の最後は第4番の京善寺
法楽寺からほど近い場所に第4番の京善寺がありました。
ここが今回訪れた最後の札所です。
さて、この近畿三十六不動尊霊場ですが、参拝の証として頂戴する御朱印はバインダー式になっているのです。ちょっと珍しい感じですね。
それと、不動玉と呼ばれる本水晶の球を授与して頂けること。それぞれの寺院の名前が彫り込んであります。これを三十六の霊場にて頂戴すると「不動念寿(念珠)」を仕立てて頂けること。
この水晶の球ですが、一つ千円で少し値が張るのですが、これも巡礼の目標の一つだと思って集めてみようと思っています。
(終わり)