2月5日の土曜日、鳥取県にある名湯・三朝(みささ)温泉に行ってきました。
伯父が「美味しいものでも食べて元気を出せ」とカニを食べに行く日帰り旅行に誘ってくれたのです。
オミクロン株が猛威を振るうこの頃ですが、僕のことを心配してくれてのことですし、伯父が「感染対策を万全にして行こう」と言ってくれるので、伯父、従弟(伯父の息子)、そして僕の3人で行ってきました。
JRのカニカニ企画
JR西日本では、毎年「カニカニ日帰りエクスプレス」という企画旅行を販売しています。
京阪神からJR特急に乗って北陸・北近畿・山陰などへ行き、現地の旅館や民宿などでカニ中心のお昼ご飯を食べて、温泉を楽しみ、その日のうちに帰ってくるというものです。
毎年、この時期の人気の日帰り旅行でして、平日でも電車は満席になることも珍しくないようです。
今回、伯父は鳥取県西部の「三朝温泉」をチョイスしてくれて、朝7時30分に新大阪駅を出発する特急「スーパーはくと」に乗って、片道約3時間半の旅へ出掛けてきました。
ちなみに電車名の“はくと”は“白兎”のことで、山陰・因幡地方に伝わる「いなばの白うさぎ」伝説に因む名前です。
雪の山陰
この週末の日本海側はいずれも大雪の予報。今年は特に大きく降る回数が多いようですね。
大阪を出発し、瀬戸内海沿いを走っている時は快晴でしたが、姫路から佐用を経て岡山県と鳥取県の県境あたりでは周囲はもう真っ白。
車窓から外を見ると、吹雪いているところもあります。帰りは大丈夫なのか?と不安に駆られるくらい。
さて、電車は定刻の10時43分にJR倉吉駅に到着。ここからお迎えの車に乗って今日の目的地・三朝温泉の旅館「三朝薬師乃湯・万翠楼」さんへと向かいます。
旅館は貸し切り
この日、日帰りで来た客は我々3人だけのようですし、既に宿泊客のチェックアウトタイムは過ぎています。
なので館内はガラガラで完全な貸切状態でした。キャンセルが続出のようですね。
さて、我々が到着後にすぐに向かったのはお風呂。
旅館自体が貸し切りなので、当然、お風呂も貸切でした。
万翠楼さんの大浴場は広く快適で、お湯の温度はとても適切で、ゆっくりと長い時間浸かることができました。
なお、泉質を含めた三朝温泉の詳しい情報はこちらをご覧ください。
カニのフルコース
そしてお待ちかねのランチタイム。
個室が用意されていて、この部屋をでゆっくりと美味しいフルコースのカニ料理をいただくことができました。
特に美味しかったのは、三杯酢で頂いた茹でガニ。
余すことなくきれいにカニの身を外せて、最後まで美味しくいただきました。
とにかくフルコースのカニ料理はどれも美味しく&ボリューム満載で、この日の夜は食べなかったくらいでした。
ちょっと散策
美味しい料理、そしてビールと日本酒でお腹いっぱいになった頃、天気が急回復し窓から火の光が差し込んできていることに気づきました。
そこで、先ほど飲んだ日本酒「三朝正宗」の造り酒屋さんが近くにあるってことで、そこへ行ってみることにしました。
万翠楼さんの目の前が三徳川で、目の前に三朝温泉のランドマークである三朝大橋がります。
この橋を渡って左手方向に歩いていくと商店街があって、途中に無料の足湯場があったりします。
そして、そのすぐ先に「藤井酒造合資会社」がありました。さっき飲んだお酒の製造元です。
ここの店主が面白い方で、色んな話を聞かせてもらいながら、色々と酒を試飲させてもらいました。
この絶妙トークにノセられて、原酒、本醸造、そして甘酒を買ったのですが、試飲させてもらった中で一番美味しかったのが甘酒であったことは内緒です(笑)
Like a wind 聖地巡礼
万翠楼さんの目の前にある三朝橋の東側に露天風呂があります。
これは三朝温泉の名物の一つで無料で入浴できるのです。
ここはかつて「バイク情報番組 Like a wind」で紹介されたスポットで、さおりん(奥沙織さん)が紹介してくれました。
(そのシーンは10分01秒から)
極寒の中、そして伯父と従弟がいる中、さすがに入ろうとは思いませんでしたが、図らずも聖地巡礼ができて感激。
次回、山陰ツーリングに来ることがあったら、その時はぜひ入ってみたいですけどね。
お土産は牛骨ラーメン
2020年9月、コロナが一息ついたころ、仲間と山陰ツーリングに出かけた際に「香味徳」というお店で「牛骨ラーメン」を食べました。
このお店もかつてバイク情報番組 Like a windで紹介されたお店なのですが、見た目はシンプルでもその素晴らしい味に感激したことは今でも忘れられません。
(その時に書いたブログはコチラ)
また絶対に食べたいラーメンの一つなのですが、その香味徳の牛骨ラーメンに出会いました。場所はJR倉吉駅の売店で、こんな感じで(笑)
牛骨ラーメンは、鳥取県のソウルフードと呼ばれていることは知っていましたが、お土産にもなっているのですね。
迷わず買いました。食べるのが楽しみです!
ブログ後記
本来ならシーズン最高潮のこの時期ですが、JR車内もガラガラで、旅館もガラガラ、三朝温泉街もガラガラでした。
不謹慎かもしれませんが、その分、安心して楽しめたわけです。
僕の幼い頃、両親が離婚しましたので僕は母に育てられました。
伯父はそんな僕を幼い頃から見守ってくれて、父親代わりのような存在です。
本来なら僕がご馳走しないといけないのですが…
今回、伯父、従弟とゆっくり充実した時間を過ごせて「元気が出た」ことは言うまでもありません。
帰りの電車の中で、伯父から言われた「残された家族で力を合わせて頑張れ」という言葉をしっかりと噛み締め、しっかり生きていきたいと思います。
伯父上、温かい一日を本当にありがとうございました!
(終わり)