- はじめに
- 二人のシンガーソングライダー
- ツーリングルートと訪問先
- 1ヶ月前から待っていた出発の日
- 志布志港に到着
- 肝付町へGO
- 絶品ランチ@新村畜産
- ビッグ・サプライズ!
- 鹿屋航空基地へ
- 改めて平和の有難さを知る
- 今日の宿泊地へ
- 肝付町の夜を満喫
- 前編の後記
はじめに
今回は、2017年7月28日(金)~31日(月)に鹿児島県・大隅半島の南東側に位置する、「肝付町」へツーリングに行ってきたことをレポートします。
このツーリングは、バイク情報番組「Like a wind」の視聴者参加ツーリング企画に応募して参加させて頂いたもので、自分で企画したツーリングではありません。
このツーリング企画は、「Like a wind」×「肝付町」×「さんふらわあ」の共同企画で実現してくれたもので、Like a windの視聴者から抽選で選ばれた25名が参加できるというものでした。
そしてさらに・・・
この旅はロケ旅
普通のツーリング旅ではなく、この旅の模様を撮影・収録し、後日のLike a windでオンエアされます。
運がよければ「Like a windに出演する」ということにもなります。
サザキ&アヤセンがナビゲーター
このツーリングのナビゲーターは、番組レギュラー出演者のサザキヒロシさんとアヤセンのお二人。
この時、すでにサザキさんとは仲良くさせて頂いていましたが、アヤセンとは初対面となるのでとても楽しみでした。
総勢50名の大ツーリング
サザキさん&アヤセンが先頭を走り、そして参加者である関西のライダー(我々)25名がこれに続き、現地・肝付町のライダー達もこれに加わって、関係者やスタッフの皆さんを含めると50名にも及ぶ大軍団が大隅半島を駆け抜け、ご当地の素晴らしさを世界に発信するというのがこの企画です。
おもてなし度100%
さらに、往復のフェリー運賃、現地での宿泊費、食費は全て無料で参加できるという「おもてなし度100%」の夢のような企画でありました。
この企画のことを番組内の告知で知った訳ですが、「当選するわけがない」と応募前から諦めていました。
しかし、この2か月前の九州縦断ツーリングの際にサザキさんから「絶対に楽しいツーリング。応募した方がいい」と勧められて、とにかくダメ元で応募してみました。
その結果、見事に当選することができ、そして間違いなく一生の思い出に残る4日間を過ごすことが出来ました。
また、この旅に参加できたことで、僕のバイク乗りとしての人生にとてつもなく大きな素晴らしい変化をもたらしてくれました。
ということで、「神様から給わった幸運」としか言いようのない素晴らしき数日間をレポートしたいと思います。
二人のシンガーソングライダー
シンガーソングライダー(Singer Song Rider)とは、バイク乗りであり、バイクにまつわる曲を自作自演する音楽アーティストのこと。
その代表格が今回のナビゲーターを務めてくれた「サザキヒロシ」そして「アヤセン」のお二人なのです。
そして、この旅のラストでは、この旅のために二人が作った曲を我々に披露してくれるというオマケまでついていました。
ナビゲーターとしての仕事、この旅のために二人で曲を制作するという仕事だけでも大変なのに、この4日間、我々を気遣い楽しませてくれたお二人には感謝という言葉ではとても足りません。
そしてこの二人が作ってくれた「想いを乗せて」という曲は本当に素晴らしい曲でありました。(それはこのツーリングレポートの最後に紹介したいと思います)
ツーリングルートと訪問先
この壮大な「肝付町ツーリング」の詳細は、この後にゆっくり書いていくこととして、まずはその日程と内容について簡単に確認しておこうと思います。
7月28日(金)
夕方5時に大阪南港に集合。
“フェリーさんふらわあ”で鹿児島県の志布志港に向けて出発しました。
7月29日(土)
