聖地巡礼のバイク旅

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ライクアウインドGP2024 参戦記(1)「立志編」

毎年、熱戦を繰り広げているミニバイクレース

「ライクアウインド・グランプリ(GP)」

この熱いレースに今年は参戦することになりました。

 

「こういったミニレースに興味がある」

「ライクアウインドGPに参加してみたい」

「準備や当日の裏側を知りたい」

と思っている方の参考になればと思い、準備編からレース当日に至るまで、細かく情報を発信していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

それは一本のメールから始まった

今年のGWも終わりに差し掛かったころ、僕に一本のメールが届いた。

差出人はしのという。

結婚への揺るぎなき願望を持ち、しかし未だそれが成就しないことをネタにして、毎週日曜日の夜に #今週も結婚できなかった というツイートを発信している。

「愉快で憎めない愛されキャラ」

それが僕の彼に対する印象だ。

彼とは、バイク関連の、特にライクアウインド関連のイベントでは必ず顔を合わせるようになってもう3~4年になるだろうか。

自称か他称かは知らないが、かすみん(たはらかすみさん)推しの軍団「グリーン隊」の隊長らしい。昔は違う色を推していたように思ったが、それは僕の記憶違いかもしれない(笑)

いずれにしても、彼の住まいは桃太郎の国なのだが、関西で行われるイベントにいつも遠くから参加してくるのは大変だろうなと思うし、偉いなとも思う。

 

さて、そのしのから

「巡礼さん、今年のライクアウインドGPに僕と組んで参戦しませんか?」

とのメールが届いたのが5月の上旬だった。

そして、そのメールがすべての発端となった。

 

 

ライクアウインドGPとは

後先が逆になってしまったが、このライクアウインドGPとは一体どんなレースイベントなのかをここでご紹介したい。

1:概要

ライクアウインドGPは、バイク情報番組・Like a windが主催するバイクレースのことだ。

排気量125cc以下のバイクで行われるミニレースなのだが、ガチの上級者はもちろん、初心者でも十分に楽しめるように工夫が凝らされている。歴史も古く、開催歴はもう10年以上になると思う。

昔は堺カートランドなどで開催されていたが、ここ数年は、スポーツランド生駒で開催されていて、今年も6月30日(日)にスポーツランド生駒でこの熱き戦いが開催される。

2:レースの分類

ライクアウインドGPは、「3つのクラスの耐久レース」と「スプリントレース」とで構成されている。

【耐久レース】

初級・中級・上級の3つのクラスに分かれていて、2ライダー制でそれぞれ25チームが参加して、時間内での周回数を競うレースである。

ちなみに、この記事を書いている5/30現在で、中級クラスのエントリーは定員到達により締め切られた。(初級と上級はまだエントリー受付中)

 

【スプリントレース】

基準周回数が決められていて、一番最初にチェッカーフラッグを受けたライダーが優勝となるレースである。

これまでのバイクショップ対抗のスーパーガチな熱いレースに加え、今年は関西キッズグランプリ2024のシリーズ第3戦との併催で「74Daijiroクラス」のキッズレースが追加された。

※74Daijiroクラス(関西キッズグランプリ)の詳細はコチラ

 

3:面白ルールで誰もが楽しめるレース

レースと聞くと、過酷で危険という印象を受ける方も多いと思う。実は僕も最初にこのレースを観戦するまではそんな印象を持っていた。

しかし、上級クラスやスプリントレースなどのガチなレースもあれば、初級者向けのクラスではガチ度はかなり下がって、まさに「楽しさ満点」といった感じになっている。

その楽しさを演出しているのが2つの面白ルールだ。

 

