聖地巡礼のバイク旅

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北の大地より2018 第2話 地震

変なルールのグループ旅行

我々4名の北海道旅行は一風変わっています。
それは、グループ旅行なのに「現地集合・現地解散」なのです。
 
旅行の週の木曜の夜にススキノの寿司屋で集合。

そして日曜日の午後5時頃に新千歳空港のANAラウンジで解散という流れにしています。
往路も復路も同じ飛行に乗ることはありますが、それは偶然の結果です。
 
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いつからか、ススキノの寿司屋で「今年も始まったね!」と握手をし、新千歳空港で「また来年やね!」と握手をする。
 
これが我々の暗黙のルールになりました。
 
しかし今年はこの旅行予定日に、我々がススキノの寿司屋で握手をすることはありませんでした。
 
 

2018年9月6日 早朝

 
今年、僕は9月6日(木)に夕方に大阪を発って、午後7時半ごろに札幌に就く予定としていました。
北海道への往路は、時間は異なるのですが全員が大阪国際空港(伊丹)を利用することになっていました。
 
メンバーの中で、最も早く札幌に着くのはHさん。
お昼過ぎのフライトで新千歳に向かう予定でした。
 
しかし、この日の早朝、覚めてすぐに携帯電話を確認した僕に驚くべき情報が舞い込んでいました。
 
以下はHさんから届いたLINE(ANAからのメールの転送)。
 
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そして、「北海道で地震。新千歳空港が閉鎖。万事休す」と書かれていました。
 
 

ブラックアウト

 
慌ててテレビやインターネットニュースを確認すると、確かに北海道で大きな地震が起きている様子。

場所は、胆振地方と言っています。

ただ、僕の知識では場所が特定できません。胆振を「いぶり」と読むことすらできません。
 
やがて胆振地方とはまさしく新千歳空港がある場所ということがニュースを見て分かりました。
そして、ここでの震度は7クラスという巨大地震という情報が流れました。。
 
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▲テレビ画像を撮影。山肌が滑り落ちています。
 
さらに、発電所が被害を受けたことによって「全道ブラックアウト」という前代未聞のトラブルが北海道を襲っているとのこと。
 
新千歳空港は完全に機能停止状態で閉鎖されることが発表されていました。
そして、この日、新千歳空港へ向かう便は全便が欠航だと早々に決まっていました。
 
 

9月の旅行はキャンセル

 
飛行機が飛ばないのなら、行きようがありません。
まずはこの日に行くことは諦めざるを得ません。
 
「明日は行けるんやろか?」とはAさんの言葉。
 
この言葉を発端に我々はLINE会議を始めました。
この日は、全員が会社を休む予定だったし、北海道が気になって仕方がありません。
 
 
しかし、こんな状態を考えると、翌日以降の便もどうなるかわかりません。
行けるものなら行きたいのだけど、現地の状況が分かりません。
 
少なくとも、出発の日のゴルフ場、レンタカー、ホテル、食事場所にはこちらからキャンセルの連絡を入れる必要があると思ったのですが、停電の影響か、いずれにも電話がつながないのです。

そこで、北海道で会う予定だった友人の安否も気になるので、LINEで連絡を取ってみました。
すると、彼からは、
  • 「札幌市内も停電、道路陥没、液状化などで大変な状態」
  • 「無理して来ても、何もできないのでは?」
  • 「ホテルもゴルフ場も営業していないはず」
  • 「今は観光どころじゃない」
  • 「落ち着いた頃に改めてゆっくり来てくれた方がありがたい」
などの返信が届きました。
 
無理して行くと逆に迷惑をかけることになりかねませんからね。
断腸の思いではありましたが、この友人の言葉で、旅行は完全に取り止めと決まりました。
 
ところで、これは別の友人とのやり取りです。
この人(看護師)とは夜まで連絡が取れずに、マジで心配しました。
 
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ところで、こんな時のLINEは便利ですね。
電話での通話は無理でもLINEはつながるのですから。
 
(つづく)

 

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