17時55分 大阪南港
OSAKA BAY BLUES
大阪港と言えば、上田正樹さんのあの歌が有名ですね。
♪ Hold me tight、Osaka Bay Blues
俺のこと好きか? あんた、聞くけど…
この歌は、「大阪の海は、悲しい色やね」という歌詞ですが、少しこの日の大阪港は美しい藍色でした。
キラキラ太陽の船が、サンセットの太陽に誘われるように出航していく姿がとても神々しかったです。
出航してから少し時間が経った後のキャプテン(船長)アナウンスが素敵でした。
航路や時間の説明に加え、揺れの予想や、その時間帯まで丁寧に説明してくれました。
このキャプテンアナウンスで、大きな安心感を覚えたし、いい船旅になるやろな~と確信できました。
ありがとう、高梨キャプテン!
サザキヒロシ 船内ライブ
さて、このあと午後8時15分からは、サザキさんの船内ライブです。
場所はプロムナード中央。
既に何十人ものお客さんがサザキさんの登場に注目しています。
まず歌い出しは、「バイクに乗って」
サザキさんの歌い出しソングとしては定番の曲。
この曲も徐々に進化していて、最近は歌詞のバージョンが増えました。
歌いだしはこんな歌詞です。
♪ バイクに乗っていこう 鼓動感じて
行き先なんて風任せ 晴れわたる空
リズムのある曲で、いきなりお客さんをサザキワールドへ引きずり込みます。
- 「上を向いて歩こう(坂本九)」
- 「ふるさと(唱歌)」
- 「糸(中島みゆき)」
後でサザキさんに聞いたのですが、さんふらわあの乗客は家族連れや比較的年配のお客さんが多いから、自分が知っている歌なら一緒に歌ってくれることが多いのだそうです。
気が付いたら、プロムナード全体が一つになっていました。
もちろん、老いも若きもみんなです。
サザキさんと子ども達
今回、とても印象的だったのが子ども達。
夏休みに入って最初の週末という事で、ご家族と一緒に故郷に帰るのかな。
途中、その中の一人が、サザキさんの前に陣取りました。
まあいわゆる「かぶり付き」の場所でサザキさんをじっと見つめながら聴いています。
すると、その男の子に対してもしっかりと対処するサザキさん。
このひと時は、周囲のみんなが、微笑ましくこの二人を観ていました。
みんなで合唱したスローテンポの曲が続いた後は、サザキさんのデビュー曲でラストを盛り上げます。
「花火(サザキヒロシ)」
♪ ああ~この花火を夜空一杯ひろげよう
目に見えないものをつかめるときまで
そして、最後の曲は、「乾杯(長渕剛)」
この曲もよく知られた曲なので、あらためてみんなで一緒に歌いました。
そして、約30分のステージが終了。
余談ですが…キャンプカーマガジン
ライブ後、サザキさんと缶ビールでお疲れ様の乾杯をやって、少し話をしていると一人の男性が近づいてきました。
それは「キャンプカーマガジン」というキャンピングカーの専門誌の編集者さんでした。フェリーさんふらわあの取材で乗船したとのこと。
そして、さんふらわあの担当者さんから、「この船の人気イベントなので、サザキさんのライブは必ず見て行って欲しい」と言われていたそう。
詳しくは分かりませんが、9月発売の同誌でこの日の取材の模様が掲載されるようです。僕は一応、買おうと思っています。こんな感じの雑誌です。
明日のランチの約束
ライブ後、少しサザキさんと話をしてたら、時間は既に9時半を回ってました。
そして、光栄なことにサザキさんとは、翌日のランチをご一緒する約束をさせてもらいました。
2年前の肝付町ツーリングの初日のランチを食べた思い出の「新村畜産(肝付町)」へ行くことになったのです。
そんなこんなで時間が経ち、気が付けば既にプロムナードはひっそり静まり返っています。
この後、屋上デッキに上がってみたら、絶対に大阪では見れない星空が頭上にありました。
さて、今日はこれで就寝。
翌朝の天気が気になって仕方ありませんが、ゆっくり休むことにします。
起床予定は朝6時なので、明日に備えて8時間くらい寝るつもりです。
おそらく途中で一回くらいはトイレに行くことになるでしょうけど(笑)
船内の通信環境
思い出したので、ここで船内の通信環境について紹介しておきます。
大阪湾航行中は、何とか携帯電話の電波が繋がっていたのですが、太平洋に出ると全くダメになります。
これは仕方ないことですね。
瀬戸内海航路だったら、終始、電波を拾うのかな?
ちなみに、大阪湾内や志布志港近くの電波が通じるエリアでも、プライベートベッド室に入ると圏外に変わりました。
携帯電話の電波が途切れたら、あとは船内のWiFiに頼るしかありません。
新造船「さつま・きりしま」では、SSQ(SunFlower Smart Quest)というサービスがあり、船内でのイベント情報、船内wi-fi、観光情報などが入手できます。
なお、船内のWiFiに関しては限界があります。
通信速度への期待はしない方がいいです。
ただ、全くつながらないわけではないので、イライラせずに使いましょう。
そして、志布志へ
7月27日 土曜日は、予定通り朝6時15分に起床。
そしてこれも予定通り、夜中に一回、トイレに立ちました(笑)
爽やかな目覚めでしたよ。
プライベートベッドが快適だったことを自分の体が証明してくれた感じです。
レストランは6時半からなので、プロムナードで窓越しの景色を見ながら、ここまで来れたことの喜びを感じています。
そして、この数時間後に始まる「肝付町アゲインツーリング」に心が躍ります。
そして、朝食を摂ったあと、またプロムナードで窓の外を見ていたら、遠くに都井岬が見えてきました。
この時は「またここまで来れた」と感無量です。
その後、部屋に戻って下船の準備を完了した時には、船は既に志布志湾に入っていました。
帰ってきた!
ここまで長々と書いてきましたが、ついに”さんふらわあ さつま”は志布志港に到着しました。
実に2年ぶりの志布志です。
2年前のあの日、肝付町の皆さんが出迎えてくれた志布志港。
ちょうどあの照明塔の下で、皆さんが手を振ってくれていました。
次回はいよいよ志布志港からの大隅半島ツーリングの話を紹介していきます。