聖地巡礼のバイク旅

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さんふらわあ「端っこスタンプラリー」

こんにちは。

まだ日中は暑いですが、いよいよ10月に入りましたね。

10月は、わが地元では祭りマンスリー。コロナによる影響で、4年ぶりの本格的な秋祭りとなるので、気合が入るというよりも色々と忙し日々が続いていて、今後は月末までは週末は当該行事でほぼ全滅です(涙)

 

さて、今回のブログテーマは「さんふらわあ」

 

ともに株式会社商船三井の子会社であり「さんふらわあ」と名が付くフェリーを運航していた、東の「商船三井フェリー」、そして西の「フェリーさんふらわあ」が経営統合し、新しく「商船三井さんふらわあ」という会社が発足しました。

そして先般、その発足を記念した新しい、そしてとても面白い企画が発表されました。今回は、そのことを中心にブログを書いてみようと思います。

 

 

端っこスタンプラリー

その企画とは『端っこスタンプラリー』

 

この端っことは、本土最南端の「佐多岬(鹿児島県)」 そして日本最北端の「宗谷岬(北海道)」のことを指します。

そして、期間内(2023年10月1日~2024年9月30日の1年間)にこの二つの岬を「2隻以上のさんふらわ」に乗って訪問すると「証明書」や「豪華な賞品」がもらえるというものです。

 

詳しいことは、こちらのリンク先に情報が掲載されています。

さんふらわあ端っこスタンプラリー

 

 

しかしこの情報ページを読み込んでいくと、この企画はなかなかの強者だということが分かります。そんなに簡単に達成できるものとは思えません。

上記のフライヤーを見て頂くとお分かりの通り、「本気を見せてください」とか「達成者ゼロかも」とか「やれるもんなら・・・」など、挑戦的な文字が並んでいるのも頷けます(笑)

 

 

達成が難しいと思える条件の一つは、例えば単に「訪問する」そして「乗る」だけではダメで、「佐多岬」と「宗谷岬」の両方でのスタンプゲットは当然として、その為には異なる2隻(=異なる2航路)のさんふらわあに乗り、その船内でもスタンプをゲットしなければなりません。

 

Point

  • 佐多岬と宗谷岬の2ヶ所でスタンプをゲット
  • 異なる2隻以上のさんふらわあに乗り船内でポイントをゲット

 

そのスタンプゲットには様々にルールがあるし、よく考えてみるとこの二つの岬の間の距離は約2700kmもあります。船に乗らない距離、つまり自走距離もかなり長いです。

(スタンプゲットのルールは後述します)

こうなると、達成にはそこそこの時間が必要ですし、その旅行費用も決して安価ではありません。

つまり確実に達成するためには冷静にこの企画を分析し、ルールを詳しく知った上で達成可能なプランを立てて臨むことが必要です。

 

というわけで、このブログでは、「端っこスタンプラリーをいかに攻略するか」の考察をしてみたいと思います。

最後までよろしくお付き合いください。

 

【おことわり】

このブログでは、「佐多岬」と「宗谷岬」で得るスタンプを「端っこスタンプ」、さんふらわあ船内で得るスタンプを「さんふらわあスタンプ」と表現させて頂きますのでよろしくお願いします。

 

 

就航路の確認

まずは、新会社「商船三井さんふらわあ」の就航ルートの確認からです。

 

東(旧商船三井フェリー)の就航路は、「苫小牧港(北海道)と大洗港(茨城県)」で1路線で、1日に夜便と深夜便の2便を運航。

 

西(旧フェリーさんふらわあ)の就航路は、「大阪南港と志布志港(鹿児島県)」「大阪南港と別府港(大分県)」そして「神戸六甲港(兵庫県)と大分港(大分県)」の3航路。

今回の経営統合により「本州と北海道」そして「本州と九州」を結ぶフェリーを運航している日本では唯一の海運会社となったわけですね。

 

つまり自走の手段さえ持っていれば、あとはさんふらわあを乗り継ぐことで日本が縦断できてしまうわけです。

 

 

さんふらわあスタンプのルール

では次にこのスタンプラリーをコンプリートするプランを考えてみたいと思いますが、その前に押さえておかないといけない重要なルールを改めて確認しておきたいと思います。

 

まずは「さんふらわあスタンプ」です。

 

「佐多岬(鹿児島県)」と「宗谷岬(北海道)」を訪問するのはマスト条件ですが、この2つの端っこを訪問する際には、上記の4航路の内、2つの航路を使って行くこともスタンプラリーのマスト条件となっています。

そして、さんふらわあに乗った証として「さんふらわあスタンプ」を確実にゲットする必要があるわけですが、そのスタンプゲットのために知っておきたいいくつかのルールがあります。

 