早朝に志布志港に到着し、ここからは現地のライダーさんたちも加わり肝付町を中心に大隅半島をツーリング&観光しました。
ここからの2日間のその全てが番組ロケとして収録されました。我々25名の参加メンバーはその収録に参加させて頂きました。
午前中は「塚崎の大楠」を見学し、ランチは「新村畜産」で頂きました。
午後は「海上自衛隊 鹿屋航空基地資料館」を見学させて頂きました。
そして、この日は、「高山やぶさめ館」に宿泊。夜には、肝付町の皆さんとの交流会があり、サザキさん、アヤセンのミニライブもあって大いに盛り上がった夜でありました。
7月30日(日)
朝からツーリング&観光を再開。
行先は「雄川の滝」「岸良海岸」を経て、あの観測衛星“はやぶさ”を打ち上げた「内之浦宇宙空間観測所」などを見学&ロケ。
内之浦宇宙空間観測所では、サザキさん&アヤセンがこの旅のために作ってくれた「想いを乗せて」を披露してくれてすべてのロケは終了。
そして、午後5時発の“フェリーさんふらわあ”で大阪に向け出航。
7月31日(月)
午前8時 さんふらわあ きりしまが大阪南港に着岸。
これにて肝付町のツーリングが終了。
夢のような4日間でした。
この現地での2日間のツーリングルートはこんな感じです。
では、この後は詳細のレポートに移っていきます。
1ヶ月前から待っていた出発の日
自宅出発は2017年7月28日のPM3:30。
6月20日にLike a Wind事務局からツアー当選の連絡を頂いて以来、一日千秋の思いで今日のこの日を待ち続けました。
年を重ねても、嬉しくて眠れないなんてことはあるんですね。
前夜の就寝時間は午前3時でした。
午前8時に起きて、10時に1件のアポを片付けた後、自宅に戻り少し仮眠。
でもあっと言う間に出発の時間が来て午後3時に出発。
いつも以上に慎重な運転で集合場所の大阪南港を目指します。
南港フェリーターミナル
最近、新しくリニュアルされた大阪南港のさんふらわあターミナル。
ターミナルに入場したら係員さんから「団体さんですか?」と聞かれて、偉そうに「テレビの撮影です」と答えたら、集合場所はこの奥だと教えてもらえました。
すると、すでに多くのバイクと、テレビで見慣れたLike a windのバン(ライク号)が止まっていたので、そこが集合場所だとすぐにわかりました。
そして、テレビで何度も見たアヤセンの愛車・CBR1000RRの後ろに止めさせてもらいました。
そしてバイクを降りて乗船手続きに向かおうと思ったら、サザキヒロシさんがいらっしゃったので、まずはご挨拶させて頂きました。
既にサザキさんにはこのツアーに当選したことをご報告済みでしたが、実際に南港でお目にかかった瞬間、「ああ、今から始まるんや、夢じゃなかったんや~」と感動が沸き上がってきした。
この乗船の待ち時間の間、既に番組オープニングの収録が行われていました。
遠目に見ていたのですが、何度何度もやり直しをするのですね。
1つのシーンを撮るにも大変だなあと思って収録を見学させて頂きました。
PM5:00 乗船
午後5時にさんふらわあ係員さんの合図で、一斉に乗船です。
僕としては約2か月ぶりのさんふらわあ乗船ですが、同じ年にまた乗れるとは思ってもいませんでした。
来年は新造船がデビューするという事なので、この船もあと1年くらいでお役御免だそうです。ただ、この船は日本で引退しても外国でまた活躍するようです。
さて今回の客室は、ツーリストベッド。
2か月前の志布志→大阪の時に使った個室と比べると格段にダウングレードだけど、雑魚寝を覚悟してたので、むしろ有難い感じです。
このプライベートベッドというランクの客室ですが、コンセントもついているし、一応のプライベート空間も確保されます。荷物もベッドの上に散らかしたまま寝ることも可能です。
コスパ求めるなら、おススメです。
PM6:00 出航
