岸良海岸に来れたという目的は達したけど、ここで顔出しパネルで自撮りという目的は果たすことが出来なかった僕を待っていたのが、2つのトラブル。
まず一つ目が、「立ちゴケ」
2年前を思い出して、その時に写真を撮った同じ場所にバイクを停めて、今回はソロで写真を撮ろうと思い、バイクを手押しで移動し始めた時にやってしまいました。
ただ、芝生の上だっただけに、ほぼ無傷で済みました。
ごめんな~、Rally
では、話を続けていきます。
ランチのお時間
立ちゴケで、かなりガックリ来たのですが、過ぎた時間は帰ってきません。
起きたことは仕方ないこと。
このまま引きずって、注意力散漫になって事故など起こすのは以ての外。
気持ちを切り替えて次を目指すことにします。
この次の目的地は、肝付町市街地にある「新村畜産」というお肉屋さん。
2年前の初日のランチをこの新村畜産でご馳走になりました。
黒毛和牛だけでなく、鹿児島産の牛肉・豚肉・鶏肉を総合的に取り扱う会社で、レストランも経営しておられます。
カレー、牛丼、鶏のお刺身、サラダなどが食べ放題(これで800円!)ですが、2年前は暑さでバテバテで満足に食べれなかったのが心残りでした。
(※ちなみにこの食べ放題メニューは平日限定です)
▲▼2年前のオンエア映像から。さすがプロが撮るとよだれが出てくる笑
▲まあ、これに近いくらい食べたのですが、ちょっと負けた気分でした、笑
そのリベンジの思いもあり、肝付町へ来たらランチは必ずここと決めていました。
そして、往路のさんふらわあの船内で、サザキヒロシさんにその話をしたら、一緒に行こうという事になって、車で来られているサザキさんとは、ここで11時30分に待ち合わせをしていました。
岸良海岸からこの新村畜産までは県道を高山川沿いに通って約30分の距離。
と、グーグルマップで確認していたので、遅くとも待ち合わせの5分前までには到着できると考えていました。
まさかの通行止め
しかし…
新村畜産へ向けて少し走り出した時、この県道が途中で通行止めになっているとの看板を発見。
梅雨明け前に、この大隅地域を大雨が降りましたが、その影響でしょうか。
事情は定かではないですが、とにかく通れないものは仕方ありません。
肝付町の市街地・新村畜産のあたりへ行くには、もう一度、内之浦へ戻って、別の県道を通るという迂回ルートを通らなくてはなりません。
この段階で、迂回路の所要時間をヤフーナビで確認すると、もう待ち合わせの11時30分にはとても間に合いそうにもありません。
待ち合わせに遅れるのは本来許されない事だし、しかも相手はサザキさん。
ちょっとしたパニックになりながらとにかく走り出しましたが、事故を起こしてはそれこそ全てが台無しです。
早めにサザキさんに連絡をしようと思ったのですが、そもそも何分遅れるのかもまだはっきりしないので、そのことにも戸惑いを覚えます。
なにより、先ほど通ってきた内之浦のエリアは圏外のところもあったので、通信環境の良い場所まで出ないと連絡すらできません。
実際、通信がダメだったのは、内之浦ロケットセンター付近だけだったのですが、もうパニックで冷静に考えることすらできない状態でした。
結局、内之浦の市街地(小学校のある付近)まで来たら通信ができて、残りの所要時間が分かりました。
11時40分までには、つまり10分遅れで到着できる見込みでした。
この時点で、11時20分頃。
ここでようやく、サザキさんに最大で15分程度遅れる旨の連絡を入れることが出来ました。
サザキさんは快諾して下さって、むしろこっちを心配して下さいました。
これで気分は落ち着きましたが、この時だけは気が気ではありませんでした。
本当にごめんなさい
結局、新村畜産に到着できたのは、11時38分。
8分の遅れでした。
サザキさん、本当にごめんなさい!
でもサザキさんは既に店内で待っててくれて、笑顔で遅刻の僕を迎えて下さいました。
それどころか、色々と気遣って下さいました。
本当にすみません。
美味すぎるぞ! 新村畜産
800円のランチバイキングは平日限定らしく、今回は休日用のランチメニューから「黒毛和牛焼肉ランチ」@1500円をチョイス。
以下の写真は新村畜産のHPからの引用ですが、大げさではありません。
ホントにこんな感じで1500円!
