■ 新年のご挨拶
今頃になって恐縮ですが、新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年はバイクを買ったおかげで多くの神社や仏閣を詣でることが出来ました。
今年はより精力的にツーリングに出てみたいと思っています。
さて、昨年12月は時間に余裕がなく満足なブログ更新が出来ませんでした。
そして、年末年始のお休みの間に書こうと思っていたのですが、何かと用事があったのと、正月特有のダラダラ感が抜けず、結局は書かずじまいでした。
ブログに書きたいネタはたくさんあるので、ボチボチ書いていきたいと思います。
その書初めのネタは「西国三十三か所」の話から行きたいと思います。バイクでの巡礼の機動性の良さを改めて実感した12月29日の巡礼納めの話です。
■ 西国三十三か所も残すところ少しに
西国三十三か所は別格や番外の札所を含めると40か所近くになります。
四国遍路と比較すると札所の数は半分以下ですが、西国の場合、札所と札所との距離が長いので一度に回れる数は少なく、なので漸くここまで来れたという感じです。
今回、訪ねたのは京都市内にある「清水寺」「六波羅蜜時」「頂法寺 六角堂」「行願寺 革堂」
の4か所のお寺です。
の4か所のお寺です。
この4か所は京都市内中心部に集中しているので、まさしくバイクがあれば回りやすいと考えていたところです。
とは言え、ここまで先送りにしてしまったのは、京都市内という立地から考えて時期を選ばないといくらバイクとは言え交通渋滞や人出の多さで満足な参拝が出来ないという考えからです。
特に清水寺という京都でも屈指の人気を誇るお寺が含まれています。夏休みなど長期の休みがあるシーズン、土日&祝日、修学旅行シーズンなどは大変な人出です。
この清水寺にバイクで行くにしても徒歩で行くにしても時期を選ばないと大変なことになると思い、この日までお預けにしてしまいました。
■ 気温は5℃だったけど、防寒着は万全
この日は家を出る前から低気温であることは分かっていました。そして行き先は京都ということで余計に寒い方面へ向かうので着るものは万全にしておかないといけません。
まずは上半身からですが、この直前に買ったRSタイチのジャケットが秀逸でした。
用途は「オールシーズン」となっていますが取り外し式のインナージャケットが暖かく、アウターも防風性・保温性とも十分で、ユニクロで買ったネックウォーマーを口元まで上げておけば上半身は万全でした。
次にアンダーウェアですが、ユニクロの「極暖」タイツ&RSタイチの防寒ジーンズでほぼ問題無し。
もともと、RSタイチのオーバーパンツを持っていますが、このオーバーパンツは完ぺきな防風性と保温性を発揮してくれる一方、トイレの際には少し不便なのです。(詳細の説明は省略しますが)
そこで、最近サザキヒロシさんが紹介してくれたこのジーンズを買ってみたのですが、ちょっと半信半疑でしたが穿いてみてその秀逸性を実感。サザキさんはうそを言わなかった!
見た目は普通のジーンズなのでファッション性はもちろん問題なしなのですが、これもかなりの防寒性を発揮してくれました。
ロングツーリングで走る時間が長く、途中で歩き回ったりはしないケースならオーバーパンツがその効果を発揮してくれると思いますが、巡礼ツーリングのようにバイクを降りてから階段や山道を歩き回ることが多いなら、やはりジーンズは使い勝手がいいですね。
■ さて「清水寺(第16番)」へ
12月29日という微妙な日を選んだのは、この日まではまだ仕事をしている会社が多いだろうという安易な判断でしたが、さすがに清水寺はそれなりの人出がありました。
清水寺に向かうには、八坂神社から高台寺辺りを抜け、二年坂そして三年坂を上っていくルートと東山五条辺り(東大路と五条通の交差点)から五条坂を上っていくルートがメジャーな選択だと思いますが、僕がマジェスティで東山五条の交差点に差し掛った時には既に想像以上の車と人出で、正直驚きました。
この時、午前10時頃のことですが、しかし五条坂を上る車は比較的少なく、市営の駐車場に入るまではスムーズでした。
▼九条通から東大路に変わる辺り
▼五条坂(不思議なくらい空いてます)
▼市営の駐車場(バイクもたくさん)
ただ、駐車場から参道を少し歩くのですが、それなりの人出があり、さすがに京都屈指の観光地だと改めて思い知ることになりました。
これが正月三箇日や、春・秋の観光シーズンだったらどんな事になってたかと思うと、やはりこの日を選んで正解だったのかもしれません。
▼参道(松原通) 着物を着たカップルや外国人が目立ちました
これまで、清水寺には何度も来たことがありますが、そのすべての目的は観光でした。
時にはデートで、時にはお客様をお連れして・・・
