聖地巡礼のバイク旅

-Leave the destination to the wind-

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名古屋モーターサイクルショー訪問記

ご訪問いただきありがとうございます。

今回は、名古屋で過ごした楽しい1日の記録です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

1年半ぶりに名古屋へ

4月6日(土)は名古屋へ行ってきた。

前回の名古屋訪問は2022年8月で、スーパーカブで行って以来なので、かなり久しぶりという感じがする。

 

今回の名古屋訪問のメインの目的は「名古屋モーターサイクルショー」に参加することだった。

モーターサイクルショーと言えば、毎年3月に大阪そして東京で開催されるツーリングシーズンの到来を告げる春の恒例イベントだが、名古屋でも開催されるようになって今年で3年目となる。

その今年の日程は4月5日(金)~7日(日)で、開催場所は「愛知県国際展示場」という中部国際空港内にある施設だ。

その愛知県国際展示場がある中部国際空港(セントレア)は名古屋市内からさらに40kmほど南に下った愛知県常滑市にある。

千葉県にあるのに東京ディズニーリゾートであるように、名古屋という冠名称ながら名古屋では開催されないところに無情を感じたのは僕だけではないはずだ(笑)

 

 

電車でGO

さて、常滑市といえば知多半島。

そして知多半島といえば、以前のライクアウインド(ツーリングナビ)でいくつかのスポットが紹介されていたので、この機会に久しぶりに聖地巡礼の旅に出てみるかとも思ったけど、今回の交通手段は電車と決めた。

それにはいくつかの理由があって、その第一は「モーターサイクルショーでは飲む」という僕なりのルールがあることだ(笑)

そう考えると、今回は日帰り旅なので車やバイクで行くことができない。

 

そして、電車で行く二つ目の理由は、近鉄の新型特急”ひのとり”に乗ってみたいということだった。

そのひのとりだが、運行開始からすでに3年以上が経過しているのに大人気が続いているらしい。

その理由を体感してみたかったし、一般車両でも新幹線のグリーン車に引けを取らず、上級グレードのプレミアムシートはグランクラス並みと聞いていたので、ぜひ一度乗ってみたいと思っていた。

自宅(東大阪市)から名古屋へ行く所要時間を考えると、新幹線を利用するのと、近鉄特急を利用するのとでは、さほどの差はない(と思う)。

しかも、近鉄利用のほうが料金が安上がりなので、よほどの急ぐ旅でもなければこちらを選ぶのが合理的だと思う。

  所要時間 料金(円) 備考
近鉄利用 3:10 7,200 プレミアムクラス利用
新幹線利用 2:40 11,000 グリーン車利用

 

 

ひのとり

さて、今回は往路・復路ともにひのとりに乗ったので、そのリポートを先にさせていただく。

まず、往路は一般車両を利用した。

少しわかりにくいが、リクライニングはバックシェル方式なので背もたれを倒しても後ろ座席の方に迷惑をかけることはない。

座席幅も広く、足元にはレッグレストもあるのでとても快適だった。

 

復路ではプレミアムシートの予約ができた。

ご注目いただきたいのはこの広さと優雅さだ。

ゆったりしたリクライニングスタイルのまま車内で過ごせるので2時間もあっという間だった。

なお、このプレミアムシートを利用する場合の加算料金は約900円だった。仮に新幹線のグリーン料金(新大阪~名古屋)はその2倍以上なので、やはりお得な感じがする。

今後も名古屋へ電車で行くときには、この「ひのとりのプレミアム車両」を利用しようと思う。

 

 

あんかけスパゲッティ

本題(名古屋モーターサイクルショーの話)まで、もう少しお時間をいただきたい(笑)

今回の名古屋旅のメインの目的は、前述のとおり名古屋モーターサイクルショーだが、他にも楽しみがあった。

その一つは、ご当地グルメを楽しむことだった。

 

名古屋のご当地グルメといえば、名古屋コーチン、手羽先、味噌カツなど様々だが、僕にとってのナンバーワンはあんかけスパゲッティだ。

これまでに出張で何十回も訪れた名古屋だが、その際には2回に一度以上の割合であんかけスパゲッティを食べてきた。

特に名駅(名古屋駅)構内にある「チャオ」というお店のあんかけスパゲッティが好きで、何度もここに足を運んできた。

特に「コートレット」と名がついたメニューが好きで、今回もランチビールとともに美味しくいただいた。

ちなみにコートレットはカツレツの語源になった言葉で、つまりあんかけスパゲッティにとんかつがトッピングされている。

ピリ辛の餡とカツレツとの組み合わせが最高に美味しい。

 

