聖地巡礼のバイク旅

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伊賀上野へのご利益ツーリング

1月4日に肝付町ライダーズのみんなとのダベリング中心の集まりがあって以来、バイクから遠ざかってました。
そんな中、2月15日は急に気温が上がる感じだったので、ヤブやんを誘って少し走りに行くことに。
エンジンかかるかどうか、めっちゃ心配やったけど(笑)
 
 
 

噛み合わない二人(笑)

前日(2月14日)に決まったこのツーリング。
いつものことながら、僕から送ったLINEに気づかないヤブやんと、誘っておきながら寝てしまった僕との噛み合わない二人でした(笑)
 
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まあ何とか意思疎通ができて、待ち合わせの時間は10時30分と決まりました。
ツーリングにしては出発がありえない遅さなので行き先も限られます。
僕は、少し走れてラーメンでも食べることができたら満足だったのですが、どうせなら走り応えのある所へ行きたいと思い、目指した先は伊賀上野でした。
ちなみに何らかの明確な意図があったわけではなく、何となく伊賀上野方面なら何とかなると思った次第です(笑)
 
 

R163を通って

国道163号線は、生駒山脈の最北部分を跨いで東西に繋ぐ道。
起点は大阪の梅田新道らしいですが、そんなことを知っている人はごく稀でしょう。
 
大阪の門真からだと、真っすぐ東進し山道に入り、奈良県へ出たあとは木津川に沿って奈良県と京都府の境目を走って、最終的には三重県の津市へとつながる道です。
 
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所々混んだりすることもあるけど、伊賀上野辺りに行くには西名阪道~名阪国道のルートを通るよりも僕はこっちの道の方が好きです。
西名阪ルートは、有料だし、冬は寒し、交通量が多いから好きじゃ無いですね。
 
このR163を走っていくと目を引く看板がありました。
そこには銭司聖天というインパクトのある名前、そして金運向上というストレートなご利益が書かれていました。
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「銭を司る」聖天さん

聖天さんと言えば、仏教を守護し財運と福運をもたらす天部の神とされています。
関西で有名なのは、生駒山の中腹にある宝山寺(生駒聖天)ですかね。
しかもこの聖天さんは、あえて「銭を司る」という名前がついています。
 
この銭司聖天の光明山聖法院の入り口付近には大型バスも停められるよう大きな駐車場がありました。やはり帰依する人が多いのでしょうね。
我々はバイクなので、行けるところまで行こうと山門の目の前まで行かせて頂き、内部を参拝させて頂きました。
 
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本殿には、ご本尊(大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来の三尊)の立派な仏像が安置されていました。
 
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聖天堂の前には、和同開珎(日本で最初に流通した銭貨)のモニュメントが置かれてありました。
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金運向上は誰もが願うところ。
もちろん、僕も心からの思いを込めて祈りを捧げましたよ。
聖天さん、よろしくお願いいたします(^^)/
 
 

神君伊賀越え

「伊賀」と言えば忍者を思い浮かべる人が多いと思います。
伊賀とは昔の国名で、今の三重県の西部地域です。
 
先日のブラタモリ(NHK)でも、「#158 伊賀忍者〜なぜ伊賀は“NINJA”の里になったのか?」というタイトルで放送していました。
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そもそも伊賀の国は、畿内(京都や奈良)から東国を目指す際に通ったところで、現在のように東海道新幹線や名神高速道路が通る琵琶湖東側が主流の経路ではなく、国道163号線が通るあたりがメインの経路(街道)だったそうですね。
 
さて見出しの「神君伊賀越え」の話ですが、ここでいう神君とは、徳川家康のことです。
 
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家康は死後、朝廷から東照大権現という神格を得て日光東照宮に祀られました。
このことから、家康の事を「神君」と言います。
その家康が40歳の頃、盟友だった織田信長本能寺の変で明智光秀に討たれ、亡くなりました。

その時、家康は少人数の家臣とともに堺見物をしており、凶変を受け急ぎ領地である三河(愛知県東部)へ戻る際に通ったのが、この伊賀を超えて白子(三重県)に抜けるルートでした。
 
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この伊賀越えは、本能寺の変の大混乱の中で行われており、明智軍の徹底した捜索(家康は信長の同盟者なので明智に狙われていた)や残党狩りの山賊から逃れるために、文字通り命からがらの決死の行軍だったようです。
 
 

伊賀東照宮

話は前後するのですが、銭司聖天を参拝させて頂いた後、伊賀上野あたりでワインディングを楽しく流しながら、ランチを摂る場所を探していた僕の目に「伊賀東照宮」の文字が飛び込んできました。
 
近くにそのような名前の神社があるようです。
そこで、ヤブやんの了解を得て行ってみることにしました。
 
それがこちら。
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東照宮という名前の割には質素な社殿(失礼)でしたが、神職の方に話を聞いてみると日光から正式な勧請を得て建立された由緒ある神社なのだそうです。
 
日光から勧請を得るというのは滅多にないことなのだそう。
それとこの神社がある前の道路は、まさしく徳川家康が伊賀越えの際に通った道らしく、歴史好きで神社仏閣を愛する僕として大きな感動を覚えました。
 
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徳川家康と言えば戦国を終わらせて太平の世を築いた偉人。
言い換えれば国内の戦に勝利して大名の頂点に立った人。
つまり、勝ち運の神様ともいえる人
あやかりたいものですね。
 
 

最後は北海道ラーメンで

伊賀東照宮で参拝を終えたのは既に午後1時45分。
二人ともお腹がペコペコ
 
何とかラーメン屋でも探そうとグーグルマップで調べたらここが出てきました。
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他のお店は午後2時で営業終了となるところが多く、消去法により決まったのですが、これがまあまあのエエ感じ。
 
すき家で有名なゼンショーが展開するラーメン屋さんで「伝丸」というお店
関東から東海エリアで広く出店しているようです。
 
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北海道ラーメンと言えば、過去20回の札幌への旅行でそこそこの意見を持っている僕。
正直、あまり期待をしていませんでしたが、これが良い意味で期待を裏切るものでした。
 
僕が注文したのは「赤味噌ラーメン」ですが、札幌で食べる本場のラーメンに近い美味でした。
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値段も高いので、近くにあったらまた行きたいな~と思えるお店。

急に決まった行き当たりばったりのツーリングだったのですが、ご利益たっぷり?のお寺と神社を参拝することができ、大満足の一日となりました。

(おわり)
 

 

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