今日もご訪問ありがとうございます。
令和初のツーリング、いよいよ今回が最終回です。
最終回は、祖谷の小便小僧を拝んだ後、徳島港への帰路についたところから始めます。
ずっと寄ってみたかった場所へ
大歩危峡や祖谷峡はライダーとして行ってみたかった場所ですが、僕にはもう一カ所寄ってみたい聖地がありました。
そこは、大歩危峡から徳島港への途中にあります。
決して遠回りでもないので、ヤブやんに無理を聞いてもらい行くことにしました。
その行き先は、徳島県立池田高等学校。
高校野球を少しでも知っている人ならこの名前を聞いたことがあると思います。
田舎(失礼!)の県立高校ですが、当時(何年ごろかはっきり覚えてませんが)、爆発的な打線を擁して甲子園を席巻しました。
当時、僕は蔦監督(故人)が率いる池田高校のファンでした。
▲池田高校・蔦文也監督(ネットからお借りした写真を加工してみました)
全国から集まったスター選手を擁する私立高校を次々に撃破していく姿に心地よさを感じたファンは多いと思います。
その池田高校の前を通ってみたい、そして記念撮影をしてみたいという長年の念願が遂に叶いました。
ここ数年は甲子園から遠ざかっているようですが、ぜひまた甲子園に戻ってきて欲しいです。
高知自動車道を通って徳島港へ
池田高校の前で感激の記念撮影を終えると時間は既に午後5時を回っていました。
和歌山へのフェリーは午後6時55分に出航するので、遅くともその30分前には到着しておきたいです。
この間の距離は約90㎞。
一般道では時間通り辿り着けないので、高速道路(徳島自動車道)を通ることになります。
しかし、ほとんど単線のこの高速道路の制限速度は70㎞/h。
所要時間は1時間15分とナビが示しています。
所要時間は1時間15分とナビが示しています。
もうギリギリになってしまいましたが、諦めると終わりですし、次の次となると出航時間が午後10時前になります。
そうなると帰宅時間は午前1時を過ぎることが確実なので、こっちも必死です。
徳島港FTに到着。しかし…
徳島道は全体に流れが速かったこともあって、予想よりやや早く徳島港フェリーターミナルに到着できました。
そして切符を買おうと並んでいる僕らに係の人がショッキングな一言を述べました。
「次の便には乗れないかもしれません」
ここ数年間で、これだけショッキングな出来事はありませんでした。
ただ、「乗れないかもしれない」のであって「無理」と宣告されたわけではありません。
その時間は、明石淡路鳴門自動車道は淡路島の真ん中あたりから渋滞で、それは阪神高速にも波及して大阪までほぼ混んでいます。
その時間は、明石淡路鳴門自動車道は淡路島の真ん中あたりから渋滞で、それは阪神高速にも波及して大阪までほぼ混んでいます。
つまり待つしかありません。
非情の宣告
そもそも、このフェリーには、バイクはどう詰めても35台しか乗らないそうで、僕らの順番は41番。
ほぼ無理そうな雰囲気は漂っていましたが、結局、僕の前で切られました。
つまり、40台までは乗せたようなので、南海フェリーさんもそれなりに頑張ったのでしょう。
もう諦めるしかありません。
▲絶望感漂うヘルメット(笑)
今さら、淡路島から橋を渡るという気力も体力も尻力もありませんし。
もう次を待つしかありません。
次は3時間後。
つまり午後9時50分の便。
当然、お腹も空くので何か食べようかと思ったら、フェリーターミナルの食堂は午後6時40分でラストオーダー。
つまり、我々が乗り損ねることが確定した直前にラストオーダーということ。
ここはもうちょっと営業時間を延長してほしかったな。
徳島ラーメンで締めたるで!
僕らと同様に非情宣告を受けたのが和歌山のGPZ900のライダーさん。
こういう状況では同じ境遇の者同士が仲良くなるのはよくあること。
徳島港フェリーターミナルからJR徳島駅まで路線バスが出ているので、これに乗って徳島ラーメンを食べに行くことで話がまとまりました。
実は徳島ラーメンを食べたかったということあったので、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
このGPZライダーさんは、和歌山港のすぐ近くに住んでいて、いつも思い立てばフェリーに乗って四国に来るそうです。
色々と話ができて楽しかったです。
またどこかでお会いしましょう!
思い出に残った令和初のツーリング
最後の最後に大ハプニングに遭遇した今回の令和初のツーリングですが、総合的には大満足でした。
好天に恵まれ、絶景を何度も見て、行きたいところに行けて、食べたいものも食べれたし。
帰宅は午前2時となりましたが、次の日もその次の日も休みですから、ダメージはありません。
さて、今回の走行距離は、合計で約600㎞。(フェリー移動の距離は当然含まず)
5月4日の1日だけでも470kmですから、まあ、記録更新って感じですか。
5月4日の1日だけでも470kmですから、まあ、記録更新って感じですか。
寺社参拝という目的ではなく、純粋なツーリングとして走った今回の四国ですが、見どころたっぷりでした。
でもまだまだ行きたいところがあります。
- 四万十川や足摺岬にも行きたいし、宇和島の鯛めしも捨てがたい。
- 四国カルストも走ってみたいし、佐田岬にも行ってみたい。
- 道後温泉は出張の時には必ず行くけど、これはいつでも入りたい名湯。
- 松山城にもまた行きたいし、しまなみ海道も走ってみたい。
- うどん県でうどんのハシゴもしてみたいし、鳴門金時をお土産に買って帰りたい。
四国にはまだまだ魅力的なところがいっぱいですもんね。
ということで、長編の令和初のツーリング四国編はここで終わりです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました(^^♪
(おわり)