出航を待つ時間、デッキに上がってATC側を見てみたら別府航路の「さんふらわあ あいぼり」が停泊していました。
この2か月前には、この船に乗ったので懐かしい思いです。
今回の行先である志布志港までは約15時間かかるので、出航時間は午後6時。
まだ周囲は十分明るいです。
この時、スタッフの方から「任意ですが、出航テープ投げのセレモニーをやりますから、参加される方は8階のデッキにお越しください」とのアナウンスがありました。
無論、参加しないという選択肢はありません。
下で手を振ってくれているフェリーさんふらわあの会社の皆さんに手を振って、定刻に船は南港の岸を離れ出航しました。
テープセレモニーなんて個人で乗船した時はまずやりませんから、いい経験になりました。
そして早速みんなで記念撮影なんかもして、和気あいあいとした出航でありました。
ミーティング
この後、お風呂に入って、食事をしました。
志布志路線のさんふらわあは2か月前に経験済みなので、一応は場所も頭に入っておりスムーズです。
朝も夜もバイキング料理だけの提供だけど、いずれもコスパは悪くないです。
個人的にはカツオのタタキが美味しかったかな。
デザートなんかも充実していて、もう十分に満足ですよ。
そして、レストランが閉店した午後8時を少し過ぎたあたりで、特別にレストランを貸して頂いて我々関係者のミーティングが始まりました。
サザキさん、アヤセンさん、そしてスタッフの皆さんの紹介などがあり、全員で今回の行程を確認。
テレビ番組の収録という未経験の業界の中に入り込んだ気分になって、新鮮であり興奮した時間でした。
懇親・談笑の時間
その後はそれぞれに自由時間になったのですが、僕はサザキさんやLike a Windスタッフの方々とゆっくり話をできる機会を持てました。
嬉しかったのは、Like a windのスタッフの方々も僕のブログを読んで下さっていて、「巡礼ライダー」というハンドルネームまで覚えていて下さっていたこと。
抽選で選ばれた僕と、巡礼ライダーの僕とがこの時点で繋がったわけで、その説明をしてくれたサザキさんには本当に感謝です。
さらにサザキさんが、僕が、2015年にオンエアされた「サザキ&峰の九州ぐるっとツーリング」を参考にしたツーリングを企画し敢行したこと。そして、その際にロケ地を訪問してきたこと。などをスタッフの方に説明してくれて、そのことでスタッフの方も喜んでくれたことはさらに嬉しかったです。
計らずも貴重なコミュニケーションの場が持てた充実した初日の夜となりました。
志布志港に到着
「さんふらわあ さつま」が志布志の港に到着したのは、7月29日の午前9時少し前。
普段、太平洋ルートは波が高いので船の揺れも大きいのですが、今回は全く快適でした。
下船準備をするメンバーのみんなも興奮を抑え切れないようです。
そして、タラップを降りていく時にサプライズがありました。
現地、肝付町の皆さんが大きな横断幕とともに我々を出迎えてくれたのです。
この後、出迎えてくれた方々と一緒に大隅半島をツーリングすることになるのですが、道案内を含め色々とお世話をくださって本当に有難かったです。
スタッフ方のバイクも含めると50台近い軍団ですから、途中、信号などで隊列が崩れると大変なことになりますが、現地の方が隊列の間に入ってくれることで一台も外れることなく、スケジュール通りに移動ができました。
肝付町へGO
朝の9時とは言え、この時は全国的に暑さが増していて、しかも南国・鹿児島ということでその暑さは相当なものでした。
しかし、そんな暑さには負けていられません。
早速、到着シーンの撮影が始まりました。
恥ずかしがらずに大きな声を出し、アクションすることって結構難しいです。
やっぱりタレントさんはすごい!
この収録はすぐに終了し、いよいろ肝付町へ向けて出発します。
ツーリング隊列を前方から収録するためにこんな風に後ろ向きに乗るとは・・・さすがプロは違いますね!
