こんにちは。今日もご訪問ありがとうございます。
では早速「オリーブの島ツーリング」の第二話です。
エンジェルロードへ
坂手港からエンジェルロードに向かうと、いきなり醤油蔵のいい匂いが出迎えてくれます。
小豆島の産業と言えば、オリーブ、素麺、石材、そして醤油なのだそうですね。
今回のツーリングでは、その全てを(ほんの少しずつですが)体感することが出来たので、その話はまた後程にしたいと思います。
島の南側を通る国道436号は、もっと交通量が少ないのかと想像していましたが、全国旅行割が始まってからは観光客が増えたそうで、交通量も多かったように思います。
それでも、坂手港からは30分もかからず、午前10時前にエンジェルロードに到着。
ここで数年ぶりに会う友人女性と待ち合わせです。
事前に貰った情報では、この日のエンジェルロードの干潮(つまり、天使の散歩道が現れる時間)は午前4時21分から午前10時21分。
つまりギリギリ間に合うか?という期待をしていましたが…
約束の丘展望台
残念ながら、到着した時にはすでに天使の散歩道はその殆どが海に沈んでいて、その先の島(弁天島)に渡ることはできませんでした。
それでも、この写真の通り、道が閉ざされてしまう直前の姿を見れたことは逆に良かったのではないかと思っています。
この後、この浜の上にある「約束の丘展望台」へ登って観れたのがこの景色。
わずかに見える天使の散歩道、透き通るブルーの海、そしてその向こうには瀬戸内海の島々…もう絶景という言葉以外はあてはまりません。
さすがに幸せの鐘を鳴らすことはしませんでしたが「ここに来て本当に良かった」と心から思った瞬間でした。
ギリシャ風車
この日、ランチはこまめ食堂で11時半に予約をとってもらいました。
まだ少し時間があるので、ランチ後に行こうと思っていたギリシャ風車がある道の駅 小豆島オリーブ公園へ先に行くことにします。
エンジェルロードからは、彼女(乗用車)に先導してもらって来た道を少し戻り、小高い丘を上ると道の駅・小豆島オリーブ村がありました。
「小豆島はエーゲ海に浮かぶ小島のようだ」という人がいますが、その雰囲気を最もよく出しているのがここではないかと思います。
ホントは、ここでホウキに跨ってジャンプする写真を撮るのが定番らしいのですが、子どもや若い女性ならまだしも、自分の年齢を考えたら諦めるという選択しかありませんでした(笑)
オリーブの木
この近くにはオリーブ畑もあって、もう雰囲気はギリシャそのもの。ちょうど収穫期のオリーブの木も見れました。
そして、このギリシャ風車がある場所からの景色もそうですが、道の駅の建物があるところからの景色も素晴らしいのです。
海だけが見えるのではなく、入江があったり、遠くに島々が見えたりするのが瀬戸内海の風景の特長ですが、小豆島はその中でも絶妙のバランスを持っているような気がします。
もうこの時点で小豆島の虜になってしまっていました。
小豆島の特長
そしてこの後は満を持して、この日のランチ場所「こまめ食堂」へと向かいます。ギリシャ風車からはほんの10分くらいで行けます。
この辺りでは、坂手港からエンジェルロード(約30分)、エンジェルロードからギリシャ風車(約15分)、そしてギリシャ風車からこまめ食堂(約10分)など、いずれも距離は短いのです。
ここで、瀬戸内海で一番大きい淡路島と2番目の小豆島を比較してみようと思います。
面積だけで比較すると小豆島は淡路島の1/4程度なので、いろんなスポットが近くにあってすぐに辿り着けるって感じですね。
一方、海岸線の長さが面積比ほど小さくないのは、小豆島には半島や入り江がたくさんあるからなのだろうと思います。
この半島や入り江の多さが小豆島の地理的な特徴の一つで、美しい景観もこの特徴ある地形が生み出しているような気がします。
こまめ食堂
小豆島の人気グルメスポットとしては常に上位に来るのが「こまめ食堂」。
小豆島のやや西部、南北ではほぼ中央にあり、日本の棚田百選の一つ「中山千枚田」のすぐ近くにあります。
中山千枚田では既に稲の収穫が終わっていて景観的には少し残念でした。やはりここには夏に来るべきなのでしょうね。
さて、次のこまめ食堂で食べてみたかったのが、この中山千枚田で獲れたお米で作ったおにぎりの定食。
特に稲の収穫が終わったところなので、新米が食べれるのではないかと期待していました。
平日であっても予約困難(予約は可能ながら当日の朝にしか予約が出来ません)のこまめ食堂ですが、彼女が頑張って11時半に予約してくれたので助かりました。
棚田のおにぎり定食
タイムスケジュール通りお店に到着したものの既に入店待ちのお客さんで一杯。予約せずに来た人は1時間くらいは待たないといけないようです。
無論、僕らは予約があるので時間通りに入店。ただ、この入店の際にも細かいルールがあって注意が必要です。
そしてオーダーは最初から決めていた通り「棚田のおにぎり定食」です。
最近凝っているハンバーガーもあるのですが、やはりここへ来たら中山千枚田で獲れたお米を食べないで帰るわけにはいきません。
そしてテーブルに届いたのがこれ。まずはそのボリュームに驚きですね。
やはり新米は美味しく、舌平目の竜田揚げと共に大満足のランチでした。
ここでお別れ
ここまでエンジェルロード、ギリシャ風車、こまめ食堂と彼女に付き合ってもらいましたが、いくら彼女が社長で多少は時間の融通が利くといっても、いつまでも僕の私用に付き合ってもらうわけにはいきません。
というわけでランチ終了を以て、彼女は仕事に戻り、僕はツーリングを続けます。
彼女とはもっとゆっくりと語り合いたかったけど、次回にその楽しみはとっておきたいと思います。
忙しい中、時間を空けてくれて本当にありがとう。
また会えることを楽しみにしています!
さて、この日の帰り便は、午後3時15分に坂手港を出港するので、僕に残された時間はあと2時間半。
この段階でちょっとしたロスに浸りながら、ここからは小豆島の北側へ出て、瀬戸内海の海岸線を東へと走って坂手港を目指します。
この道路から見える景色がまた絶景の連続でした。
(つづく)
ありがとうございました!