聖地巡礼のバイク旅

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年末恒例のお伊勢参り (前編)

 
 久しぶりのブログです
 
言い訳になりますが、今年の12月は大変忙しい月となりました。仕事で忙しかったので、有り難いことなのですが、その分、プライベートには殆ど時間を割くことができず、残り1週間を切って漸くブログを書く時間が出来ました。
 
加えて言うと、この12月はバイクに乗る時間が殆どありませんでした。
 
一つは仕事の多忙です。月初からの土日は出張、仕事関係者とのゴルフ、そしてまた出張となり、マジェスティはガレージに眠ったままでした。なのでブログネタにも事欠いた有様です。
 
そしてもう一つは体調不良です。
 
12月8日あたりから喉が痛みだし、同時に腰痛にも悩まされました。喉の痛みは1週間で収まりましたが、腰痛は未だに続いています。
 
この間、行きつけの整骨院にも通いましたが、職業病(①企業研修の講師の仕事をしているので、立っている時間が長い。 ②出張が多いので電車などに乗っている時間が長い)と、またバイクに乗り始めたことによるものだろうという診断でありました。
 
こんな事情もあって、巡礼ツーリングに出かけることが出来ず、結果としてブログからも遠ざかってしまいました。
 
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■ ブログ再開は「お伊勢参り」の話から

 

さて、久しぶりの巡礼ネタですが、残念ながらバイクの話ではありません。
バイクで行きたかった伊勢神宮へのお参りですが、今回は乗用車で行ってきました。
 
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腰の調子が良くなく、長時間のライディングには耐えられないかもしれないとの不安と、大学生の息子が一緒であることと(実は息子もバイク乗りなのですが)、雨の可能性ありとの天気予報。車を選択したのはこの三つの条件によるものです。
 
結果、やはり腰の痛みが消えなかったことと、途中、豪雨に見舞われたことを考えると正しい選択でした。
 
 
 
■ 高速道路・自動車専用道路を6つ乗り継いで伊勢へ

 

通った道(有料道路)は、近畿道・第二京阪・京滋バイパス・新名神・東名阪・伊勢道の6つ。全て繋がってはいるけど、これだけの名称の道路を通っていきました。
 
面白いのはETC割引のこと。
 
近畿道を使うのは東大阪北インターから第二京阪に入るまでのほんの数kmです。普通に考えれば、近畿道を使わずに第二京阪の門真インターから高速に入る方がリーズナブルのように思えるのですが、近畿道・東大阪北インターから高速を使う方が、後者よりも料金は安いのです。
 
高速に乗る距離が長い方が短い方よりリーズナブルとは一体どのような仕組みなのでしょうか。事前にインターネットで検索して分かったことなのですが、不思議で仕方ありません。
さて、朝9時過ぎに自宅を出発しましたが、伊勢までは約200kmで、途中の休憩を含んで約3時間の道程です。
 
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■ 天皇誕生日に伊勢にお参りする意義
 
お伊勢参りと言えば初詣のメッカですし、近鉄(近畿日本鉄道)や地元観光協会は大々的な伊勢初詣プランの宣伝を行いますので、お正月三箇日は関西各地から参拝客が押し寄せます。
 
我が家もかつては正月に参拝したことがありますが、人出が多すぎて正宮前まで行けなかったこともあり、「新年のご挨拶」より「今年1年の御礼」に重きを置いた参拝に切り替えました。
 
また天皇陛下のお誕生日(12月23日)に皇室の祖先神にお参りできることも何かの縁と考え、ここ数年はこの日(つまり天皇誕生日)に参拝しています。
 
 

■ まずは「二見興玉神社」へ
 
お伊勢参りと言っても手順があります。
 
まず古くから母に教わってきたことは、内宮(天照大御神)だけではなく必ず外宮(豊受大御神)も参拝する事。その際、先に外宮をお参りするという事です。
 
伊勢神宮と言えば内宮だけを指すと理解している人が少なくありませんが、「伊勢神宮」というのはそもそも内宮・外宮をはじめ125の宮社の総称です。
 
さすがに125社のすべてを参拝する人は稀だと思いますが、内宮だけの参拝は「片参り」と言って良くない参拝方法であるというのはある程度有名な話です。
 
外宮は「車中からの遥拝」と言って軽く済ませる観光ツアーもあるようですが、これは「観光」であっても不敬と指摘せざるを得ません。
 
本題に戻りますが、内宮と外宮(もちろん、その境内にある別宮も)の両方にお参りすることが大切と思っていたのですが、神社や仏閣の巡礼を始めてから色んな書物を読んで新しい知識を得ることが出来ました。
 
それは外宮の前に行くべき神社の存在であり、その神社こそが「二見興玉神社」です。
 
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 伊勢神宮参拝の前に禊を行う場所
 
皆さんも神社や寺院を訪ねる際、手水場(手水舎)で手や口をすすぐことと思います。
これは「俗界にいる人間が神様の聖域に入る前に、手や口、肉体についた穢れや邪気を払い、お清めをする(https://uranailady.com/07_sanpai1.html)」意味があるのです。つまり禊ぎの儀式ということになります。
 
但し、この手水場での禊は簡素化されたものであり、昔は伊勢神宮参拝の前には海に入って、塩水で体を清めることで「禊」としたそうです。
 
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この伊勢神宮参拝の前に入る海こそ二見浦であり、その後にこの地に鎮座する「二見興玉神社」に参拝し、ようやく伊勢神宮にお参りするための禊をしたということになったのだそうです。
 
現代においては「海に入って海水で身を清める」というのは簡素化され省略されていますが、この二見興玉神社への参拝は、伊勢参りの前の禊として欠かすことのできない手順です。
 
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■ なぜ二見浦なのか

 

「お伊勢参りの前に海水で身を清める」ということは分かったのですが、ではなぜ二見浦なのでしょうか。この地域は伊勢湾に面している同じような地形の場所です。
 
その答えは知る由もありませんが、僕はこの神社から東方の海中にある「夫婦岩」の存在が気になって仕方ありません。
 
そもそもこの二見興玉神社のご祭神は「猿田彦大神」で、この神様は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと。天照大御神の孫神)が天界から降臨されるときに道案内をした神として有名です。
 
この猿田彦大神に縁の深い霊石「興玉神石」が夫婦岩の北東約700mの沖合に鎮座しているのですが、二見浦から太陽(天界、天照大御神)と興玉神石を拝む時の鳥居の役目を果たしているのが夫婦岩なのです。
 
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■ そして、その先には富士山があります。
 
つまり、夏の一時期だけですが、富士山の背後から上る太陽(いわゆるダイヤモンド富士)が夫婦岩の間から見ることが出来るのだそうです。
 
太陽、富士山、猿田彦大神の霊石が夫婦岩の間で一直線につながる場所、それが二見浦です。
 
さらに言うと、夫婦岩の間から700mの海中には猿田彦大神の霊石があり、そのずっと先には富士山、さらにその先には皇居があります。

全てが完全に一直線につながっている訳でありませんが、これらとお伊勢参りの禊の場所として二見浦が位置付けられていることは偶然とはとても思えません。
 
さて、ここでしっかりとお参りをして、簡素化されているとはいえ禊を行った後に、清らかな気持ちで外宮へ向かいましたが、その話はまた後日にしたいと思います。
 
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(第2話へ続く)
 
 
 
 
 
 
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