驚愕の情報
Aさんにハンドルを譲った僕は、後部座席で先ほど撮った写真を眺めながら、「速水登稔」「登稔窯」などのキーワードで検索をしてみました。
すると、速水さんのツイッターやフェイスブックのアカウントが分かりました。
そして、その書き込みを見ていた僕は衝撃的な情報に驚愕することになりました。
なんと、速水さんの奥様の美知子さんが、9月の終わりにお亡くなりになっていました。
探偵ナイトスクープのロケ収録は6月だったそうですが、この時にお元気に見えた奥様の美知子さんは既にガンに侵されていて余命幾ばくもないという状態だったそうです。
もう言葉もありません。
あの時の美知子さんの
「お父ちゃんが作ったら、お父ちゃんのラーメンになる。きっと魔法がかかる。」
「ええことしよ。 なあお父ちゃん、行っといで」
との言葉はまさに天使の声の様でした。
直にお目にかかったことはありませんが、謹んで哀悼の意を捧げたいと思います。
ご主人・速水登稔さんには心からのお悔やみを申し上げたいと思います。
懐かしき美瑛
旭川から美瑛へは、目と鼻の距離。ほんの15分ほどでした。
今から15年ほど前、家族旅行で富良野に行ったとき、観光バスでここまで来た記憶があります。
まずはセブンスターの木。
そのCM撮影の際に使われた木だそうです。
今回は時期が時期だけにこんな感じですが、夏だとこんな感じだそうです。
来年はこの姿を見たいですね。
セブンスターと言えば、自分で初めて買ったたばこ。
今ではたばこは吸わなくなったけど、当時はこのパッケージが好きでした。
ケンとメリーの木
これもCM撮影の際に使われた木です。
ケンとメリーのCMとは、日産スカイラインという車の事。
今ではスカイラインは高級路線の車種ですが、当時は若者のあこがれの的だった車。
トヨタのセリカと人気を二分していたそうです。
このころ、僕はまだ子どもでしたが、子どもながらにカッコいい車と思ったものです。
スカイラインには世代ごとに(モデルチェンジごと)にニックネームがありました。
3代目のスカイライン(1968年発売)は「ハコスカ」。箱型スカイラインの略なのでしょう。
そして4代目(1972年)が「ケンメリ」。広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」から「ケンメリ」となりました。
若い男女のカップルがスカイラインに乗り、日本各地を旅するというシリーズもののCM。
この二人の名がケンとメリーということで、このCMをこの木の下で撮影したという経緯です。
このケンメリタイプには、2000GT-Rというレーシングモデルがありました。
オーバーフェンダーにリアスポイラー、そして前後のGTRのエンブレムが最高にかっこよかった。
この時、僕はまだ小学校低学年でしたが、プラモデルを買って将来の購入を夢見たものです。
ケンとメリーの木は、個人経営のペンションの敷地内に立っています。
そのペンションの土産物店では既にストーブが炊かれていました。
そこで食べたソフトクリームはサイコーでしたよ。
パッチワークの丘
以前、ここに来た時は、その色彩豊かな風景に感動したのですが・・・今回は時期が悪すぎました。
青い池、しらひげの滝
次は「青い池」です。
以前、知り合いが青い池に行って感動したという話を聞き、ここにも来てみたいという希望を持っていました。
調べてみると人口の池らしく、近くにある滝の水にアルミニウムが含まれ、美瑛川の水と混ざり合って粒子ができ、その水が池に流れ込み、粒子に光が当たって青く見えるのだそうです。
ちなみにこの時期は夜間ライトアップされていて、幻想的な姿を見ることが出来るそうです。(知らんかった!)
続いては、「しらひげの瀧」へ。
自然岩の間から染み出た地下水が勢いよく渓流に 流れ落ち、コバルトブルーにきらめく美瑛川がしぶきを上げている様子を、間近にみられます。
ここも美瑛の観光名所の1つです。
青い池と共に、冬期限定で夜のライトアップを 楽しむことができるのだそうです。
時間が許せば、ぜひその姿を見たかったですね。
札幌へ帰還
この日、朝9時過ぎに札幌を出て、旭川から美瑛、そして富良野を回った観光ドライブ。
始めて見た景色もあり、時期は悪かったもののそれなりに楽しめました。
曇り空の天気も影響してか、午後4時過ぎになると周囲はもう暗く、こんなところも北海道に来たな~って感じ。
この後、札幌に戻って、楽しみにしていた現地の友人たちとの懇親の時間です。
(つづく)