最初の行先は、肝付町にある天然記念物・塚崎の大クスです。
ここは有名なパワースポットだそうで、旅の安全をお祈りしたいと思います。
肝付町ヘは大隅半島の東海岸を通って約20kmの距離で所要時間は約40分です。
途中にわざと遠回りして柏原海岸という道を通ったのですが、春にはルーピンの花が咲き誇り、黄色い絨毯のように見えるのだそうです。
そんなことを聞くと春にまた走りに行きたくなりますね。
そして肝属川を渡るとそこは肝付町でした。
「はじめまして!肝付町」
塚崎の大クス
今回のツーリングは、肝付町の名所をバイクで巡りながらロケをしていくのですが、志布志港を別にすると、第1番目のロケ地が「塚崎のオオクス」
塚崎古墳群一号墳の上に生えており、昭和15年に国の天然記念物に指定されたそうです。蒲生の大楠、志布志の大楠、川辺の大楠に次ぐ鹿児島県下で4番目の巨木で、樹齢推定1200年から1300年以上だそうです。
高さ25m、目通り幹周14mもあり、地域の崇敬を集めると共に「ほら穴がハートの形に見える」ことから、パワースポットとしても有名です。
確かに神秘的なところですし、古墳の上に立っているというのがすごいですよね。
ただ、ハート形のパワースポットというと恋愛を想定してしまいますが、既にそこには縁がなさそうです(笑)
嬉しすぎたおもてなし
この塚崎の大楠の前で、地元・前村果樹園さんがお作りになった「パッション・フルーツ・ジュース」をご馳走になりました。
実はこの2日間、想像を超える酷暑でした。
雨が降らないだけマシという考え方もあるのですが、ちょっと位降ってもエエん違うかなと思うくらいの暑さ。
そんな酷暑の下でご馳走になったジュースは、渋み、甘味、酸っぱさ、いずれも絶妙のブレンドで、本当に美味しかったです。
本当にありがとうございました(^^♪
勿論、お土産に買って帰りましたよ!
肝付町役場で休憩
まだ現地初日・午前中全体的に当初の行程よりはスムーズに進んでいるみたいで、かつ前述の酷暑のこともあり、予定にはなかった肝付町役場での休憩を挟んでもらいました。
この後、ランチタイムが組み込まれているのですが、あまりの暑さに食欲もわいてきません。
結局、クーラーの効いた役場のロビーで30分近く休憩させて頂き、この間に体調も調整でき、ようやくお腹が空いてきました。
絶品ランチ@新村畜産
この現地での2日間、たくさんの地元食材を味わう機会に恵まれました。
お世辞抜きでどれも素晴らしい味でした。
その第一号となったのが、新村畜産さんでのランチでした。
新村畜産さんの平日ランチは破格です。
たしか800円で、カレー・牛丼・サラダ・サイドメニューが食べ放題となっています。
左側のプレートには、鶏の唐揚げや牛肉ハンバーグ、鶏の刺身。サラダには人参ドレッシング。お味噌汁にもお肉がいっぱい。
そして極めつけは「牛丼プラスカレー」。これは絶品でした。
僕ももう若くもないので多くは食べることができませんが、この時ばかりはお腹いっぱい食べさせてもらいました。
実は夜の宴会では、鹿児島の黒毛和牛、たくさんの海の幸などたっぷりの料理をご提供いただいたのですが、このランチのおかげで夜の食が進まなかったという極めて残念な事態を招いてしまいました(苦笑)
ビッグ・サプライズ!
