聖地巡礼のバイク旅

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旅の日記「北アルプスと松本城」

「旅先」をテーマにブログを書いてみることにした

突然の事だが、バイクツーリングの記録ではないけれど、また巡礼の旅ではないけれど、旅先での思い出を書き残せたらと思いペンをとることにした。(正しくは「PCのキーボードをたたいてみることにした」というべきか)
ということで「旅先にて」というテーマでブログを書いてみる。

ところで20年勤めた会社を退職して今の仕事を始めて6年目になる。(注:ビジネスコンサルティング業を営んでいます。決して怪しくないです!)

お陰様で、住んでいる関西だけじゃなく西日本(富山・長野・静岡を結んだラインから西側)の色々な場所で仕事をさせて頂いている。

会社勤務時代も出張の機会は多かった方だが、自分で事業を始めてその範囲はかなり広がった。観光地としても有名な場所にも行けることもしばしば。
移動すること自体が好きなので、出張自体が大好きだ。



バイクやツーリングの話じゃないけど・・・

もちろん、バイクで来ることができれば言う事なしだが、出張なのでバイクでの移動は許されない。
荷物の問題があるし、リスクが付きまとうので。

しかしせっかく来たので、可能な範囲でその地方の美しい風景を写し、思い出を記録しておくのも良いのではないかと思った。

「ツーリング」じゃないけど出張先の神社や寺院を参拝させて頂くこともあるので「巡礼」というテーマには沿っているだろうし。
 
ただ…仕事での出張という主目的を忘れない範囲で。



この旅先ブログの第一回目は「信州・松本」から

さて、この「旅先にて」シリーズ(?)の第一回目は、今滞在している「信州・松本」からである。

信州には学生の頃から何度となく来ているが、4年前に約20年ぶりに今の仕事の関係で来ることになって以来、この松本には少なくとも年に1回は来る機会を得ている。

大学生の頃はスキーが全盛期で(映画「私をスキーに連れてって」の時代)、大学のサークルの友人たちと夜行バスや今は無きJRシュプール号に乗って、白馬方面に毎シーズン数回は来ていた。

スキーバスの場合、大阪から名神高速を通ってさらに中央自動車道に入り中津川あたりから国道(旧中山道)に入り北上ルートが一般的だった。




ドライブイン松本の思い出、それとユーミンの「雪だより」

朝4時ごろには「ドライブイン松本」で休憩をとるのもお決まりのパターンだった。
朝方、お腹が空いた頃に絶妙のタイミングで到着し、その時にここで食べる信州蕎麦、特に山菜入りの蕎麦が大のお気に入りだった。
 

 

そのドライブイン松本だが、今はもう無い。

よくあるケースだが、高速道路やバイパスの開通によって旧ルートが寂れ、結果、道路沿いの店舗の客足が途絶えてしまう。
利便性の向上の裏にある哀しき物語である。

ドライブイン松本を出て国道を北上すると、やがて夜明けの時間が来る。そのタイミングで、ユーミンの「雪だより」を聞くのが大好きだった。

このイントロを聞くと、白銀のゲレンデで胸をときめかせたあの頃を思い出す。

当時は付き合っていた彼女はいなかったけど、いわゆる(もう死語だけど)「グループ交際」のたくさんの思い出が、この松本~安曇野~白馬のラインには詰まっている。



国宝・松本城

松本と言えば、やはり松本城を真っ先に挙げねばならない。
現存する最古の五重六階の木造天守であり、国宝である。

以前、同市の仕事でお伺いした際、職員の方に丁寧に天守閣内部をご案内を頂いたが、やはり外観が美しい。
内濠越しに見る(写真で良く見る)天守の美しさは格別だが、それは見る場所から建物までの距離の近さと建物自体の大きさ(高さ)にあると思う。

天守閣そのもの大きさを他の城と比較すると、現存する天守同士の比較なら、松本城(25m)は姫路城(32m)に次いで二番目の高さになるらしい。

しかし、再建天守閣ながら、地元の大阪城(38m)や頻繁に目にする名古屋城(36m)と比較するとやはり小さく感じる。
言わば五重六階ながらコンパクトな天守閣が目の前にあるので、その美しさが際立っているのだと感じるのだ。
松本城3



松本城と北アルプスとのコラボ写真
以前、4月ごろに来たときは松本城のバックに冠雪した北アルプスの山々が映り、それは見事な景色だった。
 
今回、松本城には仕事が終わった午後5時過ぎに到着した。
夕陽を浴びた松本城もそれなりに楽しみだったが、やはり見事な絵が目の前にあった。
 
空のブルー、夕陽のレッド、山のグリーン、そしてモノトーンの天守閣が見事なコントラストだった。
カメラは安物のデジカメとiPhone 6だし、カメラマンはずぶの素人だがいい写真が取れたと自負しているが…どうでしょうか?

 ▼夕陽を浴びる天守閣、そして北アルプスの山々
松本城1

 ▼東側をバックに
松本城2



そして北アルプスの山々
 
バックに映っている北アルプスの山々。これを眺めることが出来るのも松本の魅力の一つ。
春先は綺麗に見えることも多いようだが、雪のシーズンは雪雲で隠れるし、夏は空気が澱んで山の頂上までは視線が届かない、というのはタクシー運転手さんの話。
 
しかし、今回は夏だというのに昨日までの台風が雨雲と澱んだ空気を一気に連れ去ってくれたようだ。
この1週間、同じクライアントでの仕事が続くのだが、写真はそのクライアントが入る建物から撮ったもの。
 
 ▼中央奥に乗鞍岳(3026m)、もっと奥には御嶽山(3067m)
中央アルプス1

 
 ▼中央やや右手の富士山のような形の山は常念岳(2857m)
   実はその左手に槍ヶ岳があるのだが、見えない。
   さらにその左手は穂高岳(3190m)
中央アルプス2




来年の5月には改めてバイクで来てみたい
逆の方向(東側)には高天原というニックネームを持つ「美ヶ原」という高原がある。
ここから諏訪の方面に向かうヴィーナスラインという観光道路があるらしい。

「バイクに乗るなら絶対に一度は来て走ってほしい」とクライアントの担当者さんが話してくれた。
 
西国三十三カ所の巡礼を今年の秋が深まるまでに何とか終えて、来年の5月ごろには結願御礼の善光寺参りをしてみたいと思っている。

その時は、ヴィーナスラインを取って善光寺に行くか、善光寺参りを済ませてからヴィーナスラインを通って帰るか、今から試案を重ねることにする。



(追伸)

このブログをアップした翌朝、改めて松本城まで散歩してきた。
同じようなアングルで写真を撮っていた時、犬を散歩させていた男性が「今日は槍ヶ岳が見えるよ」って教えてくれた。

夏のこの時期に槍ヶ岳が見えるなんて滅多にないらしい。
今朝は気温が下がったから見えたんだと。
とてもラッキーでした。

 ▼中央やや右手に「槍の先」がちょこっと見えますか?これが槍が岳です。
槍が岳


(追伸その2)

松本城近くの「四柱神社(しはしらじんじゃ)」に参拝してきた。
この「四柱」の名称は天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神を祭神とし、4柱の神を祀ることによる。
願いごと結びの神として周辺地域からの信仰が篤い。
地元ではパワースポットとして有名のよう。

朝の7時頃に行ったので、境内は静かで厳かな雰囲気でありました。

 ▼ご本殿
DSC01356

 ▼神宮遥拝所
DSC01355

 ▼一の鳥居
DSC01354






(改めて、終わり)
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