聖地巡礼のバイク旅

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「Like a wind 聖地巡礼」山陰・山陽ツーリング(Vol.2)

今日もありがとうございます。
では今回より「聖地巡礼の山陰・山陽ツーリング」の詳細を書いていきます。
よろしくお付き合いください。

 

「おことわり」
このブログの中では地図を多用しています。
その地図を加工する際、スペースの都合上、離島などを除かざるを得ないことがあります。
色々ご意見もあろうかと思いますが、ご了承いただければ幸いです。
 

山陰と山陽って?

今回のブログタイトルには「山陰・山陽ツーリング」という言葉を使ってます。
中国地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口の各県)の瀬戸内海側の地域が山陽であり、その逆側つまり日本海側エリアを山陰と呼んでます。

この山陰と山陽という言葉ですが、関西に住む僕にとっては馴染みのある言葉なのですが、全国的にはそうでもないかもしれません。

ということで、このブログを書くにあたり、まずはその辺を整理したいと思います

 

1.古代日本の行政区域「五畿七道」

古代日本には「五畿七道(ごきしちどう)」という広域の地方行政区画があったようです。

まず五畿(畿内ともいう)は、大和・山城・播磨・河内・和泉の国のことで、今の奈良県・京都府南部・兵庫県東部・大阪府のことです。

昔の都はこのいずれかの地域に置かれ、政治の中心地でした。

 

そして、五畿から見て地方にあたるエリアをいくつかに分類したものが七道です。

五畿七道

上の図の通り、この中で山陰道や山陽道という言葉が出てきます。

つまり山陽や山陰という言葉は、昔の行政区名称の名残りだったのですね。

余談ですが…
こうやって見てみると、東海道や北陸なども昔の名残の言葉のようですね。
さらに面白いと思ったのは、九州を「西海道」、和歌山から四国へかけては「南海道」とされていること。
そうすると、昔は「蝦夷」と呼ばれた北海道ですが、この七道の流れから考えると8つ目の道という意味で「北海道」と名付けたのかな? またゆっくり調べてみます(笑)

 

 

2.現在の山陰と山陽

一方、山陰にはもう少し細かい定義があるようです。
まず「山陰両県」という言葉があります。
これは鳥取県と島根県を指します。

そして、山陰両県に東隣にある兵庫県北部と京都府北部を加えるのが「山陰」のより適切な定義なのだそうです。

山陰両県2

つまり、山口県の日本海側は、狭義では山陰には含まれないようですね。
普段、何気なく使っている地域名ですが、色んな背景があるようで面白いです。

さてややこしい前置きはこれくらいにして本題に入ります。
(本題とは関係のない話をダラダラと続けてすみません)
 
 

ホントは中国地方を一周したかった

今回のツーリングプランを立てるとき、当初は山陰とか山陽とかに限定せずに中国地方の全域をぐるりと回るプランを考えていました。
 
しかし、これを大阪を起点にやるなら単純に見積もっても行程は1200km
色々寄り道をするなら、さらに走行距離と時間がかかります。

シルバーウイーク4連休なので、チャンスと言えばチャンスなのですが、これらの地域にあるLike a windの聖地巡礼をするとなると、2泊3日でも難しいかもしれません。

色々と考えましたが1泊2日で行けるルートを選択するのが現実的と考えることとしました。

ということで、2日間で帰ってこれる距離から逆算して、
  1. 初日は山陰道沿いに鳥取県を走り、松江市で宿泊
  2. 翌日は出雲市から一気に尾道(広島県)まで南下し、山陽道沿いに帰路につく
というルートを考えてみました。

全ルート2

こうやって地図で見てみると、「山陰・山陽ツーリング」と言うより、今回のは「中国地方の東部一周」とした方が分かりやすいかもしれませんね(^^ゞ

さて、今回行けなかった山口県、そして島根県や広島県の西部は、ぜひ次回の機会に行きたいと思ってます。

フェリーさんふらわあで大分まで行って、そのあと山口県から島根県西部、広島県西部を走って2日間かけて大阪へ自走で帰ってくるという「2泊2日(内、船内一泊)」なんか面白そうです。
 
 

では出発~!