 

セントレアへGO

この日の第一のミッションだったあんかけスパゲッティを無事に終えたあとは、ようやく名古屋モーターサイクルショーへと向かう。

モタサイ会場があるセントレア(中部国際空港)島へは名鉄を利用することになる。

この路線では、追加料金がかからない普通の特急も運行されているが、せっかくなのでミュースカイという特別車に乗ってみることにした。

このミュースカイの先頭車両は展望が豊かな車両だと聞いていたので、その先頭車両の予約をしてみたのだけど、それは1200系という車種限定だったらしい。

僕が乗った電車は1200系ではなく、したがって残念ながら単なる座席指定のために450円の特別料金を支払う羽目になってしまった。

ちなみに(せこい話で恐縮だが)、ひのとりは700円でプレミアム車両に、同じ路線のアーバンライナーも500円で広く快適なシートに変更できる。関空と難波を結ぶラピートも500円の加算で上級クラスにアップグレードできる。

そう思うと、単に指定席だけの450円はかなり割高に感じた。

それでも初めて乗った電車で、初めて見る景色はそれなりに楽しかった。

着陸してくる飛行機を見ているとなぜかワクワクしてしまうのはなぜだろうか?

 

 

にぎわっている感じがしないぞ?

そうこうで、名駅から約30分で中部国際空港駅に到着した。

ここから名古屋モーターサイクルショーの会場である愛知県国際展示場までは、徒歩で数分の距離にある。

僕のように電車で来る人もそれなりに多いのか、駅のコンコースには案内看板を持った人が立っていた。これは親切だと思った。

そして、この案内に従って会場へと歩いて行ったが、ご覧の通りにぎわっている感じが全くしなかった。

これまでの大阪モタサイの経験からすると、土曜日の午後は会場内も、会場周辺も大混雑すると予想していたのだけど、周辺道路にバイクが並んでいるわけでもないし、会場周辺にも人の姿はほとんどみえない。

入り口はここで合ってるのかな?と思いつつ、内部へと進んでいくのだけど、やはり人影もまばらで賑わっている感じがしない。

「ホンマにここでやってんの?」と思えるくらいに全体的に静かな雰囲気にとても驚いた。

 

 

見て回りやすい展示ホール

というわけで、不思議な感じを受けながら、モタサイが開催されている展示ホールにたどり着いたが、入り口前にカフェスペースがあって軽食やドリンクが楽しめるようになっている。

大阪モーターサイクルショーが開催されるインテックス大阪とは異なり、来場者(いや、僕が)が望むサービスがここにはあった。

そして、館内の混雑は事前の予想をはるかに裏切って「めっちゃ空いてるやん!」という感じだった。やはり会場前の静けさはそのまま館内も同じだった。



ちなみに、大阪と名古屋とを比較してみるとこんな感じになる。

  出展数

来場者

(3日間)

内訳
初日 2日目 3日目
大阪 130 約72,800人 15,000 28,800 29,000
名古屋 100 約40,500人 7,500 17,000 16,000

これらの数字だけを比較すると、名古屋は大阪に比べて「小規模なイベント」と見えるが、名古屋の展示ホールがかなり広く感じたので、決して”小ぶり”という感じはしなかった。

ご覧のように、展示スペースが正方形に近いので、例えば時計回りに見て回ることができる。

大阪の会場(インテックス大阪の1~2号館)では左右に広い長方形であることから「左右に行ったり来たり」しなければならないことや、1~2号館の間の通路が狭いこともあり「相互の行き来」で混雑することが多いが、ここではそんなことは皆無だった。

つまり「展示を見て回るレイアウト」に関しては、完全に名古屋に軍配が上がる。

 

 

大阪との展示の違い

バイクメーカーなどの展示は大阪でゆっくり見させてもらったので、ここではその紹介はせずに名古屋独自の展示をいくつか紹介したいと思う。

 