1航路1スタンプの原則

今回のスタンプラリーで求められているのは、「2つのさんふらわあスタンプ」ですが、これは1つの航路につき、ゲットできるスタンプは1つです。

 

例えば、まずは僕(大阪在住のライダー)が佐多岬を目指すとしましょう。

この時、大阪南港~志布志航路の往復便を使ったとしても、ゲットできるスタンプは1つとなります。

仮に、往路は”さんふらわあ さつま”、復路は”さんふらわあ きりしま”というように行き帰りで別々の船に乗ったとしても、同じ航路(1つの航路)なのでゲットできるスタンプは1つなのです。

 

同航路2便でも1つの航路

大洗~苫小牧の航路では、夜便と深夜便の二つがあります。

夜便では”さんふらわあ ふらの/さっぽろ”、深夜便では”さんふらわあ だいせつ/しれとこ”がそれぞれ運航しています。

この場合、夜便と深夜便は別に考えるのか?という疑問が湧きますが、これも「1航路1スタンプの原則」が適用されます。

つまり、例えば、北海道への往路に”さんふらわあ ふらの”に乗り、北海道からの帰りにさんふらわあ だいせつ”に乗ったとしても、ゲットできるスタンプはいずれか1つのみとなります。

 

2つのスタンプゲットの方法

では、2つのさんふらわあスタンプをゲットする方法はどうなのか。これにはいくつかの方法が考えられます。

【プランA】

一般的なプランとしては、大阪~志布志(さつま/きりしま)で1つめ。そして、大洗~苫小牧(ふらの/さっぽろ等)で2つめをゲットするパターンでしょうね。

一回の旅なら、このプランが最もオーソドックスかと思います。

 

【プランB】

大阪南港から志布志へ行き、ここで1つめのさんふらわあスタンプをゲット。

そして、佐多岬訪問後は自走で大分県(別府もしくは大分港)まで行き、そこから関西(大阪南港または神戸六甲港)へと帰るとなれば、これで2つのさんふらわあスタンプをゲットできます。

こうなると、あとは、宗谷岬で端っこスタンプをゲットするだけですが、この場合の宗谷岬への手段は、自走+大洗→苫小牧のさんふらわあ利用でなくても構いません。

例えば、車やバイクでの自走でも、飛行機+レンタカーなどでもOKです。

 

【季節分割プラン】

なお、これから先の北海道は寒くなるし、10月になると山間部では降雪もあり得ます。

この端っこスタンプラリーは、2023年10月1日から2024年9月30日までが期間となっているので、上記プランAもプランBも、2023年の内に佐多岬訪問を済ませておいて、2024年になり北海道の雪が解けたころに宗谷岬へ行くという「季節分割プラン」も可能ですよ。

 

 

スタンプゲットの留意点

このスタンプラリーで運用されるスタンプとは、ケータイのアプリ「COCOAR」を用いたデジタルスタンプとなります。したがって、このアプリを使えるケータイ(あるいは端末)を持っていないことには始まりません。

 

佐多岬、宗谷岬、そしてさんふらわあ船内に設置されたポスターの中にあるマーカーを読み込むことで、そのデジタルスタンプをゲットできます。

 

このCOCOARのデジタルスタンプのシステムはGPSと連動しているので、その場所にいないとスタンプはゲットできません。ズルはできない仕組みなのです。

現在、「バイクでカフェめぐり2023」というCOCOARを使ったスタンプラリーが進行中で、僕はこのスタンプラリーにも参加しています。

その観点で、このシステムを利用する際の留意点について言及しておこうと思います。

 

さんふらわあスタンプの場合

さんふらわあスタンプは、船内でゲットすることになります。

 

しかし、瀬戸内海航路を除く他の航路では航行中の携帯の電波はとても入りにくいです。

大洗~苫小牧航路はまだ乗ったことはありませんが、おそらく大阪南港~志布志航路と同じ状況だろうと思います。(外洋に出るとほぼ電波は入りません)

つまり停泊中もしくは港や陸地に近い場所を航行中にスタンプをゲットしておく必要があります。

そのタイミングを逃したり、忘れたりするとアウトということになります。

 

端っこスタンプの場合

 

【佐多岬】

佐多岬観光案内所に端っこスタンプのマーカーが印刷されたポスターが設置されているそうです。

基本的には無休ですが、過去には台風などの災害の際に休業したことがあります。また営業時間は9:00~17:00なので、その時間内に行くことが望ましいと思います。

なお、佐多岬には「北緯31度線モニュメント」があり、ここを佐多岬と勘違いする方がおられますが、佐多岬観光案内所はその先にありますのでご注意を。

 

【宗谷岬】

宗谷岬でも、日本最北端のモニュメントのある場所ではなく、JR稚内駅にあるキタカラという施設の中の稚内観光協会にマーカー(ポスター)が設置されているそうです。

このキタカラも、そして稚内観光協会も営業時間が決まっていると思いますし、休業日もあるかもしれません。(ここには行ったことが無いので、詳細なことが分かりません。すみません)

