皆さん、こんにちは。
今日もご訪問頂きありがとうございます。
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北近畿ツーリングの後編を投稿する前に、どうしても独立したタイトルでアップしたい話があり、今日はその事だけを書いてみたいと思います。
■ 道路のグルービング加工
北近畿ツーリングの往路写真集の中でも指摘したのですが、能勢から篠山に抜ける天王峠あたりで道路の一部がグルービング加工されていました。
グルービング加工について、Wikipediaから説明を引用します。
(網掛け部分は私です)
(網掛け部分は私です)
グルービング工法(グルービングこうほう)は、道路の路面に溝を刻む工法。(中略)
砂などの小さな異物はこの溝に落ちる事があり、スリップの危険性やパンク、また雨によるハイドロプレーニング現象の可能性を低下させる。
この工法は主にカーブや凍結しやすい橋の上・山間部などにおいて、降雨・降雪時に溝の排水作用によってハイドロプレーニング現象の発生予防や凍結防止の目的で進行方向に対し平行に溝を刻むものである。また、この溝にタイヤが食い込む事でグリップ力が増加し、カーブでの横方向へのタイヤの滑りを抑える効果もある。このためドリフト走行を抑止し、ローリング族などの暴走行為を排除する目的で応用されている。自転車やバイクと言った二輪車では溝に沿って走行ラインや前輪の向きが強制修正されるため、ライダーに唐突な路面感覚の変化による不安感・恐怖感を与える。そのため二輪車ユーザーからは不満の声があり、不慣れなライダーはパニックを起こして転倒する危険性もある。
四輪車ユーザーは前方に二輪車がいた場合は、前車が急に極端な減速・ふらつき・場合によれば転倒などがあることを想定し他の悪路と同様に車間距離の確保や減速をする事が望ましい。
▼問題のグルービング加工された道路(1)
▼上記(1)はこのあたり
▼問題のグルービング加工された道路(2)
▼問題のグルービング加工された道路(3)
▼問題のグルービング加工された道路(4)
▼問題のグルービング加工された道路(5)
▼上記(2)~(5)はこのあたり
■ 二輪車にとってはめっちゃ危険なグルービング加工
写真でもご覧いただけると思いますが、この溝のおかげで確実にハンドルが取られます。
スピードを落としてもハンドルが取られる現象は確実に出ます。
スピードを落としてもハンドルが取られる現象は確実に出ます。
この地域の制限速度は50km/hですが、この速度でも怖いです。
そしてWikipediaから引用した文章にもあるように、この状態にパニックを起こし転倒するライダーも多いことと思います。
このグルービング加工も少し種類があるようで、
(1) の写真は道路全面がグルービング加工されています。
(2)~(5)の写真では、道路の両端と真ん中部分は加工されていません。
(2)~(5)の写真では、道路の両端と真ん中部分は加工されていません。
(1) の場合はどうしようもなく、スピードを相当落として走らないと本当に危険です。
(2) ~(5)の場合、加工されていない部分を選んで走れば問題ありませんが、自動二輪教習で経験する、平均台(昔の言い方は一本橋)が長く曲がりくねってあるような感じで、ずっとその通り走ることは困難です。
実際、復路でも同じ道を通ったので、当然、同じグルービング加工された部分を走ることになったのですが、往路ではいなかった後続車がいたため僕は左に寄せて先に行ってもらったのですが、こんな危険な状態になってしまいます。
なお、この写真は最後の区間が終わった直後にあった「横溝」のグルービング加工です。
ちょっとわかりにくいですが、路肩の白線を見ると横溝が確認できると思います。
この横溝であれば、何の問題もなく走ることができます。
ちなみに・・・
他のライダーの方もこんなことを書いておられます。
https://blogs.yahoo.co.jp/yok_magmag/27395646.html
http://zephyr1100.cranky.jp/bike/blog-entry-357.html
https://blogs.yahoo.co.jp/pitts_driver/43927436.html
■ まじめな提案
このグルービング加工については、いくつかの狙いと一定の効果があることは分かりました。
しかし、やはりバイクや自転車など二輪車にとっては危険極まりありません。
特に車輪が細い自転車や原付、軽二輪などにとっては。
なので細やかな抵抗というか提案ですが、以下を主張したいと思います。
①これ以上、むやみにグルービング加工道路を増やさない。
つくるなら「横溝」でお願いしたい
➁グルービング加工は全面に対し行わない。
中央と両端に対し、なるべく広く未加工部分を設ける。
中央と両端に対し、なるべく広く未加工部分を設ける。
写真(2)(3)(4)では狭すぎる。
写真(5)に至っては、先細りしている。これは最悪。
③グルービング加工された道路の手前では看板などで十分に注意喚起を行う。
バイクに対しては減速しないと転倒の危険があることを示す。
4輪車には、バイクが減速している可能性があるので追突しないように示す。
こんなところでしょうか。
どうやったら、こういう声を大きくできるのか思案中です。
道路の安全への願いは、4輪も2輪も同じだと思います。絶対に事故は起こしてほしくないし、起こしたくない。
この問題はドライバーとライダーとが一緒になって考え、解決していくべき重要な課題だと思います。
(終わり)
今回も最後までご覧いただき本当にありがとうございました。