(1)バイク系YouTuberさんたち

正直なところ、僕はバイク系YouTubeはあまり見ないので、どなたが人気のユーチューバーさんかほとんどわからないのだけど、知っているところでいうと「かなえADVさん」「茅ケ崎みなみさん」などがブースを出していた。

かなえADVさんは、Like a windのツーリングナビにも出演されているので声をかけてみようかとも思ったけど、取り巻きが多かったのであきらめた。(知り合いでもないのであえて声をかけるまでもないと思った)

 

(2)鈴鹿8耐ブース

本来、鈴鹿サーキットがある三重県は近畿地方なのだが、経済圏では東海地方に属するらしい。そういった関係もあるのか、鈴鹿8耐のブースが設けられていた。

ちなみに(どうでもいい話だが)僕は鈴鹿8耐の冠スポンサーの会社に勤めていた。

しかも僕は三重県人の血を引いている。従兄弟は鈴鹿市に住んでいるし親戚も多数いる。

なので、四日市市以北は東海エリアに差し上げるが、鈴鹿市を東海エリアに取られることには絶対に反対である!(笑)

 

(3)地元グルメの販売

これはヤラレタ、面白い。と思ったのが地元のお土産の販売コーナーだった。

特に「チータープリン」が販売されていたことにはいい意味で驚いた。

チータープリンと言えば、去年の夏にライクアウインドで紹介された知多半島にある有名店のことだ。

【女子ツー】かなえADVの愛知・知多グルメツーリング!巨大なかき氷や市場から仕入れた新鮮な海鮮丼までいただきます! - YouTube

保冷剤をつけていただけるようなので買って帰ることも考えたが、ここから自宅までの時間と、まだ途中によらないといけない場所があることを考慮してあきらめた。

巡礼ライダーは、やはりお店に聖地巡礼することが正しいのだ。

 

 

名古屋MCSの優位性

上記のほかにも、名古屋に優位性を感じたことがいくつもあった。

(1)入場料が安い

大阪では前売りが2000円、当日券は2400円というインフレぶりだったが、名古屋では前売り1600円・当日2000円で数年前の大阪での料金レベルだった。

大阪でもこれくらいでやってほしい。よろしくお願いいたします!

 

(2)休憩スペースが充実

展示ホールの入り口前にカフェエリアがあったことは前述した。このレイアウトは歩き回った体にはホントにありがたい。

また館内にも広い休憩スペースがあり、たくさんのテーブルと椅子が用意されていた。途中で腰を下ろして休むことができることはとてもありがたい。

これは大阪とは大きな違いだし、大阪でもぜひ実現してほしい。

 

(3)キッチンカーが充実

館外に出てみるとキッチンカーがずらりと並んでいることに驚いた。これはかなりの充実ぶりだと思う。(この写真の手前にもまだ数店舗あった)

大阪の場合、近くにATCがあるので、それを考慮してキッチンカーが少ないのかもしれないがそれを言うと、ここにもセントレアのレストラン街がある。

いずれにしても、どれも美味しそうだったのかなり迷ったが、結局は館内にあるカフェエリアでビール休憩をとることとした(笑)

 

(4)キッズ向け遊戯施設

来場者の中には子ども連れの方もいたが、その小さな子ども向けに設けられたのがこれ。

子どもを飽きさせない工夫は未来のライダーを生み出すことにも繋がるんじゃないかと感じた。

 

(5)館外のイベント

展示スペースを出ると、試乗会、キッズ向け走行会、そしてカスタムペイントの展示会、さらには中古車の展示など、広いスペースを利用した数々のイベントがあった。

中でも中古車の展示は面白いと思った。ここで商談が成立するかどうかは別にして、来場者の欲求を高める効果があったことと思う。

ここに来た流れで中古車ショップに足を運んだ人もそれないに多いのではなかろうか?

