聖地巡礼のバイク旅

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バイクに乗ろう!「後編:ライダーを増やせ!」

こんにちは。今日もご訪問ありがとうございます。

さて、前編では「バイク人口を増やしたい」というテーマで、株式会社ヴァンズ凸(バイク情報番組・Like a windを制作している会社)の取り組みを紹介したり、免許人口の推移やバイク販売台数の動向などを紹介しました。

後編の今回はそのことについてさらに私見を述べてみたいと思います。

今回は文字が相当多いので読みにくいので読んでいて疲れるかもしれませんが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

女性ライダーを増やせ!

前編を終えたとき、「リターンライダーを増やせ」というテーマで後編を書こうと思っていましたが、ちょっとその前に述べたいことがあります。それがこの項のタイトル「女性ライダーを増やせ!」です。

まだバイクにおける女性の人口は免許数でいうと一割ですが、先日の「女子旅♡大隅半島モニターツアー」でバイク女子さん達が大いに盛り上がったことを間近で見ていて、女性ライダーがバイク界の中で一つの大きな文化を作り上げつつあるのではないかとも思いました。

そもそも、既に男性ライダーも女性ライダーも垣根がない状態なのかもしれませんが、先日の女子旅がそうであったように、やはり同性同士が集うことでそこには特別の楽しさが生まれるのも事実。

そして、女性ライダーという範囲においてその楽しさが広がることで、本来は性差なんて関係のないバイクという文化に様々ないい影響が出てくるのだと思います。

ということで、先に「女性ライダーを増やせ」というテーマでこの項を述べることにしました。

 

潜在需要は一定数あるはず

前回のブログでも書いた通り、女性で自動二輪免許を持っている人は増えています。それでも今はまだ自動二輪免許全体の10%程度にすぎません。

しかし、これを逆説的に考えると、これから自動二輪免許を取る可能性のある女性(=バイク女子の潜在需要)は、相当数存在するということになります。

そして、徐々にでも女性に免許取得者が確実に増えているということは、社会的にその機運があるとも言えます。仮に僕の娘がバイクに乗りたいと言えば諸手あげて賛成します。

今や、ビジネス・学問・スポーツの世界はもちろんのこと、趣味の世界でも男女を区別することはナンセンスな時代。ひと昔前なら女性がバイクに乗るなんて…という偏見もあったかと思いますが、もはやそんな時代ではありません。

僕より大きなバイクに乗っている女性、僕よりはるかに運転の上手な女性、僕よりはるかに速い女性は星の数ほどいると思います。

(本文と上の写真とは関係ありません。悪しからず)

 

最終的には、バイクを購入してもらう必要があるのですが、「若者のクルマ離れがよく話題となるが、実は20~30代女性のマイカー保有率は伸びている(出典:三菱総研)」という事実を考えると、このケースにおける乗用車がバイクに変わっても何ら不思議ではありません。

つまり大きな潜在需要はあるはずです。

 

メディアでの人気は女性ライダー

まずは、まだバイクの世界に入り込んでいない女性の皆さんにバイクに興味を持ってもらうことですよね。

多くの男性ライダーが、知り合いや友人にバイク乗りがいて何等かの刺激を受けて自分もバイクに乗るようになったと思います。数十年前の僕はまさしくそうでした。

短絡的かもしれませんが、そう考えたら、まずは女性ライダーが女性に対してバイクの楽しさを伝える仕掛けが必要なのでは?と思います。

「Like a wind」では、番組内のバイク女子ユニット・ライクアウインジャーのメンバーも増えたし、最近の出演はほぼ100%が女性のバイクタレントさん達です。(サザキさん、頑張って!笑)

