聖地巡礼のバイク旅

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「Like a wind 聖地巡礼」四国ツーリング 2021夏 (EP3)

こんにちは。今回もご訪問ありがとうございます。

四国WESTツーリング第3話は、2日目の話に入ります。

 

この日は、最初と最後がLike a wind聖地、その間は四国八十八所の札所を巡礼するスケジュールです。

ということで、中村第一ホテルさんを朝7時過ぎに出発。この日も素晴らしい天気です。(激暑であることを除けば…笑)

 

 

 

安並水車の里

最初に向かったのが宿泊していた中村第一ホテルから数分のところにある安並水車の里。

田んぼの真ん中に敷かれた水路に大小いくつもの水車が並んでいる景勝地です。

ここもさおりんが紹介してくれたLike a wind聖地なのです。

「安並水車の里」
高知県四万十市安並2367

元々は、四万十川の支流・後川から四ヶ村を灌漑するために作られたもので、現在は観光用に設置された水車が地元の方たちの管理により設置されています。

そういえば、僕が幼い頃は、我が家の周辺にも小さな川や水路がたくさんありました。

しかし水道の発達と田んぼの面積減少に比例して、それらは道路に変わっていきました。

農業においての水車とは、そもそも水路から水を汲み上げるために設置された灌漑の施設ですが、こうやって観ると田舎の風景に見事にマッチして情緒的ですね。

 

 

四万十川

今回の四国WESTツーリングでは、何を犠牲にしてもここにだけは来たいと思っていた場所、それが四万十川です。

日本最後の清流とも呼ばれる四万十川。

以前、この近くを通った時は既に夜で、何も見えないままに通り過ぎたことで「いつか必ず」と強い想いを持っていました。

今回のツーリングもこの四万十川訪問を中心にしてルートを組んだといっても過言ではありません。

おかげさまで、この日の天気も雲一つなく(激暑であったことを除けば)最高のシチュエーション。

贅沢を言うと、その良すぎた天気を反映してか、水流が少なかったことが景観的には少し残念でした。

このような美しい風景は何があっても大切にしなければならないと思いますね。

 

 

佐田沈下橋

この四万十川と言えば「日本最後の清流」という言葉が浮かぶのと同時に欄干の無い「沈下橋」も修辞の一つだと思います。

四万十川に来て、沈下橋(またその中でも最も著名な佐田沈下橋)を渡ることは長年の夢でした。

両サイドに欄干が無い橋を渡るのは怖いです。吊り橋を渡る時とはまた違ったスリル館ですね。教習所の一本橋を思い出して、前方ただ一点のみを見つめて走りました。

ただこの沈下橋は決して観光名所ではなく、地域の皆さんの生活道路の一つ。

邪魔になってはいけないので車が来ないことを見計らって、何度か往復させて頂きました。

 

ここもLike a windの聖地のひとつで、さおりんが紹介してくれました。この映像では、佐田沈下橋をいろんな角度から観れますのでこちらもぜひ。

【Like a wind】
ヤマハドラッグスターで行く!高知ツーリング vol.1

https://youtu.be/8UPQIkXSgHA

(2022年2月3日 O.A.)
※佐田沈下橋のシーンは3:09あたりから

 

 

足摺岬へ

さてここからは、四国八十八所の札所をいくつか巡ります。

その最初は、四国最南端にある寺院で、足摺岬のすぐそばにある金剛福寺(第38番)。

佐田沈下橋からは国道321号をほぼ真っ直ぐに南下していきます。

さすがにここまで来ると南国情緒がたっぷりです。

僕は約9年ぶりの金剛福寺訪問ですが、その時は目の前にある足摺岬をパスしてしまっていたのです。

四国お遍路は、それだけのために行くものであって、観光やグルメを楽しむのはご法度という変な戒律を自分たちに課していたためです。今考えると勿体ないことをしました。

ということで、今回は躊躇うことなく金剛福寺参拝の後、足摺岬へ行ってきました。

同じ太平洋ですが、(あくまで感覚的ですが)室戸岬から見るより、こちらの方が黒潮っぽく見えてしまうのは気のせいでしょうか。

とにかく四国最南端の地・足摺岬まで来れたことで大きな達成感を覚えることが出来ました。

 

 

少しの時間、お遍路さんに

足摺岬が今回のツーリングの折り返し地点。

ここからは豊後水道に沿って北上し、この日の最後の訪問地・四国カルストに行くまでの間、その途中にある四国八十八所の札所をいくつかお参りします。

ここからは、お遍路さん姿でバイクに跨り、途中、景色の良いところで写真を撮りながら、延光寺、観自在寺、龍光院、龍光寺を参拝させて頂きました。

上の写真は、四国第40番の観自在寺

下の写真は、宇和島へ向かう途中の叶崎(かなえざき)。

ここは写真での紹介だけにとどめます。

この後、ランチを摂り、四国カルストへと向かいました。

 

 

ランチは回転寿司

ここまで来るとやはり食べたいのが宇和島の名物・鯛めし

鯛めしにも、色々と種類があるようで、

  • 宇和島では「鯛のお造りをご飯に乗せて、和風だしをかけて食べる」ものを鯛めしというようです。(写真左側)
  • ちなみに松山から東側では鯛を一尾、ご飯と一緒に炊き込んだものを鯛めしというようです。(写真右側)

