お疲れ様です。
前回のブログでは、BBQ好適地を探して甲子園~芦屋浜あたりをグルグル回って(走って)、その後は武庫川でラーメンを食べた話を書きました。
今回はその話の続きを書きたいと思います。
大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路南端に千里川という河川があります。
ここの土手では、空港に着陸してくる飛行機を間近で見ることができます。
昔から有名な観光?あるいはデート?スポットです。
僕も以前は、家族を連れてよく来たものです。
▲以前の夏に撮った写真
近隣道路は路上駐車ができない(それが当たり前なんですが)ので、車で来る場合は少し離れたコインパーキングを利用する必要があります。
しかしバイクの場合は、「バイクを押す」という前提で歩行者扱いとなるので、近くどころか飛行機を一番近くで見ることができる場所まで、バイクとともに来ることができます。
この日はツーリング仲間のヤブやんのリクエストでここへ来ました。
僕はこの3か月間で多分4回目ですが…(笑)
彼はここへ来るのは今回が初めてなんですね。
和歌山出身の彼は大阪に住んで数十年になりますが、例えば京都の嵐山に行ったことが無いという珍しい人物でして、この千里川土手も来たことが無かったそうです。
(なお嵐山は、一昨年のエンジョイライダーズミーティングの後、お連れしました、笑)
(なお嵐山は、一昨年のエンジョイライダーズミーティングの後、お連れしました、笑)
さて、この場所に近づくと、着陸してくる飛行機が轟音を立てて迫ってくる姿を見ることができます。
この日もここへ向かって走っていると、近づいてくる飛行機が所々で見えるのですが、その都度、ヘルメットのスピーカーからヤブやんの感嘆とも思える声が聞こえてくるわけです。
やっぱり、はじめてあの迫力ある姿を見ると、声に出てしまうのはよくわかります。
さてここで撮れる写真です。
(これはこの日のベストショットです)
どうでしょうか?
迫力あるでしょ?
こんなのも撮れました。
こんな写真が撮れるということは、轟音で着陸してくる飛行機がホントに間近で見れるということでして、初めて来た幼い子などは、この大きな金属音と飛行機が落ちてくるんじゃないのかという錯覚で、泣き出してしまう子もいるほどです。
(ウチの娘がそうでした)
伊丹空港には、A滑走路(32R/14L、約1800m)とB滑走路(32L/14R、約3000m)の二つの滑走路があります。
A滑走路はプロペラ機などの小型機向けの滑走路で、B滑走路はB777やB787などの大型機向けです。
大型機は、千里川の土手の真上を飛んで、すぐ近くにあるB滑走路に着陸するので迫力が段違いなのです。
「32R(A滑走路)」という表記について。
「32」とは320度の方角を表す言葉で、320度つまり北西の方角に向かって離陸もしくは着陸するための滑走路という意味で、「R」とはRIGHTつまり右側にあるという意味です。
そして、32R/14Lと書きました。
この「14」は140度となり南東、「L」とはLEFTのことで左側という意味。
これは32Rと同じ意味合いですね。
つまり滑走路は風向きによって方向を使い分けるので、A滑走路の場合、北西に向かって用いるときは32Rとなるし、南東に向かって用いるときは14Lとなります。
ちなみに管制官やパイロットは、「A(えー)滑走路」などとは言わず、「ランウェイ スリーツー ライト(Runway Three-Two Right」と言ってます。
ちょっとマニアックな話となりましたが、友人の御父君がANAのパイロットだったので、飛行機にまつわる色んな話を教えて頂いた名残です。
さて、色々と書きましたが、バイクに乗っている方は一度ここへ来てみてはいかがでしょうか。
単純に着陸してくる飛行機を間近で見れる楽しさもあるし、飛行機をバックに面白い写真が撮れると思いますよ。
(おわり)