お疲れ様です。
酷暑が続くと思えば、どでかい台風が近づいたりしていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、お盆の連休の前半、8月12日に友人のヤブやんと二人でツーリングに行ってきました。
今回のルートは琵琶湖沿いに走るという事に加え、越前岬(若狭湾の東の端にある岬)まで足を延ばし、その途中に色々と寄り道しながらの往復430㎞のワンデーツーリング。
琵琶湖も越前海岸も素晴らしい景色で楽しませてくれました。
暑さ、そしてお尻の痛みと闘いながらのツーリングとなりましたが、その楽しかった思い出をブログに綴ってみたいと思います。
イントロ・近江八景
ところで、滋賀県はもともと「近江(おうみ)国」。
京の都から”近い淡水の海”が語源で、この淡水の海を淡海(あわうみ)と書いて読んで、この「あわうみ」の発音が「おうみ」となったそうです。(諸説あると思います)
この淡海とは琵琶湖の事ですね。
そして”近い淡水の海”から、「近」が残って、淡水の海を「江」として、これら2文字を組み合わせて、「近江」としたのでしょうか、その辺りはよく分かりません。
最初にこの話を持ち出したのは「近江八景」の話をしたかったからです。
近江八景とは、近江つまり琵琶湖とその周辺の美しい景色の代表地八か所ということなのですが、江戸時代初期の公家筆頭の関白・近衛信尹公がこの八景を定めたという事で、つまり近江(琵琶湖周辺)の絶景は、スーパー高貴な方のお墨付きということでしょう。
▼近江八景の1つ「瀬田の夕照(勢田夕照)」(ネットからお借りしました)
その琵琶湖の色んな美しい景色のいくつかを楽しみながら走ってみたいというのは前からの希望で、そもそも、ビワイチに越前岬を加えたツーリングを企画していました。
なお、ビワイチとは琵琶湖一周のことです。
高速道路は大渋滞で波乱の幕開け
ただ、ビワイチだけだと所要時間は短いので、少し足を延ばしてみようと色々と考えた先が越前岬。
若狭湾・小浜のドライブイン吉田で有名なイカ丼を食べるという選択肢もあったのですが、過去に何度か行ってるし、琵琶湖の景色に加え、美しい越前海岸を夏の海を見ながら走ったら、少しは納涼の気分を味わえるかもという魂胆でありました。
ただ、ビワイチのスタート時点である大津市(市街地付近)に入ろうと思ったものの、東大阪から大津へ向かう高速道路が軒並みに渋滞という始末。
▼下図の実線はいずれも高速道路。赤線が渋滞区間
とりあえず、近畿道に入ったものの、名神高速ルートでは高槻から先、第二京阪ルートでも久御山から先は渋滞という情報でした。
当たり前ですね。お盆休みの真っ只中ですから。
ビワイチは、最初から不成立
つまりこの状態は、ビワイチのスタート時点と目論んでいた大津市内(市街地)にスムーズに辿り着くのはかなりの困難ということ。
仮に一般道で大津市内へ入ったとしても、湖西道路も渋滞しているのは確実。
そこで、走って行った第二京阪道路は渋滞する直前の久御山南ICで降りて、そのまま京都市内(河原町通&川端通)を北上し、宝ヶ池からR367で大原方面を抜けて、大津市の北部から琵琶湖に沿って走るというルートを選択することとしました。
この時点で、ビワイチは最初から不成立。しかも、かなりの時間ロス。
波乱の幕開けとなりました。
波乱の幕開けとなりました。
ただ、訪問予定地は変更せずにとりあえず走ってみることにします。
その予定は、訪問順に…
ということで、訪問順に綴っていきます。
京都・大原から白髭神社まで
先に書いた通り、本来通る予定だったルートが渋滞でダメだったので、京都市内を縦断して大原まで来ました。
京都市内を通過したのは、午前8時過ぎでしたが、さすがに京都市内。
めちゃめちゃ暑かったのですが、大原まで来ると気温はグッと下がります。
めちゃめちゃ暑かったのですが、大原まで来ると気温はグッと下がります。
通った道は、比良山の西側を通るR367。
爽やかに三千院の前を通って、「途中」という興味深い名前の交差点を右折すると、琵琶湖の方へと向かっていきます。
県道311号を経て、かつては有料だった湖西道路に入るのですが、ここまでくると渋滞は全くなく、快適なライディングです。
湖西道路はこのままR161号線として北へ繋がっています。
途中、やや混雑区間はあったものの、無事に白髭神社に到着。
▲左に神社本殿、右に湖上鳥居が見えます
到着時刻は9時20分。
やはり30分のビハインドです。
近江の厳島・白髭神社
全国に白髭神社と名が付く神社は数十社あるそうですが、この滋賀県にある白鬚神社は、全国の総本社とされているそうです。
そもそも白髭神社は、長寿を司る神様。
そりゃそうですよね、白い髭を生やしたおじいさんって長寿のイメージですもんね。
この神社が有名なのは、湖上に立てられた鳥居。
水上の鳥居と言えば、安芸の宮島(広島県の厳島神社)が有名ですが、これに准えてこの白髭神社は近江の厳島という別名があるそうです。
そもそも鳥居は俗界(我々、人間が住む世界)と神域との境目に立てるものであるはず。
勿論、この白髭神社のご神殿の前にも鳥居があるのですが、鳥居と鳥居の間、つまり神域の中を道路が通っているというのは、不思議な感じですね。
健康を維持し、経済的な憂いもなく、家族や仲間に疎んじられることなく長寿ができますようにとお参りさせて頂きました。
(ちょっと欲張り過ぎかな、笑)
なお、この白髭神社は、かつてLike a Windで僕が大好きな”きのぴー”(木下愛有未さん)が紹介してくれたツーリングスポット。
▼Like a Wind 2017.12.06 OA きのぴーが行く!滋賀県魅力満載ツーリングvol.2
ということなので、Like a Wind聖地巡礼も達成。
末尾になりましたが、ライダーの皆さんにもたくさんのご利益がありますように。
さて、今回はここまで。
次回は、ここから数分の距離にある「白浜荘オートキャンプ場(滋賀県高島市)」の話から始めます。
このオートキャンプ場は、今月(2019年8月)24日~25日に開催されるLike a WindとBike-Jinとのコラボ企画キャンプミーティングの会場です。
このオートキャンプ場は、今月(2019年8月)24日~25日に開催されるLike a WindとBike-Jinとのコラボ企画キャンプミーティングの会場です。
勿論、僕も参加する予定で今から楽しみにしているのですが、もう待ちきれずにその下見に行ってきました。
では次回もよろしくお願いします。
(つづく)