 

前述の通り、デジタルスタンプをゲットするためにはマーカーを読み込む必要がありますが、そのマーカーが印刷された専用のポスターが店内に設定されている場合、営業時間内に行かないとゲットはできません。

せっかく行ったのに休業日でスタンプをゲットできなかったということにならないよう、特に「公表されている休業日以外の臨時休業がある可能性はゼロではない」ので、事前に入念な確認をすることをおススメします。

(これは僕が言うと、ものすごく説得力があると思います。爆笑)

 

 

「巡礼的」コンプリートプラン

では、僕ならどんなプランでこのコンプリートを目指すかを少し考えてみました。

基本的には「さんふらわあスタンプのルール」の章で述べた「プランAとプランBの合体版」を考えています。具体的にはこんな感じです。

  1. 大阪から志布志へ・・・さんふらわあ さつま/きりしま
  2. 志布志へから佐多岬へ・・・バイクで自走(約90km)
  3. 佐多岬から別府港へ・・・バイクで自走(約400km)
  4. 別府港から大阪へ・・・さんふらわあ くれない/むらさき
  5. 大阪から大洗へ・・・バイクで自走(約650km)
  6. 大洗から苫小牧へ・・・さんふらわあ ふらの/さっぽろ
  7. 苫小牧から宗谷岬へ・・・バイクで自走(約410km)

この場合の総自走距離は約1500~1600km。宗谷岬までの所要日数は7~8日という感じ(大阪までの帰りを含めると10日程度は必要)でしょうね。加えて費用もそれなりにかかると思います。

「本気を見せろ」とか「達成者はいるのか?」など、主催者が挑戦的になるのも頷けますね(笑)

僕は、2024年5~6月頃にまとまった休みを取って、その一度の旅でコンプリートしたいと思っています。(季節分割プランはやりません!)

 

 

達成のプライズ

では最後に、達成者へのプライズ(賞品)を紹介しておきます。

「達成できたことへの名誉と自分自身の達成感が一番のプライズ」だとは思うので、プライズが無くてもチャレンジしてみたい企画ではありますが、このプライズの中身を聞いて、さらにチャレンジへの意欲がわき上がってきました。

 

まずは達成者(応募された方)全員へののプライズです。

 

(1)コンプリート証明書

まずは、コンプリート証明書。特別にサンプルを入手できました。

ご覧のように号数が記載されるようです。第1号は名誉でしょうね。

(2)さんふらわあカレー食べ比べセット
さんふらわあと言えば、バイキング料理が美味しいことで有名ですが、その中でも特筆すべきはカレー。

西(旧フェリーさんふらわあ)の夕食と朝食のカレーは味が異なるのをご存じでしょうか。夜はややスパイシーで、朝はマイルドなテイストになっています。

そして、東(旧商船三井フェリー)でもやはりカレーが提供されているようで、これらのカレーセットがもらえるようです。

 

(3)さんふらわあ非売品ノベルティグッズ

僕が今回最も気になっているのがコレ。

これが何なのかは全く分かりませんが、さんふらわあファンにとっては垂涎のグッズなのだろうと思います。

あれだけ「本気を見せろ」とか言った訳ですから、そんじょそこらのモノではないと思います(笑)

必ず達成して、その豪華な賞品を手にしたいと思います!

 

さらに達成者(コンプリート賞に応募された方)の中から抽選で、さんふらわあの乗船券が当たるようです。

ただ、達成者はそれほど多くは無いと思えるこの企画なので(失礼!)、乗船券ゲットの確率はかなり高いのではないでしょうか(笑)

 

 

ブログ後記

というわけで、今回は「商船三井さんふらわあ」発足記念のキャンペーン「端っこスタンプラリー」の紹介をしました。

僕は筋金入りのさんふらわあファン。絶対に達成してやろうと意気込んでいます。

大型バイクで行くか、原付2種クラスで行くかを含め、今から綿密なツーリングプランを立てていこうと思っています。

 

一方、僕は、自分のツーリング史において「訪問先が臨時休業だった」という悲劇に何度も見舞われてきました。

しかしこの旅においては、そんな迂闊なことは許されません。端っこスタンプをゲットする観光案内所の営業日や営業時間の確認は必須です。

また、さんふらわあの運航は天候に影響を受けます。台風は天敵です。したがって天候の確認も必要です。

そして、休日を確保するための仕事の段取り、家族の理解、軍資金の調達、道路状況の確認、様々な情報収集そして自身の健康の維持など確実に達成するための用意周到なプランを立てて、この過酷な旅にチャレンジしてみたいと思っています。

旅立てる日が今から楽しみです。

 

(おわり)

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事の目次

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