①タイム制限

これは耐久レースの全クラスに設定されているルールだが、各クラスに設けられた制限タイムより速く走るとその周回はカウントされない。

例えば、初級クラスでは47秒というタイム制限があるが、これを46秒999以下のタイムで走ってしまうと、その周回はカウントされない。

耐久レースは時間内での周回数を競うのが基本ルールだが、「速すぎると勝てない」のがこのタイム制限ルールなのである。

②ライダー交代時のミニゲーム

ライダー交代時にはミニゲームがあり、その結果によって周回数が加算または減算される。

つまり順調に周回を重ねていても、ゲームで周回数を落としてしまうリスクがある。逆に何度も周回遅れになっても、このゲームで一気に周回数を取り戻すことができる。

「ライダー交代の回数を増やし、その度にミニゲームに参加して周回加算を狙う」という博打的戦略が成り立つのもライクアウインドGPの楽しさの一つだ。

4:初級クラスはハードルが低い

初級クラスは肘や膝のプロテクター着用は必須であるものの、レーシングツナギ無しでも参加が可能。なので、初心者やサーキットデビューの方、そしてキッズも参加できるクラスとなっている。

そして前述の通り初級クラスの制限タイムは47秒/周となっているが、開催コースのスポーツランド生駒は1周約600mなので、この場合の平均速度は約45km/hとなる。

実際の平均タイムは、もっとゆっくりのようで、おそらく1分を少し下回る程度なのだろうと思う。やはり初心者にも適応可能だと言える。

 

しのに感謝

さて、話はしのから届いたメールの話に戻る。

 

僕は、約10年前にライクアウインドという番組と出会って以来、ほぼ毎年のようにライクアウインドGPを現地で見てきた。

STCの佐藤くんやKOKOKU ROADの田村さんなど、知り合いの皆さんが参戦しているのでその応援という意味合いもあったが、「いつかは」の思いを込めて観戦しながら「自分が参戦するならこんな風にしてみたい」というシミュレーションも兼ねながらこのレースを観戦していた。

ライクアウインドのスタッフさんからも「来年はぜひ参加してください」と言われ続けてきたこともあり、参戦してみたいという思いを持ち続けてきたことは事実なので、しのからの「一緒に走りませんか」という誘いにはちょっと悩んだ。

一方、以前から他のバイク仲間から「一緒に走りませんか」というお誘いは何度も受けてきた。

あの時は断ったのに今回は受けるとなるとその大義名分が自分の中で成り立たない。

それに出るならツナギを着たいけど作るのにも時間とお金がかかるし、作ったとしても一回きりの着用で終わる可能性もある。

レースなんて走ったこともないので技術的に不安もあるし、そもそも自分が走ってみたいというより、仲間が走って、僕はそのバックサポートをしたいというイメージを描いていた。

その仲間たちとは「肝付町ライダーズ」のことで、メンバーのみんなとは「一度は参加してみたいな」と話し合ってきたりもした。

なので、参加するならこのメンバーで参加したいし、そうしないと彼らを裏切るようなことになってしまう気もした。

そんな色々な思いが重なって、結果的にはしのからのオファーは丁重にご辞退することとした。

ただ、僕を誘ってくれたことは純粋に有難かったし嬉しかった。

この場をお借りしてしのにお礼を申し上げたいと思う。

しの、ありがとう。

 

しかし、彼のこのメールは、僕の眠っていた心を動かすことになった。

その話はもう少し後でさせていただく。

 

 

肝付町ライダーズ

ここで、「肝付町ライダーズ」について改めて紹介させていただきたい。

肝付町ライダーズとは、2017年に実施された、鹿児島県肝付町で行われたLike a windのツーリングロケに参加した一般視聴者ライダーで結成した「Like a windが好き」×「大隅半島が好き」×「さんふらわあが好き」な仲間のサークルのことだ。

その後、2019年の「Like a wind 大隅ええとこマップツーリング」に参加した人も加わり、現在は12名で構成している。

コロナ以降、全体で走る機会はめっきり減ったが、数名単位でのツーリングはしょっちゅう行っているし、Off会(飲み会)はそれ以上に行っているかもしれない(笑)