ご覧の様に特上カルビ・豚肉・鶏もも・ウィンナーがセットされた新村畜産お手頃価格で大人気の焼肉ランチだそうです。
これ以外にサラダが食べ放題で付いており、さらにあのカレーと牛丼も食べ放題に含まれていました。
くどいですが、よく、見本の写真と実物とが異なることがありますが、ここはこの写真のままです。
我々は、これに加えて、塩タンとテッチャンも別に注文したのですが、やはり絶品は特上カルビ。
そのひと切れが大きくて、柔らかくて、ジューシーな最高のお肉。
霜降り肉によくみられる、油のいやらしさが全くないのです。
▲サラダ食べ放題(お肉は、お肉食べ放題メニュー用)
▲充実のデザート
▲フライドチキンなどのおかず類
そして、仕上げは、牛丼の具を乗せたカレーライス。
これは、サザキさんが、「出会ってしもたなあ~」と名言を残した絶品です。
▲▼2年前のオンエアから引用
僕が撮った写真は美味しそうに見えないですね~
なので、2年前のオンエア映像のサザキさんの美味しそうな顔でわかって下さい!
そもそもカレーにもしっかりお肉が入っているのに、そこに甘辛く煮込んだ牛丼の具を乗せるのです。普通でも美味しくない筈がないのですが、このお肉は新村畜産のお肉ですから、クオリティはさらに上がるわけです。
改めて1500円のランチセットですが、これが倍の値段でも、関西やったら大盛況になるでしょうね。
コスパのレベルを超えた最高のお肉を食べさせてもらいました。
大隅半島をツーリングするライダーの皆さん!
ぜひ肝付町に寄って、この新村畜産で美味しいお肉を食べて下さい!
サザキさん!
思い出の新村畜産でのランチにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
雄川の滝へ
さて、お腹一杯になったところで、次を目指すことにします。
サザキさんとはここで一旦お別れして、また帰りの船でご一緒させて頂きます。
僕が、このあとに向かうのは「雄川の滝」。
雄川の滝とは、南大隅町の根占地区を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mの滝です。
▼こんな感じです
「雄川の滝」は、昨年の大河ドラマ「西郷どん」のオープニングでもその美しい映像が使われましたが、今や大隅半島でも屈指の観光名所です。
ここは2年前に来た場所なのですが、今回は雄川の滝の手前にある「瀧見大橋」からの景観を眺めることが目的です。
2年前、この瀧見大橋は通過しただけで、ここからの景色は見ていなかったのです。さて、新村畜産(肝付町市街地)からこの瀧見大橋へは、肝属グリーンロードという県道を南西の方向へと走っていきます。
距離にして約25km。半時間少々で到着できる見込みです。
肝属グリーンロード
グリーンロードという名前がついていますが、肝属郡の広域農道です。
農道と言いながらも大隅半島の中央を斜めに結ぶ、このエリアの大動脈でもあります。
この道も2年前に走った道なので、当時を思い出しつつ、改めてその景色を楽しみながら走っていきます。
この道も一部通行止め区間があったり、道路補修の為、片側通行となっている箇所もあったりで、やはり先日の自然災害の影響があったように思います。
▼肝付町の広大な畑の中をまっすぐ走ります
▼苫野川沿いを南下していきます
▼こんな感じの道路工事が多数ありました
▼緑のトンネルを走っていく感じです
▼木々のトンネルを抜けると壮大な景色が飛び込んできます
▼南大隅町あたり。神ノ川を渡ります
▼2年前に休憩した「レストラン花ノ木」。 ジェラートが美味しかった!
▼そして「瀧見大橋」に到着
この瀧見大橋の向こうには、雄川の滝があり、その上流の展望所があります。
ここまでが、今回の僕の大隅半島ツーリングの前半戦。
今回はここまでにして、次回・第8回は、この「瀧見大橋」からの眺望、「雄川の滝上流の展望所」からの景色のレポートから始め、この大隅半島ツーリングの後半の話に移っていきたいと思います。
話はまだまだ続くのですが、引き続きお付き合いくださいませ。
(つづく)