今回の参加者は関西からは25名。
一緒に船に乗ってきたメンバーとも、ここまでは詳しく話をする機会もなかったけど、ランチタイムになって漸く打ち解けるようになってきました。
そんな中、ものすごいサプライズがありました。
実は、僕の息子(大学生)の小学校時代のクラスメートが参加していたのです。
相手(その息子のクラスメート君)は、僕のことを知っていてランチタイムに僕の顔を見て「あっ」と思ったそうです。
息子の友達である近所の若者ならば、地元の秋祭りでは顔を合わせていたはず。
その子と大阪から遠く離れたこの鹿児島肝付町で会うとはなんという大サプライズでしょう。奇跡としか言いようがりません。
さっきのオオクスが繋げてくれた縁なのでしょうか。
鹿屋航空基地へ
ランチタイムもロケは行われていきます。
それを観ていて、仕事は言えサザキさんとアヤセンは大変やなあ~と感じていたのです。
一方、我々は呑気なままいデザートのアイスまで食し、暑さによる疲れと美味しい食事で満腹になったのとが重なって眠くなってくる始末。
そんな呑気な僕の雰囲気を察したのか、サザキさんがインタビューに来てくれました。
思わず目が覚める僕でしたが、その時のカットは見事にオンエアされていました(笑)
(▼右側ピンクのシャツが僕です)
さて次に向かうのは、「海上自衛隊 鹿屋航空基地」。
この鹿屋基地内にある資料館を見学させて頂きます。
今回は肝付町を中心にツーリングしていくのですが、一部はそのエリアを離れます。
その一つがこの鹿屋航空基地資料館(鹿屋市)でして、肝付町からは15kmで約30分の距離です。
改めて平和の有難さを知る
鹿屋航空基地に到着したのは午後2時45分。
予定通り順調にツーリングロケが進行しているようです。
この鹿屋航空基地は、大平洋戦争の時は特攻隊の出撃基地があった場所です。
現在は海上自衛隊の哨戒機や救難ヘリなどの基地として運用されていて、西海域の防衛を担う重要な拠点になっているそうです。
つまり、今も昔も拠点としては重要な位置づけなのでしょうね。
上の地図で鹿屋航空基地のエリアをグレーで網掛してみましたが、広大な敷地であることが分かりますね。
以前から、前から鹿児島をバイクで走る機会があれば、この「鹿屋航空基地資料館」と薩摩半島にある「知覧特攻平和会館」とは絶対に訪れてみたいと思っていました。
理由は言うまでもありませんが、今回、その一つを訪問できて本当に良かったと思っています。
ここでのロケは、入場シーンだけで、そのあとはサザキさんやアヤセンだけの収録。
僕らは単に資料館を見学させて頂くだけでしたが、そのために1時間も時間を貰えたことは本当にありがたかったです。
資料館に展示してある特攻隊員たちの遺書などを読んで、平和なこの時代に生きることができている我々は本当に幸せだとつくづく感じました。
今日の宿泊地へ
初日の訪問予定は鹿屋航空基地で終わり、この後は宿泊地の「高山やぶさめの里」へ向かいます。高山はこうやまと読みます。
ところで、関西から一緒に来た「肝付町ライダーズ」ですが、排気量ではハーレーFLHTCから国産の125ccのスクーターまで、オフ車もあればSSもあり、老若男女それぞれに、学生も社会人も。
とにかくバラエティ豊かすぎる面々ばかりで4日間を楽しく過ごすことが出来ました。
そしてタンデムも3組いましたが、その中でもこの二人が仲睦まじく、とても微笑ましかったです。いつまでも仲良くね~って感じです。
この初日ラストランで面白かったのは、ライダーの入れ替えがあったこと。
サザキさんのシャドウ・ファントムはスタッフの方が運転し、アヤセンのセンダボはサザキさんが運転していました。
肝付町の夜を満喫
この辺りは局地的にスコールが降ることが多いらしく、鹿屋市から肝付町の上空もドス黒い雲が覆っていました。
昼間は暑かったので、ちょっと位は雨に降られてもエエかなんて思ってたけど、さすがにここまで来たら雨は嫌ですね。
しかも、夜は楽しみにしていた「BBQ交流会&サザキ・アヤセンのライブ」なのです。
というわけで、高山やぶさめ館に着いたのは午後5時前でした。何とか雨は大丈夫のようです。
すごい食材に驚き!