時にはデートで、時にはお客様をお連れして・・・
今回、初めて巡礼を目的に訪ねたのですが、「清水の舞台」に立って読経する自分を客観視してみて、不思議な気持ちになったとともに、「本来はこうあるべきだ」という気持ちを改めて抱く良い機会にもなりました。
▼すごい人出の清水の舞台
▼清水寺の名称の元になった「音羽の滝の清水」
■ 続いて、「六波羅蜜寺(第17番)」へ
清水寺から六波羅蜜寺までは、歩いても行けるくらいの近さです。
三年坂を下りて八坂神社に行くより近いと思います。
しかし、バイクの場合、一旦は東大路を北上して祇園町の中心、建仁寺の横を通って遠回りしなければなりません。とは言いながらも数分で到着です。
▼祇園街を走行 右手に建仁寺
祇園町の中心部と言っても午前中だと静かなものですが、お決まりの舞妓さんもどきの観光客(だと思います)もいらっしゃって、ここが「祇園」であることを思い出させてくれます。
▼お二人の舞妓さん(もちろん、本物ではありません)
さて六波羅蜜寺ですが、六波羅と言えば思い出すのは“平清盛”でしょうか。
ここを拠点に平家の栄華を築いたことは有名ですが、この六波羅蜜寺の宝物館には数々の国宝や重文の木像と共によく写真で見かける平清盛の座像も安置されています。
(残念ながら今回の参拝では宝物館は見れなかったのですが)
(残念ながら今回の参拝では宝物館は見れなかったのですが)
▼六波羅蜜寺前にて
そしてこの六波羅蜜寺は西国の札所というだけではなく、都七福神(※京都七福神とは異なります)における弁財天の札所としても有名です。
▼都七福神の一 弁財天を祀るお堂
▼左手は平清盛の塚
▼観音さんの隣にある一願石
■ 「六道の辻」の碑
松原通りから六波羅蜜寺の方面に曲がる角に「西福寺」がありますが、その角に「六道の辻」の碑を見つけました。以前、テレビで放送していたのを少し思い出したのですが、この場所であることは記憶になかったので少し驚き写真に収めました。
六道の辻とは簡単に言うと「あの世」と「この世」との境であり、あの世への入り口を指す言葉ですが、平安時代にはこの近くに墓所があったようで、この付近(特に六道珍皇寺から西福寺の付近)を六道の辻と呼んでいるようです。
▼六道の辻の碑
▼西福寺(子どもの病気平癒にご利益があるそうです)
■ さらに「頂法寺六角堂(第18番)」へ
六波羅蜜寺を終え、祇園町の中心部(大和大路)~鴨川沿い(川端通り)~御池通り~烏丸通り等を経由して六角堂に向かいました。
昔、京童は市内の通りの名前を歌で覚えたそうです。
♫「まるたけえびすに おしおいけ あねさんろっかく たこにしき・・・」🎶
僕は昔、テレビのCMで聴いて知ってましたが、皆さんはご存知でしょうか。
「まる」は丸太町通、「たけ」は竹屋町通のことで、以下、えびす(夷川通)、に(二条通)、おし(押小路通)、おいけ(御池通)、あね(姉小路通)、さん(三条通)、ろっかく(六角通)、たこ(蛸薬師通)、にしき(錦小路通)と続いていきます。
▼川端通(鴨川の東)を北上中
さて、今から向かう「六角堂」ですが、六角通の六角は六角堂の六角ということです。
その名が示す通り、六角状に作られた建物であり、近隣のビルの上から見るとその姿がよく分かるようです。
今回、そこまではできなかったので、「Google Earth」から画像を拝借してみました。
今回、そこまではできなかったので、「Google Earth」から画像を拝借してみました。
▼六角堂の山門前にて
▼下からでも「六角」の雰囲気がありますね
▼境内にある「へそ石」 京都の中心を示す石と伝わります
▼合掌地蔵 ほのぼのとした感じのお地蔵さん達です
■ 最後に「革堂 行願寺(第19番)」へ
今回の最後は六角堂から柳馬場通を北上し、行願寺(通称:革堂)へと向かいます。
このルートは市内の生活道路なのですが、結果としてやはりバイクで正解だと思いました。
このルートは市内の生活道路なのですが、結果としてやはりバイクで正解だと思いました。
▼寺町通に面する山門
▼本堂
▼車道が近すぎてマジェスティの後部だけしか写せず…
なお、この革堂も都七福神の札所の一つであり「寿老人」を祀っています。
今回は西国札所としての参拝に特化しましたが、この都七福神は左京区から宇治市までかなり広範囲に亘って札所が点在しています。
ツーリングルートとしても面白そうなので、ぜひチャレンジしてみようと思います。
さて、これで西国札所は残すところ2カ所となりました。
第30番の宝厳寺(琵琶湖)と第33番・結願の華厳寺(岐阜県)なのですが、考えてみれば結願御礼の信州・善光寺にも行きたいので、残りは3か所ということになりますね。
場所が場所だけに冬の間は行けないだろうから、新緑の頃に行くことを目標にして今から計画を十分に練ることにします。
(終わり)