聖地巡礼のバイク旅

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旅の日記「花のお江戸でグルメと寺社参拝」



◎出張で花のお江戸へ
今年初めての出張は花のお江戸でした。
まず金曜日(1月13日)の夜に東京に入って、クライアントが予約して下さったホテルにチェックイン。
 
この日は20年来のお付き合いを頂いている他社の方とちょっとした新年会。
仙台料理を堪能させて頂きました。
 
2日目の土曜日が仕事の日で、朝からあるセミナーにオブザーバーとして参加させて頂き、そしてこの夜は「てっちり」をご馳走になりました。

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この週末は記録的な大寒波という事で、東京都内に降雪は無かったものの夕方以降はやはり底冷えの寒さ。こんな日は「ひれ酒」が最高でした(^^)/
 
 

 
◎公私混同だけど…巡礼へ
 
そして日曜日(15日)は帰阪の前にいくつかの神社やお寺を詣でることにしました。
仕事で行った先で、かつ頂戴した交通費で巡礼というのは紛れもなく公私混同なのですが、そこはお許し頂くということで。

ところで、仕事柄(コンサル&講師業)、出張が多いのですが最もよく行く先は名古屋です。

その名古屋出張時、仕事会場であった「東照会館」の前にあるのが名古屋東照宮で、ここで御朱印を頂いた際に三つ葉葵の御紋がついた御朱印帳を授けて頂きました。
 東照宮巡り
 
その際、「全国東照宮めぐり」という冊子を頂いたのですが、これをきっかけに(おそらく相当な時間はかかるだろうけど)国内にある東照宮の御朱印を頂いてみることにしました。
 
 
 ▼名古屋東照宮で頂いた御朱印
 名古屋東照宮

この冊子によると全国東照宮連合会に加盟している神社は38社あるということで、その中で10社を参拝して御朱印を頂くと記念品を授与して頂けるということ。
 
まずはその10社を目標にして、可能なところから参拝させて頂くことにしました。
さすが関東には日光東照宮をはじめ16社があって、都内だけでも5社があります。
今回は、その中の「浅草神社」と「上野東照宮」を詣でることにしました。
 
 
 
 
◎まずは浅草へ
 
調べてみると浅草神社は雷門で有名な浅草寺に隣接しているよう。
隣接というより、昔は浅草寺と浅草神社は神仏混交の寺社だったようですね。
 
ということで、まずは雷門(風雷神門)を通って、仲見世を抜けて浅草寺の本堂へ。
この雷門は松下幸之助さんの寄贈で、ここにかかる大提灯にも松下電器の文字が入ってます。

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このご本堂(ご本尊は聖観世音菩薩)は昭和になってから再建されたものですが、その規模はすごい!参拝者も多くかなりの賑わいでした。
 
 ▼山門
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 ▼山門(本堂側)とスカイツリー
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 ▼本堂
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この後、浅草寺の御朱印を頂戴するために影向堂(ようごうどう)に行ったのですが、すごい行列で並んでから御朱印を頂くまでに40分近くかかりました。
 
 ▼右が浅草寺ご本尊・聖観音、左が大黒天(浅草名所七福神)
 浅草寺

こんなのは初めての経験でして、さすが花のお江戸の人気観光スポットにあるお寺はすごいと感じましたね。
 
 
 
 
 
◎そして浅草神社へ
 
浅草寺の本堂のすぐ隣に浅草神社があります。
そして鳥居をくぐって驚いたのが、拝殿前で柏手を打つための行列。
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初詣の時などはよく見かける光景ですが、まさかまた並ぶことになるとは…
 
神社の宮司さんに聞いた話では別に並ぶ必要はないそうなのですが、あまりにも皆さんが行儀よく並んでいるので、仕方なくそれに従う事にしました。
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浅草寺の本堂では、皆さんそれぞれに手を合わせていたのとは違うし、皆さんの行儀のよさにちょっと戸惑いを感じてしまいました。
 
ちなみにここで東照宮の御朱印帳に御朱印を頂戴したのですが、浅草寺もこの浅草神社も受付をした時に番号札を渡して、後ほどその番号札と交換というシステムでした。
御朱印を頂く人が多いので、このような形式なのですね。
 
 ▼右が浅草神社、左は恵比寿さん(浅草名所七福神)
 浅草神社

 
 


 
◎続いて上野公園へ
 
浅草を出て、今回のもう一つの目的地・上野へ向かいます。
東京メトロ銀座線で5分程度の距離でした。
お目当ての上野東照宮は上野公園にあります。
 
考えてみれば、これだけしょっちゅう東京には来ているのに上野に降り立つのはこれが初めて。もちろん、上野公園も初めてです。
 
ところで、この上野公園は徳川将軍家の菩提寺である東叡山寛永寺の旧境内地だそうです。
 
 ▼(旧)寛永寺 五重塔
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寛永寺といえば芝の増上寺と並んで徳川家の帰依を得て大変栄えたそうで、最盛期では現在の上野公園の2倍以上の敷地を誇っていたようです。
 
ただ、幕末の混乱期に主要な堂宇の多くが消失して、さらに第二次世界大戦の際の空襲でさらに徳川家霊廟なども失われたそうです。
 
その上野公園の中を歩いて上野東照宮に向かう途中に寛永寺の文字と共に「清水観音堂」が目の前にあったので参拝させて頂くことにしました。
 
 ▼清水観音堂
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昨夏に播州の清水寺、昨年末に京都の清水寺、年明けに大阪の清水寺、そして今回は東京の清水観音堂と、なぜか清水さん(全てご本尊は観世音菩薩)にご縁があるようです。
西国三十三カ所の札所を回る僕にとっては、これはとても有難いことです。
 
この清水観音堂は、寛永寺の主要な伽藍の一つで、公園内の丘の上にあります。
そしてここにも「清水坂」があって、この坂の下から見る清水観音堂は、少し京都の清水寺に似ているような気がしました。

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◎今回の最後の参拝地は「上野東照宮」
 
さっきの清水観音堂から徒歩3~4分で、上野東照宮の境内に着きます。
鳥居をくぐって右手に寛永寺の五重塔を見ながら参道を進むと絢爛豪華な装いの唐門が見えてきます。

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拝観料を収めると修復なった社殿を見ることが出来るのですが今回は諦めました。
それでも塀の外からはその豪華な感じは十分に感じ取ることが出来ます。

やはり、三つ葉葵の御紋が至る所にちりばめられているのを目の当たりにすると、徳川家の権勢の凄さを見せつけられたような感じがしました。

上野東照宮

 
 
(終わり)
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