 

このように、(東京のことはわからないが)大阪との明らかな差別化ができていて、とても楽しかった。

出展ブース数はあきらかに大阪のほうが多いが、質の比較においても大阪が勝っていると明確に言うことができるだろうか? 答えは否だと思う。

大阪人として、また大阪モーターサイクルショーを応援する一人として、来場者を楽しませる工夫をしてほしいと感じたことは確かだ。

 

 

今回の最大のミッション

さて、今回わざわざ名古屋モーターサイクルショーに足を運んだ真の理由について述べる時が来た。

と言うほどの大袈裟な話でもないが、「この二人がいなかったら」僕は名古屋に来ることは絶対になかった。

あんかけスパゲッティは大阪でも食べることができるし、やはり飛行機に乗らないのにセントレアまで来る必要はない。

というわけで…

 

KEMEKOさん

KEMEKO CAMP & MOTOの社長・細谷さんとはもう8年くらいのお付き合いになる。

サザキヒロシさんに紹介してもらって、バイクキャンプ用品をお安く買わせてもらって以来だ。

細谷社長はとても愉快な方で、SNS(インスタグラム)ではいつもニヤリとさせていただいている。

大阪モーターサイクルショーにも出展されることと思っていたら、「申込期限を失念していた」らしくお目にかかれなかったので、この名古屋ではお会いしたいと思っていた。

ご挨拶したら「来るのは知ってたよ」と意外な一言を頂いたが、歓迎していただき短いながらもお話ができて楽しかった。

前から欲しかった「ビッグマウス」というショルダーバッグもお安く買えたし、おまけまでしてもらえた。

いずれハンターカブを買って、KEMEKOスペシャルのカスタマイズをしてみたいと思う。(これがまたカッコいいのよ)

KEMEKO Moto&Camp 公式通販サイト (thebase.in)

 

ち~よ

そしてもう一人は「ちよ(両澤ちようさん)」だ。

ライクアウインドに出演しているライクアウインジャーのメンバーの一人で別名は「ちよブラック」。

最近、番組ロケで美味しいグルメを食したときに彼女が放つ一言「おいち~よ!」が密かに流行し始めていることをご存じだろうか。

【バイクアイドル】あの名場面を振り返る、Likeawind AWARDS 2023!名場面がありすぎて一同大爆笑!? - YouTube

 

彼女と初めて会った2年前のライクラウインドGPのことや、昨年の大阪モタサイで僕のことを「じゅんれつさん」と呼んでくれたことなど、強烈な印象しかない彼女だが、実はトライアンフレディの一人でもある。

そう、あのトライアンフのPRを行うべっぴんさん軍団の一人なのだ。

SNSでこの日(4月6日)のみトライアンフのブースにいることが分かったので、これは応援に行かなくちゃと思ったことがこの日の名古屋日帰り旅につながったことは間違いない。彼女と話したのもほんの数分だったが楽しかった。

 

さて、ここで一言申し述べたい。

「ラ族の一人として、ちよがナビゲーターを務めるツーリングナビが見たいぞ~!」

 

 

気に入ったバイク

さて、全体的に長いブログになってしまったこともあるので、モーターサイクルショーに行ってきたレポートブログながら、バイクの展示の話は取りやめることにさせていただく。(バイクのことは大阪モーターサイクルショーの時に書いたので)

ただ、大阪では撮れずに後悔したこのバイクの写真だけは掲載しておきたい。

宝くじが当たれば必ず買おうと思っているバイクの一台でもあるし、上品な(?)僕にはピッタリだと思うバイクである(笑)

Scrambler 1200 | For the Ride (triumphmotorcycles.jp)

 

 

エピローグ

というわけで、主題がはっきりしないブログになってしまったが、個人的にはとても楽しい1日になった。

バイク旅はもちろんだが、電車を乗り継いでいく旅も楽しいものだ。

 

さて、今回のブログの最後に「ぴよりん」の話をさせていただく。(ぴよりんとは、名古屋名物のスイーツのこと)

僕はこのぴよりんのことは全く知らなかったが、この前夜に見たこのツイートがきっかけになり、絶対にこれを食べないと大阪に帰れないと思った。

 

これを見て、ちよへのお土産にこのぴよりんを買っていこうと思ったが、とにかく形が崩れやすいらしく原形のまま持ち歩くのはかなり困難らしい。(そのことを「ぴよりんチャレンジ」というらしい)

結局は、ぴよりんブランドのバーククーヘンをちよへのお土産として買ったのだけど、個人的にはこのぴよりんをどうしても食べてみたい。

というわけで、大阪へ帰る直前にこのぴよりんを食べることができるカフェに寄ってみることにした。

若い女の子でいっぱいのカフェに一人で入り(入店前に約30分並んで待って)、こんなのをオーダーした自分は勇気があると思う(笑)

え? 味ですか?

もちろん「おいちーよ」ですよ!

 

(おわり)

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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