松山出張の時、この両方を食する機会があり、いずれも美味しかったです。

ただ今回は「宇和島で宇和島鯛めし」を食べようとお店を探したのですが、昼間にそれを食べさせてくれるお店を探し出すことが出来ませんでした。

もう、どこかで妥協するしかなく、そんな中で見つけたのが回転寿司のお店。

ただ不幸中の幸いと言うか、これがなかなか美味のお店でしたよ。

特に満足だったのが「のどぐろの握り」と「鯛めし風の軍艦」。コスパ最高でした。

(ちなみに、ほんまもんの鯛めしは、この日の夜にリベンジしました)

 

 

 

四国カルスト

次の訪問地・四国カルストがツーリング2日目の最後の訪問地

四万十川・佐田沈下橋・足摺岬と並んで、今回のツーリングのメインの訪問地の一つと位置付けてきたスポットです。

宇和島からは綺麗に整備された道路を走り、最後は狭いワインディングを上っていきます。

振り返ってみれば激暑の3日間でしたが、この四国カルストへの上り坂の時だけは、木々のトンネルと標高のおかげで暑さを忘れました。

そして、宇和島から約70km、1時間半くらいで到着です。

四国へのバイクツーリングは幾度となく来ているのですが、四国の西側まではめったに来れません。特に足摺岬や宇和島あたりまで来ると、やはり日程的に1泊では難しいです。

こんな事情もあるので、今回の機会に何としても四国カルストへ来たいと思っていました。

MEMO

四国カルストは東西約25kmにおよぶカルスト台地で、日本三大カルストのひとつ。3つの中では最も標高の高い場所にあり、高原の雄大な景色や珍しい高原植物を楽しむことができます。

白い岩肌の石灰岩、緑の草原、放牧された牛たちが織りなす牧歌的な風景は「日本のスイス」とも称され、訪れる人々を癒してくれます。

晴れた日にはどこまでも続く四国連山が一望でき、雲の上の大パノラマが広がります。

四国(徳島・香川・愛媛・高知)の公式観光サイト|ツーリズム四国

四国カルストと一口に言ってもエリアは広いのですが、この日の宿泊場所は松山市内(道後温泉)に設定していることや、現地の到着および滞在時間を考えると、UFOラインなど東の方へ行くことはできず、姫鶴平から天狗高原あたりまでが限界と考えています。

ここまで来て少し勿体ないのですが、日が落ちてしまうとやはりリスクが高まると思います。

 

 

天空の道

四国カルストの中でも有名な「姫鶴平(めづるだいら)」は愛媛県久万高原町にあります。

その久万高原町のHPからダウンロードさせて頂いたマップがこれ。四国カルストの全体感が分かると思います。

そして、これが姫鶴平から伸びる天空の道

日が傾いた頃、雲一つない空、平日で好いている道、絶好のタイミングでここに来ることが出来ました。(ちなみにこの翌日は、四国全域が曇り空でした)

さらにこの先の天狗高原辺りまで行くと周囲の山々を見下ろすことができます。

この360度パノラマの景色はそうそうお目にかかれるものではありませんね。

 

MEMO
この四国カルストもLike a windで紹介された聖地で、その時のナビゲーターは愛媛ご出身の宇田恵菜さんでした。

【絶景】【バイク女子】カワサキZRXで行く!愛媛ツーリング vol.2 - YouTube

彼女が紹介してくれた、ペンションもみの木のチーズケーキも食べてみたいし、古岩屋荘の雉料理も食べてみたいので、ここには必ず再訪したいと思っています。

 

 

無念の道後温泉

この日の泊りは松山市内。アビスイン道後松山というホテルに泊まります。

ここは松山の繁華街・大街道の近くだし、ホテルの目の前にある停車場から松山名物の路面電車に乗れば道後温泉本館へも数分です。

今回、松山を2泊目の場所にした目的はもちろん道後温泉(道後温泉もLike a wind聖地のひとつ)で、ここへは何度も仕事で来ていますが、道後温泉本館のあの情緒に飽きることはありません。(下の写真は以前ここを訪問した時に撮ったもの)

 

ただ…現在は道後温泉本館は改装中で本館はシートで覆われています。

かつコロナの影響で入場制限中。しかたなく新館でお湯に浸かることにしました。

初日のまゆみの店や土佐の塩丸、この日の宇和島でのランチなどを含めて考えると、何度「無念」と感じたことか…

 

 

リベンジの「宇和島鯛めし」

ただ新館も情緒に欠けるだけで道後の湯であることには間違いなく、この日の激暑に耐えた体をしっかり癒すことができました。

そしてもう一度、本館の近くまで戻りこの日の夕食タイムとなります。

ただ、その前に道後ビールを風呂上がりの食前酒として頂きます。いわゆるクラフトビールで、その独特のコクがとっても美味でした。

 

そして、いよいよ食事の時間。

ランチで食べそこなった「宇和島鯛めし」を松山で食することとしました。

鯛のお刺身、ご飯、卵黄入りの特製出汁がそれぞれ分かれて出てくるので色々なバリエーションを楽しむことができます。

ホントに美味で、ランチのリベンジをすることができました。

 

ということで、2日目が無事に終了。いよいよ明日が最終日です。

当初の3日目の予定では、松山から瀬戸内海沿いに大阪への帰路に就き、さおりん聖地をたくさん巡礼して帰宅する予定でした。

ただ、これまでの2日間と違い、天気が今一つの予報。その結果、3日目の予定を少し変更することとしました。

 

ということで、今回はここまで。

次回が四国WEST聖地巡礼ツーリングの完結編となります。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

(つづく)

 

 

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