ご訪問ありがとうございます。
「大隅半島 女子旅」第5話は、現地最終日の模様をレポートします。
前夜、コンビニから帰ってきたあと、お風呂から上がってベッドに入り携帯をふと見ると、かすみんがインスタLIVEをやっていることに気づきました。
もちろん僕も視聴させて頂いたのですが、開始後15分で寝てしまい気が付けば午前3時でありました。
かすみん、めっちゃ疲れているはずなのにね。ご苦労様でした。
みんなの願いを乗せて
前日夜に星を見ることができて「明日は晴れるかも!」と抱いた淡い想いは期待外れに終わり、空には分厚い雲が浮いていました。
ただし雨は降っておらず、下の写真をご覧いただくとお分かりのように参加者の皆さんはレインウェアを着ていません。
皆さんも「せめてこの状態が続いてくれ~」と願っているようでした。
そしてホテルを出発したのは定刻の午前8時でした。
この日の最初の目的地は「道の駅 根占」。本土最南端の道の駅です。
佐多岬への道中の休憩場所として、そして錦江湾越しに開聞岳を見ることが出来る絶景スポットである道の駅 根占を目指し、国道269号をひたすら南下していきます。
マイスターに勝った瞬間
僕は、大隅半島の中でも特にこのエリアは走り慣れていて、錦江町以南のロードサイドの風景は概ね頭に入っています。
その国道269号・南大隅町の根占付近を走っているとき、ちょっと自尊心をくすぐられる出来事がありました。
佐多岬へ行くには、南大隅町・根占大橋の北詰交差点でいったん左折(東進)し、今度はその少し先で右折して南下を続けるのですが、先導のかすみんはその曲がり角が一瞬わからなかったようでした。
そこで「その先、雄川の手前の信号を左折やで」とインカムで教えてあげたのですが、この瞬間、僕は大隅半島マイスターに勝った気がしました(笑)
ただ、彼女は雄川を渡ってネッピー館(雄川を渡ったところにある宿泊温泉施設)の方から再び国道269号に合流するルートも考えていたようだったので、
「ネッピー館からも国道269号へ抜ける裏道があるよね」「でも民家の中を通って行かなあかんから、大勢で走るにはこっちの方が正解なんちゃう~」
なんてインカムで話をしていたら、今度はそれを聞いていたおおすみ観光未来会議のSさんが「なんでそんな裏道まで知っているの?」と気持ち悪がってくださいました(笑)
地元の観光のプロにもお褒めの言葉を頂いたようで、ここでも勝てた気分でした(笑)
道の駅 根占(ねじめ)に到着
さて、女子旅ライダーズはこの日の最初の訪問地・道の駅根占に到着。
時間はまだ午前9時前。つまり売店の開店前でした(笑)
道の駅 根占からは、天気のいい日なら錦江湾の向こうに開聞岳がきれいに見えるのですが、この日はあの美しい三角錐の山のてっぺんには雲がかかっていました。
ホントにあとちょっとだったのですが・・・
ただ女子旅の皆さんは、そんなことを全く気にせず、達観したかのように楽しそうに写真に納まってくれていました。
僕は最高の女性たちと旅をご一緒させてもらったようです。
【ちょっとInformation】
この道の駅 根占は大隅半島最南端の道の駅なのです(ちなみに本土最南端の道の駅でもあります)。
佐多岬へ行く途中、ここから南に少し下ったところに公衆トイレがありますが、道の駅 根占で済ませておいた方が無難かと思います。
また、道の駅 根占から13kmほど南に下ったところにAコープがありますが、営業時間は9時から19時だったと思います。(道の駅 根占の売店は9時~17時)
朝の早い時間 or 夜にこのあたりで食料を買うとなると、南大隅町役場の近くのローソンとファミマが大隅半島最南端のコンビニとなります。
以上、ご参考までに。
なお上記の営業時間は変更になることもありますので、その点はご承知おきください。
またしても…奇跡が
道の駅根占から佐多岬まではひたすら国道269号を下ります(佐多岬近くの最後の十数キロは県道)。トータル約30km・50分くらいで到着できたかと思います。
一方、佐多岬への到着の直前にまたしても降雨がありました。佐多岬ゲートを通過した時、我々の到着を待ってたかのように雨が降り出したのです。
当初は、みんなで佐多岬灯台の展望台へ行こうという計画でしたが、この雨だと断念せざるを得ないような状況でした。
2日目は雨は降らないと信じてレインウェアを着ていない人が多かったので、かなり濡れてしまった人も多かったと思います。
佐多岬では75分の滞在が予定されていて、それは岬の展望台までの徒歩での往復を見越した時間設定ですから、展望台まで行かないとなるとその時間を持て余すのは必定です。
というわけで、しげっちとかすみんが色んな対策を練っている時、6名の参加者が「雨でも展望台へ行く」と決断し既にその態勢を整えていました。
ならば、駐車場に残る4人とは待ち合わせ時間だけを決めて、スタッフ5名(Sさん含む)を含めて11名で岬の展望台を目指すこととなりました。
しかしその時、またしても奇跡が!。ガジュマルの木がある駐車場からトンネルを抜けたとき、雨が上がったのです。
こんな天気でも佐多岬は美しい
こうなると楽しさは倍増以上。
みんなで楽しく語り合いながら歩くので、20分ほどかかるアップダウンのある遊歩道もあっという間でした。
岬の展望台に到着した時、やはり開聞岳は見えなかったけど、岬の灯台は曇天の中でも美しかったです。
駐車場に残った4人の方は、今回は残念でしたが、晴れの時にまたここへ来ていただき、美しい風景をその目で確かめて頂きたいと思います。
最後の訪問地へ
この後、また楽しく語り合いながら遊歩道を戻って駐車場まで帰りました。
みなさん、達成感のある顔をしていますね。
ガジュマルの木の前で記念撮影もできたし、佐多岬名物の塩ソフトを食べることもできたし、大満足とは言えないけれど、ここまで来て良かったと思ってくれているようでした。
ということで、佐多岬もなんとか無事に訪問でき、その後は雨も降らずにいよいよ残すはこの旅の最後の訪問地(ランチタイム)です。
その最後の訪問地は「hello, brand new days」というカフェ(ランチタイム)なのですが、個人的には走り慣れたつもりの国道269号のロードサイドにこんな素敵なカフェがあるとは全く知りませんでした。
その話は、次回(最終回)にて。
(つづく)
今回もありがとうございました!