さて、夜のBBQパーティ、そしてサザキさん&アヤセンのライブのお時間です。
まず驚いたのは、たくさんの食材(牛・豚・鶏肉、そして海老やホタテの海鮮系)を用意して下さっていたこと。
大隅半島は畜産の本場であることは知っていましたが、これはさすがにすごいってことで、Like a windのカメラさんもしっかり撮っていました。
こんな時もカメラをしっかり回すんですね。
パーティの始まり
まずは、肝付町の永野町長がお越しになり、歓迎のご挨拶をくださいました。
こちらこそ、こんな素晴らしいツーリングの旅に参加させて頂き、こんな風に歓迎の催しを設けて頂き、感謝に堪えません。
本当にありがとうございます。
続いては、Like a windの名曽野来太プロデューサーからのご挨拶がありました。
Like a windからはこんな顔出し看板を肝付町に贈呈し、今後、この看板は肝付町のどこかに置いてライダーの記念撮影に使ってもらうそうです。
さらには鏡開き。
そして、肝付町観光協会の会長さんのご発声でカンパイ。
いよいよパーティの始まりです。
このパーティの司会・進行はサザキさんとアヤセンが努めてくれました。
バイク仲間のすごいところ
パーティ会場内はこんな感じに設営して下さいました。
事前に多くの方が多くの時間と労力を割いて下さったお陰です。
本当にありがとうございます。
しかし、この24時間前までは全く見知らぬ仲同志だったメンバーが、そこにバイクがあるだけでもう何年も付き合っている仲間になってしまうところが不思議ですね。
一緒に参加したメンバーと色々と話すことが出来たことは勿論、地元のライダーさんとも情報交換ができたことが有意義でした。
シンガーソングライダーの競演
宴がある程度進んだ後は、お待ちかねのシンガーソングライダー2人の競演の時間です。
Like a windファンの立場からすると、このお二人と旅ができるってすごいことなのですが、この二人の競演が観れることもすごいこと。
この旅のために作ってくれた唄は、明日のラストの収録の際に披露してくれるそうですが、今夜は凄いライブパフォーマンスを魅せてくれました。
アヤセン
まずはアヤセンから。
「ブンブンブン」「恋のエンジン」「時速120kmの世界」などを披露してくれました。
実はこの日のアヤセンは暑さからくる体調不良でフラフラだったのですが、さすがはプロ。
この時間は、そんなことを微塵も感じさせないパワフルなパフォーマンスでした。
しかもアンコールにまで応えてくれて、Like a windのエンディングテーマだった「Ride on」を披露してくれました。素晴らしいステージでした。
サザキさん
続いては、「8耐」の8を描いたスペシャルな甚平姿で登場したサザキさん。
ステージの最初に歌う定番曲の「バイクに乗って」「花火」「シチュー」などを披露してくれました。
そしてサザキさんのアンコールは、明日(7月30日)決勝を迎える「鈴鹿8耐」のテーマソング「8耐」(これもLike a windのエンディングテーマでした)を、ピアノバージョンで熱唱してくれました。
間違いなく、ここから650km以上離れた鈴鹿の空に届いたと思います。
シンガーソングライダーズ
そして最後のアンコールは、二人で作ってLike a wind(竹田市ツーリング)で披露した「Oh! Yeah!」。
もう感動と大盛り上がりの中、約3時間のパーティは終了の時を迎えました。
大切な記念品
今回、参加者の全員に配布して下さったのがこの一合枡。
パーティの冒頭、鹿児島らしく「さつま大海」という焼酎の樽で鑑開きを行ったのですが、その美味しい芋焼酎をこの枡に入れて配布して下さいました。
もちろん、焼酎はたっぷりあるということで、何杯もお代わりを頂きました。
時が立てば終わりの時間が来ることは当然だけど、名残惜しいお開きの時間でありました。
準備して下さった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
心から深く御礼申し上げます。
前編の後記
タダで九州へ連れてきてもらって、タダで美味しいご飯をご馳走になって、そして2人のアーティストのすごいステージを目の前で味わえました。
こんな贅沢な旅って、もう経験することはないんじゃないかな。
そんな強烈な余韻の中で終えたパーティでした。
そして、高山やぶさめ館は、温泉施設が併設されています。
適度な温度のいい温泉で、ゆっくり浸からせて頂き2日目に備えました。
その中で「朝練」の話が出ていました。
なんと有志のみ朝4時に集合し、地元の肝付町ライダーさんの先導の元、肝付町の素晴らしい風景を見に行く企画が急きょ出来たのだとか。
さすがに寝不足は良くないと判断して僕は辞退したのですが、こんな素晴らしい景色の場所へ行ってきたそうです。
ここは「第十船間橋」という場所で、大隅半島でも有数の絶景ロードだそうです。
実は、2日目にここを走り、その素晴らしい景色を見ることが出来ました。
そんな話は後半で改めて。
(つづく)