関東のバイク番組「週刊バイクTV」でも、今は男女2人のMCで番組を運営していますが、かつては男性1名+女性2名の体制でした。

そして、バイク系YouTubeでも人気を博しているのは女性ライダーが多いですよね。

もちろん、バイクに乗る女性タレントさんを出演させるのは、コアな番組視聴者(男性ライダー)を惹き付けるための番組戦略だとは思います。

しかし、この女性のバイクタレントさん達を支持している(推しているとか、ファンだという意味合いも含めて)のは男性のバイク乗りだけではないはず。

女性のバイク乗りはもちろん、彼女たち(例えば、かすみんやさおりん)を見て「あんな風にバイクに乗ってみたい」と思う女性は一定数いるんじゃないかと思います。

 

近未来の女性ライダーを掘り起こせ

そこで僕が思ったことが二つあります。

①「バイクに乗りたいと思っている女性の背中を押す仕掛け」

具体的に何をすべきかという話になると、そこは素人の僕なので明確なプランがあるわけではありません。

ただ、アイドマ(AIDMA)の法則に従えば、「バイクに乗りたいと思っている女性」はD(Desire=欲求の始まり)あるいはM(Memorise=欲求の継続)の状態にあるので、あとはいかに背中を押すか、あるいはその環境を作ってやるかということになります。

そこに仲間がいたり、インフルエンサーがいると「そのような人たちに背中を押される」ということが期待できるんじゃないかと思います。そんな仕掛けをしてみたいです。

②「バイクを意識していない女性にバイクを意識させる」

僕は、バイクを意識していない女性にバイクを意識させるための仕掛けが著しく不足しているように感じています。

なので、まずはバイクを意識させる(アイドマ(AIDMA)の法則でいうところのA(Attention=気づかせる)仕掛けが必要ではないかと思ってます。

もしかすると既にそんな取り組みがなされているのかもしれませんが、(例えばヤエドラで)普通自動車の教習を受けに来ている女性(=バイク免許にはまだ興味を持っていない女性)向けに「バイクは楽しいよ講座」を実施し、その講師をかすみんやさおりんがやってみるとか、そんなDVDを作って配布するとか、YouTubeで配信するとか、フライヤーも作るとか。

そこから、ならば「このまま二輪教習も受けちゃおう」と考える人がいても不思議でないと思うのですが。

昔、Like a windでは「ライドル企画」があったけど、まだバイクに乗っていない(バイクを意識すらしていない)女性に向けてこんな企画があっても面白いのかなと素人なりに思いました。

 

 

リターンライダーを増やせ!

ここからが、本来の本題です(笑)

結論からいうと、僕の経験も踏まえて申し上げると、バイク乗りを増やすための最も現実的な策はこれだろうと思っています。

僕の友人で、普通自動二輪以上の免許を持っていて、昔はバイクに乗ってたけど今は降りているという人はかなりいます。そして僕がバイクにリターンしたのを見て「羨ましい」と言う人も一定数います。

一方、その人たちがバイクにリターンするための最大の障壁は家族(特に奥さん)です。

この障壁さえ乗り越えればまたバイクに乗りたい(バイクに乗れる)と思っている人をどうバイクにリターンさせるかについて考えてみたいと思います。

 

鍵は原付2種だと思う

バイクにリターンするに、その前にバイクを買わないといけません。

長い間、バイクに乗っていなかった既婚者が急にバイクを買いたいと妻に申し出て、「どうぞ~どうぞ~」なんて言ってくれるケースは極めて稀でしょう。

その家族が反対する最大理由の一つが、「危険性を伴う」という心配だと思います。

そして次に経済的問題です。

排気量の大きなバイクを買うには少なくとも100万円近いお金が必要です。

「そんなお金はどこにあるの?」

「そんなお金があるんなら、〇〇を買って」

なんて言われるのがオチかなと。

 

子育てがひと段落して、趣味に時間とお金を投じることが出来る人でも初期投下できるお金には限りがあるのも当然です。

そこで、車体価格も安く、燃費もよく、税金や保険も安い原付2種(51~125cc)のバイクは一つのカギになるような気がします。

 