特にまう姐、アン、ダイさん、僕の4人は頻繁に飲み会を開催している。

この4人は、近年もLike a windの企画で一緒にさんふらわあに乗り、一緒に大隅半島を走った同志として飲んで話すことが多い。

5月の中旬には、まう姐を除く3名と、別のバイク仲間(S氏)との飲み会があった。

その飲み会の時にS氏が、「このメンバーでライクアウインドGPに参加したら面白いのでは?」と言い出した。S氏もLike a windに詳しい人で、ずっとそんなことを思っていたらしい。

そこで僕がしのから受けたオファーの話をしてみたら、誰からともなく「ライクアウインドGP」に出たいよねという話になった。

 

 

参戦決定

こうなると、この流れで一気に決めてしまった方がいい。

そこで、その場にいなかったまう姐にLINEを送ってみた。

詳しい話もしていないのに、即座に「いいですよ」と返してくれるこの素晴らしさに感動しつつ、「やはり、みんなそんな思いを持っていたんだ」とちょっとした興奮が僕の体の中を駆け巡った。

その場で、ライダーは、まう姐とアンの女性2名とすることを決めた。

女性が活躍することが当たり前の現代で、肝付町ライダーズとして出るなら、この二人に走ってもらいたいとずっと思っていた。

さらに肝付町ライダーズの古き仲間・yo-cに電話をかけてこのことを話し、チーフ・エンジニアとしてテクニカル関係を取り仕切って欲しいと依頼したところ、快諾してもらった。

ここまで決まれば、もう懸念はない。

この日の飲み会は、ライクアウインドGPへの高揚感に酔いしれることとなった。

 

 

役割分担も決定

この飲み会の翌日、門真2りんかんでLike a windがサポートするイベント(かなえADVさん来店)があったので、これに合わせて肝付町ライダーズのメンバー数名が集まった。

そこで、なっちんにはピットの業務(特にサインボード出し)の責任者を、やぶやんやなおには全体の補佐を、ダイさんには写真や映像の記録を依頼して全体の役割分担が決定。

ちなみに僕は発起人でもあるので全体マネジメントを担当。多少大袈裟だけど”総監督”として雑用を含めた全体を担当することになった。

参戦が内部決定した直後の写真
(レースとは関係ない人も写っていますw)

この日の夜、オンラインで参加を申し込み参加費を支払い、そして後日、Like a wind事務局から受理書が届いたので、これで正式にエントリーは完了となった。

なお、ご覧の通りエントリーするクラスは初級クラスとした。

レースなんて誰も経験のないことなので、いきなり中級クラス以上は無謀すぎるし、そもそも中級クラスは最人気クラスとしてすでにエントリーできない状況だった。

いずれにしても初級クラスが我々の今の身の丈に合ったレベルであることに間違いない。まずはここからスタートだ。

 

参加するからには全力を尽くす

参加するからにはもちろん優勝を目指すけど、事故・ケガ・トラブルなく安全に60分間を完走することが最も大切な目標だと思っている。

ただ、やるからには何事も全力でやりたい。

「参加することに意義がある」じゃなく、「参加するからには全力を尽くす。そこに意義があるのだ」と思っている。

したがって、まずはライダーもテクニカル部門もピット部門もバックサポート部門も怠りなく準備をしないといけないのだけど、その前に意識や価値観を統一しないといけない。そこがしっかりしていないと全体整合性の綻びを生んでしまう。

それが一番の心配の種だったが、今のところはみんなが高いモチベーションを持ってくれているようだ。

とりあえず6月1日にメンバー全員のオンライン会議を行う予定で、ここでいろいろ具体的なことを決めようと思っている。

せっかく参加するのだから

「さすが肝付町ライダーズ。初めてなのにしっかりまとまっている」

と思っていただけるように、しっかりと取り組んでいきたいと思う。

 

というわけで、今後、6月30日の本番に向けて具体的なことが進んでいくが、これら準備から本番までの一部始終をこのブログで紹介していきたいと思う。

ぜひ、続編もご覧ください。

 

(つづく)

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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