すみません、ようやくですが出発の時間です(笑)ヤブやんとはAM7:00に森之宮駅前で待ち合わせ。森之宮とは、大阪城の南東側の入り口あたる場所です。
ヤブやんと二人で走る時は、東方面へ行くときは僕の自宅近隣の長田駅前、西方面へ行くときはヤブやん自宅近隣の森之宮駅前で待ち合わせすると決めています。
IMG_7512
 
まずは、中国道を西へ向かうので、今までなら法円坂から阪神高速道路(環状線~池田線)、そして池田JCTから中国道というルートが一般的だと考えていました。
しかし、休日の中国道下りは西宮名塩の坂や宝塚トンネルを先頭に下手をすると池田を超えて吹田辺りまで大渋滞することがあります。
一方、新名神高速道路が全線開通し、中国道の神戸ジャンクションと名神高速道路の高槻ジャンクションとを繋いでくれたおかげで色んなルートが選択できるようになりました。

新名神
 ▲出典:NEXCO西日本
 
ということで今回は阪神高速を通らず、朝靄の大阪市内を北上して新御堂筋~箕面トンネルを抜け、箕面とどろみICから新名神高速道路に入り西進。
 
▼箕面トンネル入り口。この出口は新名神の箕面とどろみICと直結です
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 ▼箕面とどろみIC
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そして神戸ジャンクションからは中国道に入り目的地へとバイクを走らせるというプランを選択してみました。
結果的に中国道で渋滞があったのかどうか分かりませんが、神戸ジャンクションまでは交通量が少なくスムーズに行けたので、この選択は大正解だったと思ってます。
 
 

第一の聖地は恋愛の聖地

「第一の目的地は智頭急行電鉄の「恋山形駅」
鳥取県の南東部にあり、岡山県との県境と言っても過言ではないところにあります。

「恋山形駅」
鳥取県八頭郡智頭町大内159-3

当初『因幡山形』という駅名の予定でしたが、人を呼ぶ「来い」という意味と掛けて住民の強い要望により開業前に『恋山形』に変更したそうです。
ちなみに、現在の1日の平均乗降人員は3人ほどだそうです…


▲地図右下の+と-をクリックすると地図が拡大or縮小します

ここは、2019年11月のLike a windで紹介された聖地

今回の聖地巡礼ツーリングの最初の地にここを選んだのは、今回のルートで大阪から最も近いからというのが表向きの理由なのですが、オッサンのくせになぜか恋人の聖地とか、恋が叶うとかの謳い文句に弱いところがあるのです(笑)

▼恋山形駅のシーンは9分08秒あたりから



さて、僕らが恋山形駅に到着したのはAM10:15。

中国道・山崎IC~佐用JCTの間の区間で工事による渋滞が酷く、予定より20分ほど余計にかかり出発からの所要時間はちょうど3時間でした。

 ▼鳥取自動車道の智頭南ICから国道373号を北上するとすぐでした
20200924-013340

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ハートとピンクの駅

この恋山形駅ですが、ご覧のように、ハートとピンクのオンパレードの駅舎です。恋山形駅IMG_7523
これは、2013年6月、 名前に恋が付く4つの駅(当駅、母恋駅、恋し浜駅、恋ヶ窪駅)による連携企画「恋駅プロジェクト」の一環として乗り場の待合室など駅の地上設備の塗装をピンク色に変更したそうです。
それまでは寂しい色合いの田舎の駅だったようですけどね(笑)
 

恋愛成就のパワスポ

ホームに入る右側には、こんな感じのポスト(恋ポスト)が設置されています。

IMG_7526
この恋ポストに葉書などを入れると、恋山形駅に一番近い山形郵便局に届けられ、ハート型の風景印(消印)が押してもらえるのだそうです。
妻に手紙でも送ろうかと思いましたが、変人扱いされるのは目に見えているので諦めました(笑)
そして、鳥取方面のホームにはハートのモニュメントがあります。

IMG_7528

『恋』の字の上の点の部分にハートマークの凹みがあり、ここには専用の絵馬がピタっと入るようになっています。
このハートの絵馬は駅前の自販機でも買えるので、ご利益があるかどうかは全く分かりませんが、恋愛成就を願う方はぜひお試しいただきたいです。

ちなみにLike a windのオンエアでは、この時のナビゲーター・小林優里さんがハートの絵馬を奉納するシーンがあるのですが、それが残っているかどうかの確認をするのをすっかり忘れてました…

痛恨の極み!!

IMG_7516
 
さてさて、この恋山形駅ですが、乗降客の数十倍の観光客が来るという噂だったので、もしかしたら混んでるかな~と思いながらの訪問でしたが、意外と空いてました。
でも我々以外では、やはりカップルか、女性客だけであり、場違い感・疎外感たっぷりの中で第一の聖地巡礼を無事に終了できました(笑)さて、今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は、初日のランチの話を中心に書こうと思っています。5年越しの念願だった聖地での「牛骨ラーメン」はとてもとても美味でした。
 
 
(つづく)

 

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