原付2種でもツーリングを楽しめる

一昨年の秋にスーパーカブ110を買った時、完全なセカンドバイクの位置づけでした。

ツーリングのメインはMT-09トレーサーで、スーパーカブ110はあくまで街中の足と考えていました。

ただ、一般道をトコトコ走って尾道市(広島県)まで行き、そこからしまなみ海道を走るツーリングを経験して以来、スーパーカブ110(原付2種)に対する意識は激変しました。

原付2種のバイクは、高速道路や自動車専用道を走ることはできなくても、一般道では交通の流れに十分乗れます。

ZRX1200DAEGとZ125PROの2台を所有しているYouTuber・YASU-Mさんは、Z125PROで47都道府県走破を目指してツーリング動画を配信しておられますが、一般道だけで行くツーリングがこれほど楽しいのかと感じさせてくれます。


www.youtube.com

 

僕も前述のしまなみ海道ツーリングに続き、昨年11月の「大隅半島モニターライダーツアー」では、スーパーカブ110で参加させて頂きました。

junrei-rider.hatenablog.jp

 

その前年はMT-09トレーサーで行った九州ツーリングですが、その際に思った「原付2種(スーパーカブ110)でも九州ツーリングは十分に楽しめるのではないか」という仮説はまさしくその通りでした。

 

九州ツーリングを例に挙げれば、いずれにしても九州への往復はフェリーさんふらわあでの快適旅です。

志布志港あるいは別府港や大分港に着いてからの現地でのツーリングは、原付2種で不自由さを感じることはありません。

むしろ良き景色を見ながら走るにはスピードは必要ありませんし、小回りの容易さは観光地を巡る際には有利だとも言えます。

 

 

原付2種から始めてみよう

また、まだ免許を持っていない人は、自動二輪免許の小型AT限定という比較的取得しやすいという側面もあります。

例えば、ヤエドラでは土日の2日間で当該教習を終了できるプランを展開していて、大人気のようです。(いつもこのプランがあるわけでもなさそうですので、詳しくはヤエドラにお問い合わせください)

 

そして、自動二輪免許の小型AT限定でも、クラッチの無いカブシリーズやダックスに乗れることをご存じですか?

この画像はホンダバイクのHPから引用させて頂きましたが、すべて小型AT免許で乗れるバイクたちです。

別にホンダを特別に推しているわけではありませんが、ハンターカブCT125(新車定価は44万円)などはどうでしょう?

かなり豊富にカスタムパーツが売られていますから、自分だけのオリジナルハンターカブを作り上げるのもいいでしょうし、キャンプツーリングに行ったり、一般道だけのロングツーリングも絶対に楽しいと思いますよ。

まずは原付2種から始めてみて、バイクに乗ることが当たり前だと家庭内で認識させ、そこから大きなバイクにステップアップするという戦略も有効だと思います。

ちなみに僕も実はハンターカブ購入を目指しているひとりです(笑)

 

 

ブログ後記

ということで、2回に亘って「バイクに乗ろう」というテーマでブログを書きました。

僕はバイクにリターンし、それがきっかけでLike a windという番組に出会い、その結果、多くの人と知り合うことが出来た結果、大袈裟でもなんでもなく、僕の人生が大きく変わりました。

そんな素晴らしいバイクという乗り物を多くの人に広げたいと思い、図らずも長い話になってしましましたが、若いライダーが増え、女性ライダーが増え、リターンライダーも増えて、バイクの世界がますます活性化して欲しいと切に願っています。

そして、大隅半島ツーリングファンの僕として、バイク人口が増えることは、ひいては「フェリーさんふらわあで行く大隅半島ライダーが増える」ことにも繋がると思ったことがきっかけでこのブログに繋がりました(笑)

 

ちなみに

僕は、次また大隅半島に行く機会があれば、やはりスーパーカブ110で行って、原付2種でも十二分に九州ツーリングを楽しめることをあらためて証明して、またブログで発信したいと思っています。

 

今回も最後までありがとうございました!

 

(おわり)

 

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今回もありがとうございました!

 

 

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