こんにちは。今日もご訪問ありがとうございます。
さて、第1話はジョン・レノン、第2話はジョン・F・ケネディとして書いてきた、「聖地巡礼 in USAシリーズ」は今回が最後となります。
その最後を飾るのは、史上最強のアイドル・
松田聖子さんです。
アイドルではない
冒頭、史上最強のアイドルと書きましたが、ルックス的には僕の「ストライクゾーンど真ん中」ではなく、「彼女にしたいタイプ」と思ったことは一度もありません。(ちなみに松田聖子は僕よりもお姉さんです)
僕が松田聖子が好きだったのは、キャンディボイスと呼ばれたあの声質と、楽曲とのマッチングです。つまりボーカリストとしての松田聖子が好きでした。
当時は、ニューミュージックと呼ばれた音楽ジャンルが最盛期で、その中でも最も人気があった中の一人である、松任谷由実(ユーミン)、財津和夫(チューリップのリーダー)、尾崎亜美などが作曲家として名を連ねていました。
そして、作詞は伝説のバンド・はっぴいえんどのメンバーだった松本隆さんが、その殆どを書いていました。
つまり、当時の人気アーティストが書いた曲を松田聖子が歌うという構図で、あくまで個人的かつ贔屓的ながら、見事に歌い上げていたという感想を持っています。
ちょっと脱線…
「大村雅朗さんを偲ぶ」
僕が松田聖子の曲を一所懸命に聴いていたのは、自分がギターを弾いてバンド活動をしていたころとほぼ符合します。
当時、オフコースのコピーバンドをしながら自分で曲を作るということもはじめた頃でしたが、作詞や作曲よりも僕が興味を持ったのは編曲(メロディに演奏やコーラスを施すこと)でした。
ギターはそこそこ弾けたので、ベースギターも大丈夫でした。
家には、たまたまピアノがあった(親戚がピアノを買い替える時、お古のピアノを母が貰ってきたらしい)ので、見よう見まねで鍵盤を叩き、譜面もそこそこは読み書きできるようになりました。
ドラムはリズムマシンという画期的な機械があったので、それで対応していました。
このように編曲まで一人で行い、複数の楽器の音を「TEAC 244」という4トラックのMTRで録音するという、一人で一つの曲を作ることへの楽しさを覚えていました。
その編曲に関しては、当時の松田聖子の楽曲のアレンジャー(編曲家)でもあり、名曲・「Sweet Memories」の作曲・編曲をした大村雅朗さんのことが大好きでした。
その大村さんは、40歳代なかばで早逝されたのが残念でなりません。
個人的には、大村さんと松田聖子さんが結婚したらいいのにな~なんて勝手に思っていましたから。
好きな曲ベスト5
話は松田聖子の曲に戻しますが、アルバムで言うと「Pineapple」 「Candy」 「ユートピア」(1982年~1983年)が大好きだった全盛期で、僕が好きな曲もこの頃に集中します。
Pineappleは、赤いスイートピーが発表された頃だと言うとお分かり頂きやすいかなと思います。
この頃からの松田聖子はアイドルソングの歌い手から、音楽の歌い手になったような気がします。
これらのアルバムの前後に発表された曲にも大好きな曲はたくさんあるのですが、あえて、この中からベスト5を挙げると(順不同で)以下になります。
- 水色の朝(作詞:松本隆/作曲:財津和夫/編曲:大村雅朗)
- 真冬の恋人たち(作詞:松本隆/作曲・編曲:大村雅朗)
- マイアミ午前5時(作詞:松本隆/作曲:来生たかお/編曲:大村雅朗)
- セイシェルの夕陽(作詞:松本隆/作曲・編曲:大村雅朗)
- メディテーション(作詞:松本隆/作曲:上田知華/編曲:大村雅朗)
この中でも、特に「マイアミ午前5時」や「セイシェルの夕陽」は(下世話に言うと)ご当地ソングなのですが、いずれも行ったことが無い場所でありながら、その情景が目に浮かぶことに制作陣と歌い手の凄さが表れているなと思います。
ブルーグレイの海
さて、本題です(笑)
アメリカに滞在していた間は、与えられた予算の範囲であればどこに行ってもいいということだったので、「マイアミ午前5時」の歌詞に出てくる「ブルーグレイの海」をこの目で見たいと思い、マイアミ(からキーウエスト)への旅を計画したのは確か8月のある週末でした。
実際、マイアミはセレブの別荘が集まるリゾート地で、観光客も多いながら治安はあまりよくない地域でした。つまり、歌詞のようなロマンティックな感じがする街ではなかったです(笑)
しかし、ここに来るのは渡米前から夢に見ていたこと。
泊まっていたホテルで、午前4時55分に起床し、午前5時になったと同時に「マイアミ午前5時」を聴いたことで、とりあえずは聖地巡礼が完了。
午前5時は、まだ真っ暗でしたが、夜明けにはホテルの窓からこんな景色が見えました。
マイアミのブルーグレイの海はこんな感じです。
セイシェルの夕陽
このようにマイアミに行けたことで、ボーカリスト・松田聖子のファンとしての聖地巡礼が叶ったわけですが、出来ることならもう一カ所行ってみたい松田聖子の聖地があります。
それが「セイシェル」です。
セイシェルとは、インド洋に浮かぶ島国・セーシェル共和国のことですが、ここではセイシェルという単語を使わせてもらいます。
松本隆さんが「真っ赤なインクを海に流している」と表したサンセットのシーンを見てみたいですし、ここから絵葉書でも書いてみたいと思っています。(下の写真は本文とは関係なく、瀬戸の夕陽です)
ブログ後記
僕は、今でも松田聖子さんの曲が大好きで、バイクツーリングの際にインカムのスピーカーから聴こえてくる音楽の90%以上は松田聖子です。(ちなみに残り10%は、サザキヒロシさん、アヤセンなどです)
調べてみると、18枚のアルバムが僕のiPhoneに収まっていたので、1曲を4分として計算すると約12時間分となりますね。
不思議なことに、彼女の声を聴いてると安心できて、バイクの運転が快適になるのです。なので、これからも松田聖子の曲を聴きながらバイクを走らせることになるのでしょう。
ということで、「聖地巡礼 in USA」として3つの話をブログに書いてきました。
ただ、セイシェルに行ってみたいという願いを捨てたわけではないので、いつか「聖子の聖地巡礼」なんてブログを書くかもしれません(笑)
(終わり)
ありがとうございました!